国民も気づいた「空っぽ外交」 トランプ去って漂う虚無感
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権力の『おかしな政策』におかしいと報道しない日本で、一人でも『おかしい』と声を上げ、真実を追求して行きます。
国民も気づいた「空っぽ外交」 トランプ去って漂う虚無感
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浮かれている場合か?日本の競争力が、とうとう世界30位に!1997年以降で最低。アベノミクスは成功していたのではなかったか?ところがこの数字は何なのか。去年より5つも順位を下げて30位。しかも過去最低。
まるこ姫の独り言 2019/05/29
>日本の競争力は世界30位、97年以降で最低 IMD調べ
経済 東南アジア ヨーロッパ 北米 2019/5/29 4:11
>スイスの有力ビジネススクールIMDは28日、2019年の世界競争力ランキングを発表した。日本の総合順位は30位と前年より5つ順位を下げ、比較可能な1997年以降では過去最低となった。企業の生産性の低さや経済成長の鈍化などが理由で、アジアの中での地盤沈下も鮮明になっている。
>日本は判断基準となる項目別で、「ビジネスの効率性」が46位と低く、ビッグデータの活用や分析、国際経験、起業家精神は最下位と厳しい。
数字はこれだけ下げているのに、安倍首相とその周辺だけは、アベノミクスが成功して、景気が上向いていると言っている。
この人達の中では庶民とは違う世界があるようだ。メディアも安倍・トランプ狂騒劇を朝から晩まで流し続けないで、きちんと現実を報道したらどうなのか。安倍首相の場合、トランプ訪日は莫大な税金を使った選挙対策のための茶番劇だ。
権力者と言う存在は、自分のアピールの為に税金を使おうと思えばいくらでもできる。歴代の総理はやらなかったのだろうが、安倍首相の場合、恥も外聞もなく選挙の為のアピールに血眼になっている。すごい人物が首相になったものだ。
国会の予算委員会を開かず、芸能人と会食をし、桜を見る会では芸能人とどんちゃん騒ぎ、トランプとゴルフ、相撲観戦、炉端焼きと、見せる事をし続ける安倍首相。
そうすれば好感度が上がると信じているのだろう。劇場型政治を実践しているのか安倍とその周辺は。現に相当乗せられている人がいる。
ヤフコメなど見ていると、トランプと対等に接した安倍さんはよくやっているなんて思っている人が多数いる。
トランプの訪日も選挙対策だし、安倍がトランプ招待も選挙対策。
ゴルフや相撲観戦、炉端焼きを、隅から隅まで流していかに日米が親密かを演出する。そして気持ち悪いのは、安倍首相が、ねえ、あなたと言う感じで首をかしげて、「ドナルド」と呼びかける。
相撲観戦では、安倍支持者の金ばあさんが熱狂してトランプに握手を求める図も、鳥肌が立ったが、「ドナルド」も鳥肌。いわゆる、「サブいぼ」ってやつ(笑)保守を自認している人が、米国の大統領にあれだけミーハーになれるとは。
そうこうして華々しい現実逃避している間に、日本の経済はどんどん斜陽化している。気付いていないのは国民だけと言う話だ。
接待三昧でもトランプには通用しなかった。接待で何とかしようと思うのはいかにも日本的
2019.05.28まるこ姫の独り言
トランプが来日、朝はゴルフ、昼は相撲観戦、夜は炉端焼きの接待三昧を、それを日本のメディアはこぞって報道し、新元号発表後の大騒ぎと同レベルがそれ以上の大騒ぎに持って行った。
国民よりミーハーなのが日本メディアだった。安倍首相がいかにも外交に秀でているように煽る煽る・・・ただの接待漬けじゃないか。お互いの国益がかかっているのに、接待漬けで何とかなると思う方がどうかしている。
例えばどこの大統領でもいいが、日本側の酒池肉林の接待漬けで自国の不利益になるような約束をしたとしたら、それこそ大問題になる。日本人同士ならそれもありかも知れないが、国益がかかっている同士の交渉として接待に溺れてしまうとしたらそれも問題だ。帰国したら糾弾されかねない意志の弱さだ。
と言うわけでトランプとしてはありがたく接待をしてもらい、それとこれとは別物とばかりに米国の利益を日本に要求したのではないか。本当か嘘か知らないが、ゴルフ中に外交の話をしたと報道していた。米国のトップと、日本のトップのゴルフ中にそんな国益にも関わる問題を話すだろうか。。。
そんな軽い話には思えないが。
日本のメディアは井の中の蛙と言うか、いかにも日本流の思考で報道しているが、世界との交渉が接待程度で日本有利になるとは思えないのだが。
五輪の招致活動とはレベルが全然違うと思った方が良い。
日本のメディアの大半は常日頃から安倍ヨイショだからどこまでが本当か分からないが、米国側の視点の方が的を射ている。
