籾井会長を拒否する声なき多くのNHK職員と、安倍首相を拒否する声なき多くの国民こそ主役になる時だ
2015年02月21日 天木直人のブログ
籾井会長の醜態が再び国民の前にさらされた。しかもこれ以上ない見苦しい姿で。民主党との会合で、これまでの数々の失言が追及された時、見事に開き直ったあの醜態の事だ。
普通の組織なら、このような人物がトップでいられるはずがない。
ましてやNHKという公共放送のトップなど許されるはずがない。
このような籾井氏がNHK会長に居座り、暴言を繰り返すのも、時の権力者である安倍首相の庇護があるからだ。
しかし、このような会長の下でも、声なき多くのNHK職員は頑張っている。腐りきったNHKでも、いい番組は数多くつくられ放映されている。
たまたま見た今朝4時頃のNHKBS番組もそうだった。
沖縄の島々を空中から散歩する紀行番組がそれだ。自衛隊配備の是非をめぐる住民投票があす開かれるという与那国沖をはじめ、沖縄の海は限りなく美しい。
その沖縄の島々に、戦争を行う米軍基地や、集団的自衛権行使容認で米軍と一体となる自衛隊施設が、どんどん増設されつつある。
こんな事を強行する安倍首相を絶対に許してはいけない、その安倍首相の言いなりになる籾井会長を居座らせてはいけないという、NHK職員の無言の抵抗であると思って私はこの番組を観た。
同じ事が国民にも言えるに違いない。この国のトップである安倍首相の暴言、暴走が止まらない。ついに予算委員会で野次を飛ばしたことがテレビで国民の前に流され、身内の予算委員長にさえ、たしなめられるという前代未聞の醜態を演じた。
こんな政治家が首相で居直り続け、平和なこの国を変えようとしている。それを制止しなければいけないこの国の野党政治家、政党がまったく機能していない。耐え切れない思いで今の政治を見ている声なき声の国民は多いはずだ。
安倍首相を絶対に許す事は出来ないと思いつつ、なす術の無い無力な自分にいらだつ国民は多いに違いない。その声なき声を政治勢力に結集して安倍暴政をくじく。
そのための政党が憲法9条新党である。主役はあくまでも憲法9条である。それはまた、憲法9条の下に集まる無名の国民たちである。つまり主役は私であり、あなただ。私はあなたであり、あなたは私である。
来年夏の衆参同時選挙の前までには必ず憲法9条新党を実現し、安倍首相の暴言、暴政を止めなければいけない。そういう思いを強くさせてくれたNHKBS番組「沖縄 ちゅらさんの海紀行」であった。
そういう声なき多くのNHK職員とそれに連帯する声なき多くの国民に乾杯!
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