自民・茂木氏、裏金の国庫返納「難しい」生まれ変わる気全然なし

まる子姫の独り言　2024/8/30

総裁選に出る奴は、生まれ変わるとか新生自民党とか言っているが、中身は全く生まれ変わる意思なし。茂木が言っている。裏金の国庫返納難しいと。「国庫返納」も総裁選の時だけの虚言の一つだろうが、それにしても「国庫返納難しい」のにべもない一言にはガックリ来る。

しかし茂木らしい、上から目線の木で鼻をくくった発言だ。ちなみに、確か岸田も秘書官だった息子のボーナスを国庫返納と言っていたが、本当に返納したのだろうか。本来なら「国庫返納」ではなく、裏金を返還すべき法律を作るべきじゃないか。すぐに法律化できると思うがみんなダンマリ。総裁選の時だけ、国民向けに口当たりのいいことを言っているだけで、自民党は改革する気は全然ない。

それなのに、生まれ変わるとか、新生自民党とか、笑わせる・・

＞自民・茂木氏、裏金の国庫返納「難しい」　河野氏の考えに対し　　　　　　　　　　　　　　　　8/27(火) 11:26配信　毎日新聞

＞自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、河野太郎デジタル相が政治資金収支報告書への不記載があった議員に対し、不記載額を国庫に返納させる考えを示したことに関し、茂木敏充幹事長は27日の記者会見で「過去に遡及（そきゅう）することはなかなか難しい」との認識を示した。

河野だって、国庫返納と言っているのは総裁選で党員にウケのいいようなことを言っているだけだと言うのはすぐにわかるが、それを受けての茂木の発言も、自民党らしいにべもない発言で、茂木らしいと言えば茂木らしい。

茂木はいつも、反発を招く発言ばかりしている。だから党内でも嫌われているのだろう。河野が総裁になるのも、茂木が総裁になるのも、五十歩百歩で、二人とも独裁気質の総裁になろうであろうと思えるが、本当に自民党も「昔の名前で出ています」的な人材しかいない。

もっとも、今の立憲も似たようなものだが。しかも総裁選出馬のほとんど、全員と言っても過言でないほど、過去閣僚になったり要職に付いたりしているだけの議員がお祭り騒ぎに花を添えるかのように出馬をしている。本当に優秀かどうかは疑問だ。

この国では、官僚が議員の手となり足となって寝る間も惜しんで働いていて、実際に政策を動かすのは官僚たちだと思う。安倍も菅も岸田も、その大臣に不祥事や舌禍が発生した時には、馬鹿の一つ覚えのように「適材適所」と言ってきたが、素人が考えてもどこが適材適所なんだろうと言う議員ばかりだった。

持ち回りや、たらいまわしで大臣にしたのではと思えてしまうほど、「え？こんな人でも大臣になれるの？」のような大臣が数多くいた。自民党の総裁選もメディアがお祭り騒ぎに仕立て上げているだけで、実際は中身のない人たちの人気投票じゃないか。

投票権の無い有権者も、進次郎は親の代から見ているからとか、小林がさわやかだとかで大騒ぎ。

やっぱり、「国民の程度が政治家の程度」という事だ。誰が言い始めたか知らないが、真理をついている。 

予算の概算要求　「聖域」膨張は禍根残す

2024年8月31日北海道新聞

　
来年度の予算編成に向け各省庁の概算要求が出そろった。一般会計の要求総額は過去最大の117兆円超の見通しという。日銀が利上げに転じて初の予算編成で、利払い費もかさみ国債費は28兆円と最大を見込む。

　
金利のある時代を迎え、借金に依存しない道筋を探るべきなのに、防衛力強化や少子高齢化対策などで規模が膨らんだ。金額を示さない「事項要求」が今回も目立つ。予測困難な場合の例外のはずが、半導体量産支援や物価高対策など目玉政策にも多く見られる。今後の大幅上乗せ要因となりかねない。

　
骨太方針ではコロナ禍を経て「歳出構造を平時に戻す」と言及したが、岸田文雄政権はバラマキを最後まで改めなかった。実際の予算編成を担う次期政権には厳しく検証し、メリハリの利いた査定を求めたい。

　
高齢化に伴い年金・医療分野を抱える厚生労働省の要求は34兆円に上る。他省庁を含む社会保障費は前年度予算比で4100億円増になるという。政府は年末までの予算編成過程でこれを圧縮して少子化対策財源に振り向ける方針だ。限られた財源を高齢者と子育て世代が奪い合う構図にも見えよう。