>米メディア「貿易で日本に厳しい姿勢 安倍首相の要求は無視」
2019年5月28日 4時58分 NHK
>CNNテレビは「北朝鮮と貿易の問題に関しては安倍総理大臣の努力への見返りを感じ取ることは難しかった。トランプ大統領は貿易赤字を削減するべきだと主張して厳しい姿勢を貫いた。そして安倍総理大臣が求める、日本から輸出している鉄鋼などに上乗せされている関税の撤廃は無視した」としています。
>有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは日米の貿易交渉について「トランプ大統領が『おそらく8月にはよい発表ができるだろう』と述べた。しかし妥結の時期を尋ねられた安倍総理大臣は日程は示さなかった」として、妥結の時期をめぐる見解の違いを伝えました。
トランプの場合、何といっても自国ファーストだけに、良い発表と言うのは自国にだけ限った事なのだろう。日本国に取ったら過剰な接待をしても商売人のトランプには通じなかったという事だ。トランプが接待のお返しをするとしたら、国政選挙が終わった後に発表をして安倍首相に貸しを作るという事だろう。
結局、転んでもただ起きないトランプだった。
国益に叶わなくても莫大な税金を使って接待をして、国民へのアピールで選挙を有利にする。頭の中にはこれしかないのだろうなあ。。。
トランプ来日のバカ騒ぎに隠れているが、首相官邸のツイッターがウソを出したと少し話題になっている。馬鹿の国では「いません」と言っていないそうだ。首相官邸アカウントがツイッターで読み違いを否定している。
バカを斬る刀 2019-05-28
トランプ来日のバカ騒ぎに隠れているが、首相官邸のツイッターがウソを出したと少し話題になっている。
馬鹿の語源は諸説あるが、一つ、こんな説がある。
http://shunnowadai.com/archives/1174.html
昔、中国の奏の趙高という方が、二世皇帝の宮中に鹿を連れ、「珍しい馬がおります」と献上した時に、皇帝は「馬ではないのか?」と聞き返されました。しかし、趙高は「これは馬でございます」と答えました。そして、趙高の家臣に「これはどう見えるか?馬か?鹿か?」と尋ねたところ、趙高派の家臣たちは、「馬でございます」と答えましたが、趙高に不満がある反趙高派の家臣たちは、「鹿でございます」と答えました。反趙高派の家臣たちの発言は趙高の怒りを買い、その後に処刑されたそうです。
このことにより、「自分の持った権力をいいことに矛盾したことを押し通す意味として「馬鹿」と言うようになった」という説です。
退位礼正殿の儀で、安倍は「天皇皇后両陛下には、末永くお健やかであらせられますことを願っていません」と言った。証拠の映像がこちら。明らかに「願っていません」と言っている。
馬鹿の国では、言っていないそうだ。首相官邸アカウントがツイッターで読み違いを否定している。
https://www.buzzfeed.com/jp/yoshihirokando/kantei-twee
一部の報道に、4月30日に挙行された「退位礼正殿の儀」での国民代表の辞の最後の部分を、安倍総理が「・・(前略)・・。天皇皇后両陛下には、末永くお健やかであらせられますことを願って『い』ません」と述べた、との記事があります。国民代表の辞は、同日の閣議で決定されたものであり、安倍総理はそれに従って述べています。
閣議決定された国民代表の辞の当該部分は、「・・(前略)・・。天皇皇后両陛下には、末永くお健やかであらせられますことを願って『や』みません」とひらがなです。これらの報道にある漢字の読み間違いなどは、ありません。
まさかひらがなを読み間違うことはあるまい。おそらく「已みません」と原稿に書かれていて、それをまともに読めず、「いません」と読んだのだろう。
いくら否定したところで、これほどの式典の映像をすべて消して回るのは無理。どこかに映像が残る。残った映像から事実は明らか。それでも白々しいウソで事実をごまかそうとする。
黒いものを白と言い、白いものを黒という。鹿を馬と言う、本物のバカの国になったか。
朝日新聞は5月24日、「日本維新の会 政党の見識が問われる」の社説を掲載。その冒頭は「また日本維新の会から、問題発言が飛び出した」で始まる。
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確かに維新の議員は問題発言を繰り返してきたイメージが強い。だが、実際のところはどうなのか、検証してみよう。まずは記憶に新しい2つの失言を確認しておく。
元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏(43)は、今夏の参院選における比例候補として維新の公認を受けていた。ところが5月21日、部落解放同盟中央本部が「被差別部落をめぐって差別発言をした」と維新に抗議文を提出したことでマスコミが動く。
