「桜を見る会」前夜祭を巡る新疑惑を「しんぶん赤旗日曜版」(29日付)がスッパ抜いた。
記事によると、安倍元首相の秘書たちは会費(1人5000円)を上回る費用を補填すれば公選法が禁じる有権者への寄付行為にあたると認識し、補填額を抑えるため、大量の酒を会場に持ち込んでいた。しかも、補填ゴマカシに振る舞われた酒は1社からの無償提供で、安倍氏の“お友だち”人脈にたどり着く。
企業は政治から、一定の距離を置くべきだ。政治献金というが、企業への見返りを求めて政治屋にカネを渡すなら、「贈賄」。いいえ、何の見返りもありません、ただ会社のカネをくれてやっているだけですというなら、「背任」だ。
安倍は前夜祭の明細提出を徹底して拒んだ。「発行されていない、受け取っていない」というバレバレのウソをつき続けた。その明細には酒類がなかったのだろう。
「桜を見る会」夕食会にサントリーが3年間、酒を無償提供 識者「違法な寄付の可能性」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
アサヒグループジャパンも「お客さまにお金を支払って購入していただくものなので、政治家のパーティーなどに提供することはない」と話した
無償提供した酒の製造コストは、カネを出して購入した別の消費者に負担させている。あるいは会社の利益を削って提供していることになる。サントリーは消費者や株主にきちんとした説明が必要だろう。
それとも、「多くの方が集まる会だとお聞きし、弊社製品を知っていただく良い機会と考え、この会に協賛させていただいた」というなら、これから宴会を開く予定のある人は、サントリーに対して「多くの人が集まるので、貴社製品を知っていただくいい機会になります。酒類を無償提供して下さい」と言えば無償提供してもらえるのか?
サントリー社長新浪の安倍との交友関係も指摘されている。あんないかがわしい奴と、よく関われるものだ。彼は三菱商事出身、ローソンの社長に抜擢され、能力を発揮しサントリー社長にヘッドハントされたわけだが、落ちぶれたと言わざるを得ないだあろう。
かつて優秀な経営者であったカルロス・ゴーンの腐敗堕落ぶりを目の当たりにしたが、それを思い起こさせる。サントリー不買運動に加わることを明言します。