備蓄米を買う為に大行列、今、何時代?
まる子姫の独り言 2025/6/2
昔からどんな上手いものでも行列をしてまで食べようと思わない自分の性癖から、事前に農協の直売所で多分備蓄米らしい「ごはんだいすき」税込み3350円を買っていて大正解だった。6月1日、政府の備蓄米である古古米+古古古米が、放出されるとあって大行列にはなるだろうと思っていたが、見ただけでげっそりするほどの大行列だった。
一番乗りでドヤ顔をする人まで。
そもそも税員(国民の金)で業者から備蓄米を買い上げてきたのに、なんでまた国民が金を出して備蓄米を買わなければいけないのか。無料で放出すべきじゃないか。無料の備蓄米を一番乗りでゲットしたのなら「よくやったね」と言えるが、長時間並んで2000円以上、10キロ換算で4000円以上出してまで買わざるを得ない状況を作ったのは、今英雄視されている自民党で、すごく違和感がある。
そもそも今回の5キロ2000円、10キロに換算すると4000円程度は、今まで普通に買えていた金額だ。その金額を今では大行列しなければ買えないのは、自民党政権の農政の失敗に尽きる。自民党の長年の減反政策のしわ寄せがきて、まともに米も食べられない状態になっているのに誰も怒らない。
大人しく行列に並び、大人しく米を買い、挙句一番乗りを自慢げに米を高々と掲げて見せる。しかもみんな、進次郎に良く放出してくれたとお礼まで言っている。すごい変。多分、国民の思考は戦時中と何ら変わっていないのではないか。お上意識が根付いてしまっている。
選挙に向けての自民党の「マッチポンプ」だという事を理解している人がどれだけいるのだろう。しかもメディアは、なぜ古古米や古古古米まで放出せざるを得ない状況になったのか、不作でもないのに新米が異常に高くなったカラクリより、古古米や古古古米古古古古米の美味しい食べ方とか、備蓄米を買った人の家に出向いて味はどうなのか、匂いはどうなのかとの方ばかり報じている。
問題意識のかけらもないメディア。へえ?日本ってこれほど平和で呑気な国だったっけ?
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