今年2月、都内で長谷川氏は講演を行った。ネット上には動画が公開されている。問題視された発言は以下の通りだ。
《日本には江戸時代にあまり良くない歴史がありました。士農工商の下に穢多、非人。人間以下の存在がいると。でも人間以下と設定された人たちも性欲などがあります。当然、乱暴などもはたらきます。一族、夜盗郎党となって十何人で取り囲んで暴行しようとした時に、侍は大切な妻と子供を守るだけのためにどうしたのか》
聴衆に問いかけて長谷川氏は「侍は刀を抜いて、立ちむかった」と説明した。これが荒唐無稽であることは、毎日新聞が5月22日(電子版)に掲載した「元フジアナの長谷川豊氏が差別発言 参院選擁立予定の維新は処分検討」の識者コメントを読めば明白だ。「江戸時代の部落史に詳しい寺木伸明・桃山学院大名誉教授の話」として、以下のような解説が掲載されている。
《長谷川氏の話を裏付ける資料は全く見たことがない。犯罪は身分とは関係なく起こっていた。江戸時代に被差別の身分の人々が携わった主な役目の一つは、警察的な仕事だった》
部落解放同盟のサイト「東京の被差別部落」は「穢多」という言葉より「長吏」が使われていたとし、仕事の内容を「斃牛馬の処理、皮などの加工、革製品の製造販売、町や村の警備や警察」などと解説している。
5月13日、共同通信は「『戦争で島を取り返す、賛成か』 北方領土訪問で維新議員が質問」の記事を配信した。
《日本維新の会の丸山穂高衆院議員(35)=大阪19区=が、北方領土へのビザなし交流訪問団に同行していた11日夜、国後島の宿舎で酒に酔い、元島民の団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と質問したり、大声で騒いだりしたことが13日分かった》
テレビなどで動画をご覧になった方も多いだろうが、これだけでは終わらなかった。「週刊新潮」5月30日号は「日ロ交渉史に刻まれる『丸山穂高』暴言秘録」を掲載した。
宿舎で泥酔した丸山議員が、「外に出たい」、「近くの店に行かせろ! そこに女がいるだろう」、「俺は女を買いたい」などと絶叫、「俺は国会議員だから逮捕されない」と豪語もしていたという。
産経新聞も5月23日、「丸山議員『女性の店で飲ませろ』 北方領土訪問中 禁止の外出試みる」と報道した。
大阪版の朝刊では《宿舎の玄関で丸山氏が酒に酔った様子で「キャバクラに行こうよ」と発言して外出しようとし、同行の職員らに制止された。ある政府関係者は「女のいる店で飲ませろとの発言や、『おっぱい』という言葉は聞いた」》と伝えている。
問題発言の回数で言えば、足立康史・衆議院議員(53)が圧倒的に多い。「維新のトランプ」と呼ばれることもあるといい、他党から過去に6回の懲罰動議を出されたことでも知られている。
数が多いため駆け足で振り返ろう。今年2月15日の衆院本会議で足立議員は厚生労働省の不正統計問題で安倍首相を擁護した上で、次のように発言した。
「むしろ今の国会の中で誰がウソつきかと言えば、悪夢の民主党政権の重荷を背負いながら政権運営に力を尽くしてきた政府・与党ではなく、共産党と連携しながら『まっとうな政治』とうそぶく、あの面々ではないか」
演説を続けながら壇上から立憲民主党の幹部議員の方を指さしたため、議場は罵声が飛び交う事態となった。足立議員は2012年に初当選。最初に発言が大きく報道されたのは15年3月の衆院厚生労働委員会だった。
元私設秘書から未払いの残業代700万円を請求されたと自ら告白し、「私は24時間365日仕事をする。そういう中、秘書だけ法に沿って残業代を支払うことはできない」と持論を展開、元秘書を「ふざけるなと思う」と罵倒した。後に謝罪したが、「労働基準法は現実に合っていない」との主張は変えなかった。
16年2月には衆院予算委員会の中央公聴会に元検察官の郷原信郎弁護士(64)が出席。甘利明・選挙対策委員長(69)が経済財政担当相だった時、都市再生機構(UR)への“口利き疑惑”を「週刊文春」が報道したことを「絵に描いたようなあっせん利得であり、検察が捜査をちゅうちょする理由はない」などと指摘した。
これに足立議員は委員として「普通の人は、ああ、郷原さんというのは民主党の応援団なんだな、こう思って、今後、郷原さんには仕事を頼まないということになる、私はそう思いますよ」と非難した。
また郷原弁護士が橋下徹氏(49)をブログで批判し、府知事選の出馬を要請されたことにも触れ、次のように発言した。
「結局、郷原さんは専門家じゃないんです。政治家なんです。政治屋なんですね。私は、こういう形で、この予算委員会のこの場で、そうした売名行為をされたことについて批判を申し上げて、質問を終わりたいと思います」