　
そんな中、目に余るのが防衛費の突出だ。昨年度から5年間で43兆円を投じる整備計画のもと今回は8兆円を要求した。攻撃型無人機の取得費など島しょ防衛に重点を置くが、2023年度予算は多額の使い残しが判明した。財源の一部とする増税論議を隠した形で規模ありきを進めるのは問題だ。

　
同じく「聖域」扱いなのが半導体関連である。経済産業省は千歳で生産予定のラピダス支援などを事項要求にしている。本年度までに総額9200億円の支援が決まったラピダスには、追加支援のほか融資を政府保証とする新法も浮上する。

　
半導体分野では文部科学省も各地の大学での育成拠点整備に18億円を計上し、北海道開発予算でもラピダス周辺のデジタル産業集積支援を要求する。全体像が見えないままでは国民の信頼は得られまい。経済安全保障やデジタル化の中でどう位置づけ、政府と民間がコスト分担するか展望を示すべきだ。

　
「経済あっての財政」を鮮明にした岸田政権だが、一方で財政健全化指標である国と地方の基礎的財政収支の来年度黒字化目標は堅持するという。政府試算では達成可能だが、あくまで税収増と予算緊縮が前提だ。経済が先行き不透明な中、借金を次世代にツケ回しすることは回避せねばならない。 

「安易な消費税減税しない」「共産党とは一緒に政権担えない」（野田佳彦）・・・立憲自滅への道に一歩踏み出す！！

　
くろねこの短語　2024/8/30

政権をペテン師・シンゾー率いる自民党に明け渡した張本人、ノダメが立憲代表戦に出馬表明だとさ。その点に関して、「私の判断で多くの仲間を失い、痛恨の極みだった」なんてとぼけたこと口にしているが、だったら頭丸めて政治の世界から離れて出家でもしろ。それほど、あの無謀な解散は罪深い。

共産党との共闘についても、「一緒に政権担えない」なんて言ってるんだね。そのくせ、維新との共闘には積極的なんだから、これで代表になったとしたら、立憲はほとんど壊滅状態になるだろう。

・＜詳報＞野田佳彦元首相「安易な消費税減税しない」　共産党とは「一緒に政権担えない」　立民代表選に出馬表明

とにかく、エダノンにしろノダメにしろ、旧民主党政権を担った「昔の名前で出ています」の古狸はすっこんでいろってのが立憲をどうにか支持してきた大方の有権者の思いなんだね。

そもそも、「私はドジョウ」なんて昔のキャッチフレーズをいまだに使っちまうその感性が、時代が見えていない証拠だ。エダノンやノダメで政権交代ができると妄想している時点で立憲は終わっている。

話題になっている吉田晴美君が代表選でそうした古狸と戦うという構図になれば、ちったあ期待も持てるかもしれないが、果たしてどうなることやら。

・立民代表選・吉田晴美氏が出馬意欲 「若手、女性視点で」

【まだまだあるぞ気になるニュース】

・世耕氏、また資金パーティー　都内ホテル、２５０人出席

・橋本聖子参院議員や丸川珠代参院議員ら国会議員4人を不起訴　東京地検特捜部　自民党裏金事件めぐる告発で

・堀井元衆院議員に罰金の略式命令 公選法違反など 東京簡裁

・兵庫県議会百条委、斎藤元彦知事をきょう証人尋問　パワハラ疑惑

・茂木幹事長、４日に総裁選出馬を表明へ…林官房長官は「３日にも記者会見」

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「自民、参院比例に山東70歳定年例外扱い」生まれ変わると言いながら

まる子姫の独り言　2024/8/29

自民党は生まれ変わると言いながらこれだもんなあ。

＞自民、参院比例に山東氏　「70歳定年」例外扱い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　8/27(火) 18:33配信　時事通信

＞自民党は27日、来夏の参院選比例代表で山東昭子前参院議長（82）を公認すると発表した。

＞党の内規で定める比例候補の「70歳定年制」に抵触するが、「余人をもって代え難い」として2013年、19年に続いて3度目の例外扱いとした。

８２歳になる人を「余人をもって代えがたい」と言う裏には、よほど人材がいない証拠のようなものじゃないか。本来なら、どんな優秀な人でも年は取るし、引退もあるし、最後は死ぬのだから、その前に若手を育てておく必要があったのではないか。

