森友学園疑獄の公文書改ざんに「不起訴不当」の検審議決・・・なんとも生温い!! タイミングを見計らったかのように新元号発表直前というのも胡散臭い!!

 くろねこの短語  2019/3/30

くろねこも参加するところの「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」が、森友学園疑獄における公文書偽造などについてシュレッダー佐川君を筆頭とするお歴々が不起訴処分になったことを不当として検察審査会に申し立てたのは昨年の6月のこと。

その議決がようやく出たんだが、なんとまあ「不起訴不当」というまったくグレーなものでありました。
 
「不起訴不当」ということで検察は改めて捜査をせざるを得ないんだが、そこでまたしても「不起訴」ってことになったら、ペテン総理の私人の嫁が深く関わっているこの極事件はすべてチャラになっちゃうんだよね。だから、検察審査会は「起訴相当」として強制起訴すべきだったんだね。
 
でなけりゃ、「『改ざんを指示していない』という供述に信用性はない」「改ざんは一般市民の感覚では許されず、言語道断」「事実関係を明らかにすべく公訴を提起する意味は大きい。検察官が捜査を尽くすことを要請する」とした議決理由が、なんとも虚しいものになってしまう。

 
それにしても、1年近くも経って、しかも新元号発表の直前に議決を出してくるとはねえ。週明けには新元号フィーバーで、公文書改ざんの「こ」の字も報道されることはないでしょうからね。わかりやすいと言ってしまえばそれまでだけど、いちいちやることが汚いねえ。上が上なら下も下ってことか。
 
再捜査の後に、検察がどんな結果を出してくるか。その内容いかんでは検察の政権忖度が改めて浮き彫りになりかねないから、けだし見ものではあります。