本年、最終記事
2014年に当ブログを開始してから、ほぼ10年となりました。当ブログは、この10年間に1000回ほどは書いてきたでしょうか。書いても書いても、日本の政治はよくならないと思いながら続けてきました。
それでも、その間に安倍晋三は亡くなり、エセ保守・ネトウヨ側の勢いもやや弱くはなってきました。検察も安倍派の裏金問題には(どこまでかまだわかりませんが)、ある程度本気を出して捜査しているようだし、マスゴミの姿勢も少しばかりは変わってきました。
ただし、国家の衰退は止まる気配ありません。今年の出生数は72万人余りだそうです。予想をはるかに上回るペースで少子化が進んでいる。
出生数、最少72万6千人 昨年80万人割れ、さらに5.8%減 朝日新聞社23年推計:朝日新聞デジタル (asahi.com)
戦後の所謂「団塊の世代」の人たちがもう2~3年で80代を迎えます。年間に100万人、150万人、200万人が亡くなる一方、60万人や70万人の出生ということなら、年間に50~100万人、それ以上が減少することになります。
道路、トンネル、橋梁、上下水道、電力網、都市ガス、こういったインフラは、日本で1億2千数百万人が生活することを想定して構築されている。これから人口が急減し、1億1千万人、1億人を割り込むような社会になって、これらをどうやって維持していくのでしょうか。
設備面だけではありません。年金制度や健康保険制度などの社会保障の維持も大変になります。人口急減が確実なのに、都心などの不動産価格は上昇(あるいは高止まり)しています。マネーゲームによって吊り上げられただけのものであり、近い将来のバブル崩壊、不動産相場の大幅下落は避けられないでしょう。
農家の高齢化も深刻だそうで、主食であるはずのコメの供給もいつまで安定するか不明です。明るいネタはあまりないようですが、とりあえずお互い健康に留意し、頭を働かせて困難な時代を生き抜いていきましょう。
年内最後のメッセージです。よいお年をお迎え下さい。