佐賀県山口知事「米価このまま維持されるべきだ」問題はそこじゃない


まる子姫の独り言 2025/4/26

まったく何を考えているのか、佐賀県知事、
いかにも正論を訴えているかのような発言だが、問題は国民側ではなく政府側だと思う。


【佐賀】山口知事「米価このまま維持されるべきだ」 稲作農家の経営踏まえ「他の品目に比べて安すぎる」 4/26() 12:07配信 西日本新聞


>佐賀県の山口祥義知事は25日の記者会見で、価格高騰が続くコメについて「米価はこのまま維持されてしかるべきだ」と述べた。


生産者であのる農家のコメの卸値が上がっていて農家が守られてのコメ高騰なら仕方がない面はある。
ところがこの国では「食の安全保障」がおざなりにされてきた。本来は最低限主食だけは価格高騰にならないようにするのが政府の仕事だろうに、国民がコメを食べないからと減反・減反でどんどん田んぼを減らしてきたツケがここに回って来たのと違うか。


「食の安全保障」の観点から言っても、減反した農家に保証するのではなく作った農家に保証して、余った分は他国に売れば良かったし、どこの国でもやってきたことじゃないのか。
日本だけは減反が主流になって来た。カツカツの減反政策では有事の際に大変困るのは国民だ。


今回の騒動で政府も少しは分かったかもしれないがこれを立て直すのには大変な時間と労力を要する。
この県知事が、政府に陳情するなら話も分かるが、なんで政府の失政の責任を消費者がとるのが当たり前のような話をするのか。


大企業は賃金が上がっているかもしれないが、賃上げもままならず重い負担ばかりのしかかっている国民もいるし、この異常な物価高騰、電気・ガス、ガソリン高騰と、すべてが国民の生活を直撃している。


そんな中「米価はこのまま維持されてしかるべきだ」はとても冷酷で無慈悲に聞こえる。主食である米は誰もが安く購入できて当然じゃないか。
最低限生きていくのに、米と水さえあればなんとかなるが、コメの価格が例年の2倍以上になっているのに「米価はこのまま維持されてしかるべきだ」の言い方は本当にキツイ。


多分、農家は安い卸値で降ろし、中間業者だけが潤っているのじゃないの?状態だから、政府が備蓄米を放出しても全然末端には届かず、国民はいまだに高い米を買わざるを得ないことになっているのに、それを甘受しろ見たいな県知事の発言はどうかと思う。
はっきり言って、今回の米騒動は政府の失政だ。消費者にツケを負わせるのではなく政府に文句の一つも言ったらどうか。