しかも、岸田も総裁選後「生まれ変わった自民党を国民に示す」とか、総裁選で出馬を表明している小林は「新生自民党、自民党は生まれ変わる」なんて言っているのに、自民党本体がやっていることは「余人をもって代え難い」と言いながら古い人材の使いまわし。

余談だが、岸田が２１年の総裁選後「生まれ変わった自民党を国民に示す」と言った後に、裏金事件が発覚した事を考えたら、なんとも示唆的な発言だった。生まれ変わった自民党の裏金事件発覚もすごいものがある。

話を戻して、自民党の７０歳定年制も絵に描いた餅だったという事が良く分る。３度も例外扱いするようでは、制度そのものの信用を無くす。もっとも、自民党の場合、自分たちの都合で、いくらでもルール変更はある政党だから、この「例外」もさもありなんだ。

立憲も、少しは自民党の「例外」を見習って、推薦人２０人のバカ高いハードルを低くすればいいのに。これなんか、どこからも非難されないと思うが。麻生や二階は有名だが、山東も８０過ぎても健在で来年の参議院比例代表で、党は公認すると発表している。

自民党が総裁選のたびに「自民党は生まれ変わる」と言いながら、こんな７０歳定年制も守れないようでは、どんな綺麗ごとを言っても何一つ信じられない事は確かだ。 

選手への中傷　人権侵害に対処が必要

2024年8月30日北海道新聞

　
スポーツ選手らへのSNS上の誹謗（ひぼう）中傷が深刻化している。競技場やテレビ中継で観戦中、選手のミスなどを感情的に批判することは珍しくない。匿名性や発信力のあるSNSによって、その批判は脅迫や侮辱などを伴い過激化した。瞬時に社会へ拡散され、ネット上にいつまでも残るようになった。

　
選手や家族の心に深い傷を与え、人権侵害を招きスポーツの価値もおとしめる。SNSによる中傷被害は選手に限らないが、スポーツへの人々の関心が高いだけに影響はより深刻だ。奮闘する選手をたたえる気持ちを忘れず、心ない投稿やその拡散に対しては毅然（きぜん）と対処する必要がある。

　
パリ五輪では柔道や陸上などで敗戦や一部種目の辞退をした日本代表選手に対し、露骨な表現で批判する投稿が続いた。試合内容や選手の論評は自由だが、不特定多数が見る投稿では節度を保たねばならない。

　
看過できないのは選手を特定の国や人種、性などと関連づけた差別的投稿が絶えぬことだ。パリ五輪のボクシング女子の選手は、根拠がないのにトランスジェンダーなどと決めつけられ中傷された。全国高校野球選手権大会で優勝した京都国際高校は、韓国系民族学校がルーツで選手が韓国語の校歌を斉唱したことが非難の対象となった。

　
社会の分断をあおり、多くの人を傷つけてしまいかねない。行政によるネット上の規制に頼れば、表現の自由の侵害の恐れも出てくる。そうならないため、競技団体やIT業界などの主体的な取り組みが重要だ。

　
国際オリンピック委員会（IOC）はパリ五輪で初めて、人工知能（AI）を活用して誹謗中傷の投稿を削除する仕組みを事業者の協力を得て導入した。日本プロ野球選手会は弁護士による対策チームを設置した。選手らをSNSで中傷した発信者を特定するため、裁判所に情報開示命令の申し立てを行っている。発信者が損害賠償金を払う示談もすでに複数成立した。

　
こうした組織的対応が欠かせない。SNS事業者は人権侵害に該当する投稿に適切な対処をしてもらいたい。投稿者の姿勢も問われる。内容次第で民事、刑事上の責任が問われることを自覚すべきだ。勢いに任せて投稿せず、人の心を傷つけ、人権を侵害していないか一拍置いて考えてほしい。

　
ある投稿が中傷に当たるのか建設的批判なのか判断に迷う場合もある。スポーツ界などで議論を深め、具体例や対処法の指針を示すことも求められよう。 

謂れのないクルドヘイトが蔓延って、とうとう川口市長に殺害予告！！

　
くろねこの短語　2024/8/29

クルド人への謂れのないヘイトが凄まじい勢いで拡散してるってのに、メディアはなぜ沈黙し続けてるんだろう。そんなメディアの弱腰をいいことに、とうとう川口市長に「殺害予告」がありましたとさ。

