安倍首相の脳内では「任命責任は私にあります」と言えば責任を取った事になってる?

まるこ姫の独り言 2019/10/26

安倍首相、閣僚に不祥事が起きて辞任した際、必ず「任命責任はわたくしにあり、こうした事態になったことに対して国民の皆様に深くお詫びを申し上げます」と言ってきた。

それで何か具体的な行動を起こすかと思いきや、言っただけで終わり。第二次政権になってからでもこれだけの閣僚が辞任して来た。


>2014年10月、政治団体の不明朗な政治資金支出を巡り、小渕優子経済産業相が辞任

>2014年10月、選挙区でのうちわ配布問題で松島みどり法相が辞任

>2015年2月、補助金支給が決まった企業からの献金問題で西川公也農相が辞任

>2016年1月、建設会社からの金銭授受問題で甘利明経済再生担当相が辞任

>2017年4月、東日本大震災被害を「まだ東北で良かった」と発言し、被災者を傷つけたとして今村雅弘復興相が辞任

>2017年7月、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽問題で稲田朋美防衛相が辞任

>2018年2月、体調不良で江崎鉄磨沖縄・北方担当相が辞任

>2019年4月10日、東日本大震災を巡り、復興以上に政治家が大事と発言した責任を取って桜田義孝五輪担当相が辞任


そして今回の菅原一秀の公職選挙法違反の疑いありで、国会で突かれた挙句、進退窮まって経産相の職を辞した。安倍首相はその都度、しかめっ面をして「任命責任はわたくしにあり、こうした事態になったことに対して国民の皆様に深くお詫びを申し上げます」とは言うものの、それで自分の責任は済んだとばかりに終了。

謝りたくない病にかかった人間が、一応は謝罪らしきものをし、それで自分の任務を果たしたと思っているとしか思えない位に、私たちの考えている「責任」とは程遠い。

膿を出すとか、再発防止とか、一応、国民受けする言葉を発するが、その後も何度も何度も再発をしているところを見ると、やる気などまったく感じられない。一応、テンプレートのようなものを発表すれば、許してもらったとの解釈だろうか。もしくは、次の大臣を任命することで自分の責任を果たしたと思っているのだろうか。


一般的に、自分に責任があると発言した場合、言っただけでは済まないと思うし、少なくとも企業のトップを見ていると、最低でも減俸何か月とかの罰則は自分に課している。

が、安倍政権に関しては、総理も副総理も官房長官にも何のペナルティもない。他の政権だったら、上に上げた一件だけでも内閣が吹っ飛ぶくらいの衝撃なのに、メディアは韓国の政治に関してはやたらに興味を持って、連日総バッシング状態なのに、日本の政治に関しては一過性の超大甘な報道しかしない。

韓国に対するように執拗な報道をしていたら、とっくの昔に安倍政権は雲散霧消状態だ。そりゃあ長期政権にもなるよな。メディアは総動員で高下駄は履かせるわ、ものすごいハンディを上げるわ、警察も検察も眠ったふりをするわでは。

これだけサポートして貰えれば、10年だって20年だって政権を維持できる。