ツイッター（現Ｘ）に、「明日お前を殺してやる。お前の命は、明日までだ。市長」という投稿があったそうで、こういうのをほったらかしにしてると、そのうちとんでもない事件が起こりかねませんよ。

・埼玉・川口市長に殺害予告　脅迫容疑で捜査　在日クルド人巡る投稿

２４日のエントリーでも書いたけど、この国のヘイトに対する寛容さってのは目に余るものがある。それもこれも、政治家どもが白昼平然と差別的な発言をしているからなんだね。それをまた、メディアが「○○節」なんておちゃらけるものだから、ますますいい気になる。

川口自警団なんて下衆がクルド人へのヘイトスピーチを声高に叫びながら市中を闊歩してるってのに、街頭演説への野次は強制的に排除する警察も見て見ぬふりなんだから、結果としてヘイトスピーチを容認してるってことなのだ。

・クルドヘイトに加担する「川口に来たこともない」人たち　事実に基づかない攻撃を止めさせる一番の方策とは

世の中がヘイトに鈍感なままだと、いずれ首都圏を大地震が襲った時には、関東大震災の朝鮮人虐殺のようなことが再現されることになりますよ。

【まだまだあるぞ気になるニュース】

・旧統一教会に回答督促　東京高裁決定受け　文化庁

・女性の「移住婚」支援　東京23区→地方で最大60万円　政府が検討

・「理解しがたい現状」馳知事がぶち上げた被災家屋の「自費解体」…費用の“後払い”に募る被災者の不安

・京阪バスが交野市の路線を廃止へ、代替検討も運転士不足…万博が足かせ「あまりに理不尽」

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金子恵美「トップが頼りなくても周りに優秀な人達がいるので期待できる」

まる子姫の独り言　2024/8/28

金子恵美、よくこんな考えで政治をやってきたよなあ。さすが元自民党議員だけのことはある。「小泉進次郎内閣」に期待を寄せての発言のようだが。が、そんな「神輿は軽い方が良い」みたいな発想だから、この国は凋落してしまったのじゃないか。この人も、そのうちには官房機密費を貰う仲間に入るかもしれない。もう入っているか？（笑）

＞金子恵美氏　小泉進次郎“内閣”は「トップが多少頼りなくても周りに優秀な人たちがいるので期待できる」
　　　　　　　　　　　　　8/28(水) 9:47配信　スポニチアネックス

＞金子は、30日に出馬表明するとみられる小泉進次郎氏について、「国民の皆さんが政治の若返りを期待しているにもかかわらず、その背後に菅さんを中心とした長老がついているのが見えすぎてしまうと、若返りはポーズだけでやっているのかと、全然変わっていないんじゃないかとみられる懸念を私は心配していたんですが、ただ実は今、小泉陣営、小泉さんを支えている人たちは、若手の本当に優秀な人たちが周りにブレーンとしてついている」とし、「国会は1人でやるものではない。チームとしてやる時に、トップが多少頼りなくても周りに優秀な人たち、スーパーチームができていれば仮に小泉内閣が発足しても私は期待できるのではないかなと思う」と自身の見解を述べた。

周りがサポートしてくれるからアホな総理でも務まると言っているも同然の金子。そんな自民党的な安易な考えで無能な人間でも神輿に担ぎ上げてきたからこそ、今の日本になっているのに。安倍、菅、岸田。安倍は三権分立を破壊し、税金私物化で巨額の富を得、菅は「問題ない当たらない」で質問シャットアウト。それで身を守り、岸田は「聞く力」を看板に総裁・総理になって企業団体献金を貰う方にしか顔が向いてこなかった。

一般に働く国民の声など聞く気が無かったのだろう。３人とも自民党の論理の中で動いてきた。しかしチーム〇〇と言っても、まずは本人がいかに海外と渡り合えるか、いかに信念をもって国を導いていけるのか。

周りにブレーンがいても（と言っても本当に要るのだろうか）言葉を発するのは本人で、手取り足取り振付をするわけにはいかない。本人に能力が無いのにメディアがちやほやしてきた結果、進次郎は勘違いしているかもしれないが、今までの言動を見る限り、それほど有能な議員とは思えないからこそ、金子の「トップが多少頼りなくても周りに優秀な人たち」発言になったのではないか。

しかも金子曰く、若手の優秀な人材が周りで支えていて、今までの頼りない進次郎像はなんなんだろう。若手の優秀な人材がいたら、とっくの昔に、総理側の引き抜きがあったと思う。が、今の体たらくを見ていたら、「若手の優秀な人材」も金子の買い被りじゃないか？

しかも、環境大臣の時も何の実績も無い議員が、突如、総理大臣になって海外のトップと互角に渡り合えるものなんだろうか。色々書いては見たが、誰が総裁・総理になっても、自民党の論理の中で動く議員集団では、この国は再生できない。誰がなっても自民党改革もできず、というかその気も無いようだが、ましてや国を背負って立つ気概や能力があるとはとても思えない。 

堀井氏議員辞職　自民は裏金から逃げるな

2024年8月29日北海道新聞

　
自民党を離党した比例代表道ブロック選出の堀井学衆院議員が、有権者に違法に香典を配ったなどとする公職選挙法違反事件を受け、議員辞職した。東京地検特捜部は、公選法違反の罪に加え、自民党派閥の裏金事件を巡る政治資金規正法違反の罪でも、近く略式起訴する方針を固めているという。

　
辞職は遅きに失したと言うほかない。だが辞職すればけじめが付くという話ではない。まずは自ら記者会見を開き、有権者に対して事件の実態をつまびらかにするのが筋だろう。何より気になるのは裏金との関連だ。特捜部は裏金の一部が違法な香典の原資になった可能性があるとみて調べている。

　
自民党の多くの議員が関与した裏金は実際に何に使われたかいまだにはっきりしていない。今回の事件は氷山の一角の恐れもある。9月に総裁選を行う自民党は裏金の全容解明の議論から逃げてはいけない。

　
堀井氏はこれまで一切、公の場で説明をしていない。極めて不誠実と言わざるを得ない。立件が近いタイミングでの辞職は情状酌量を狙った判断とみられても仕方ないだろう。正式裁判によらず、書面審査の手続きで済ませる略式起訴は事実関係が白日の下にさらされにくい。有権者から負託を受けた者としての説明責任が、より問われることを自覚すべきだ。

　
裏金事件で立件された国会議員はこれまでに安倍派の3人にとどまっていた。堀井氏は安倍派から5年間で計2196万円の還流を受け、政治資金収支報告書に記載していなかった。今回の事件は裏金問題が全く終わってはいないことの証左だ。疑惑はかえって深まったとさえ言える。

　
自民党総裁選では、出馬に意欲を示す候補者たちの裏金解明に向き合わない姿勢が目立っている。既に出馬表明した河野太郎デジタル担当相は、裏金議員に対して不記載額の返納を求める考えを示した。安倍派議員からは反発も出ているという。

　
だが、返還すれば解決するという発想はあまりにも本質からずれている。実態解明なしに国民の信頼は回復できないことを肝に銘じるべきだ。堀井氏は特捜部の任意聴取に対し、違法と認識しながら秘書らを通じた香典配布を指示していたことを認めたという。自民党はなぜ「カネのかからない政治」を実現できず、どうすれば改められるのか。次期総裁はそれに答えを出す必要がある。 

公職選挙法違反（香典）と政治資金規正法違反（裏金）で、自民・堀井学を略式起訴へ・・・「悪質性が高い」（東京地検特捜部）なら、なぜ略式起訴なんだ！！

　
くろねこの短語　2024/8/28

香典配った公選法違反と裏金の不記載による政治資金規正法違反で、二頭流・堀井君が略式起訴されるとか。「特捜部は悪質性が高いとみているもよう」ってんだが、だったら何故逮捕しないんだろうね。略式起訴ってことは、罰金でチャラってことですからね。

・堀井学議員香典配布、公選法違反で週内にも略式起訴…「裏金」も立件方針

でもって、裏金については、「収支報告書への不記載を把握」していたことを特捜はつかんでいるようで、おそらくすべての裏金議員が二頭流・堀井君と同じく確信犯なのに違いない。

ああ、それなのに、自民党総裁選では、候補者のどいつもこいつも裏金議員には大甘なんだよね。どうやら、衆議院選では裏金議員の公認が既定路線のようだから、略式起訴を受けて議員辞職する二頭流・堀井君はさぞかし臍を噛んでいることだろう。

【まだまだあるぞ気になるニュース】

・旧統一教会への「過料」命じる決定 教団の主張退ける 東京高裁

・自民・茂木氏、裏金の国庫返納「難しい」　河野氏の考えに対し

・米海軍オスプレイの岩国基地配備「了承」　岩国市長が市議会で表明

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