16年4月7日には衆院の総務委員会で民進党(当時)の安全保障関連法の対応を巡って「民進党はアホじゃないか。アホです、アホ」と「アホ」を連発。委員長を務めていた公明党の遠山清彦議員(49)が注意しても改めず、「こんな政党は国会の恥だ。アホ、バカ、どうしようもない」と罵倒を続けた。
同月21日の同委員会でも民進党の男性議員が行った質問に対し、「アホだと思う。本当、アホ」と非難。維新側は謝罪し、足立議員の質問を制限する考えを示したが、民進党への謝罪は拒否した。それもあってか27日に足立議員は衆院外務委員会で民進党を「無責任野党」と批判した。
17年5月に加計学園問題が浮上。足立議員は11月12日には自身のツイッターに「朝日新聞、死ね」と投稿した。そして15日の衆院文部科学委員会で以下のように述べた。
《安倍総理あるいは政権与党に対して追及をしている人たちがですね、立憲民主党の福山哲郎幹事長、これ献金をもらっているんですよ、獣医師会から。それから希望の党の玉木雄一郎代表、これ献金をもらっているんですよ。献金をもらって、仮に請託を受けてあっせんをし、あるいは、そういうことで国会質問をしていれば、普通に考えれば、お金をもらってあっせんをすれば、あっせん利得罪、あるいはあっせん収賄罪、あるいは、何らかの権限がある、例えば石破さん(石破茂・元自民党幹事長)、まあ、あんまり深いことはやめますが、受託収賄、さまざまな疑惑が取り沙汰をされています。すなわち、犯罪者である、犯罪者とは言いませんよ、私は犯罪者だと思っていますけれども、個人的には。李下で冠を正した安倍総理に対して、犯罪者たちが周りを取り囲んで非難しているというのが私は今の国会だと思いますよ》
発言を足立議員は陳謝するが、18年2月の衆院予算委員会では自民党の石破茂・元幹事長(62)と立憲民主党の辻元清美・国会対策委員長(59)を非難する。
前者は「加計学園問題の本丸は石破茂・元地方創生相。なぜ野党は追及しない。石破氏は野党とグルかもしれない」、後者には「国交副大臣の時に(自治体に)補助金を配って(国有地購入費を実質)ゼロ円にした」などと発言した。
維新側は足立議員の役職を解き、国会質問は当面禁止するとしたが、19年の本会議で立憲民主党を「ウソつき」呼ばわりしたのは冒頭で紹介した通りだ。政治担当デスクが解説する。
「滅茶苦茶な発言であることは言うまでもありません。しかし実際に会うと、非常に腰の低い人物です。報道で人物像を連想している人は、その違いに驚くと思います。新聞記者への対応も悪くありません。問題発言の数々に眉をひそめる有権者も少なくないでしょうが、何とか存在感を発揮しようと焦った末にこうなった、と見る人もいます」
維新の問題発言と言えば、やはり大阪市長だった橋下徹氏の「慰安婦発言」が原点だろう。13年5月、記者団に対して「慰安婦制度が必要(だった)のは誰だって分かる」と指摘。国内だけでなく海外メディアも大きく報道する事態になった。
最初の発言は午前中に行われ、夕方には「慰安婦制度は今は認められないが、風俗業は必要だと思う。沖縄に行った時、米軍司令官に会い『もっと風俗業を活用してほしい』と言った」と釈明し、これも賛否両論を呼んだ。
更に当時は維新の衆議院議員だった西村眞悟氏(70)が「韓国人の売春婦はまだ日本にうようよいる」と発言して撤回。当時は維新に所属していた中山成彬・衆議院議員(75)が慰安婦の強制連行問題で「自分の子や近所の娘が連行されるのを黙って見ていたのか。そんなに朝鮮人は弱虫だったのか」と述べ、これも批判を浴びた。
同年7月には共同代表を務めていた石原慎太郎氏(86)が街頭演説で、拉致被害者の横田めぐみさんについて「非常に日本的な美人だから、強引に結婚させられて子どもまで産まされた。誰か偉い人のお妾(めかけ)になっているに違いない」と発言した。
地方議員については割愛する。だが1例だけ挙げておけば、14年に当時の維新府議が、女子中学生とLINEで交流していたところ、グループから外されたことに立腹。「ただでは済まさない」「校長に電話する」などとメッセージを送ったことが大きく報道されたことは記憶に新しい。
あまりに失言・暴言が多く、振り返るのも大変だが、なぜこんなことが続いているのか、政治アナリストの伊藤惇夫氏は「維新政治塾によって候補者を集めるというシステムが1つの原因でしょう」と指摘する。
「政治家になる順序を考えれば、実現したいビジョンや政策が先にあり、それを実現する手段として立候補するのが基本でしょう。ところが維新政治塾は、受講料を払って参加します。こうなると、『何が何でも政治家になりたい』、『とにかく議員バッジをつけたい』と、政策より議員になることが最優先という方々が増えてしまいます。そして、これだけ問題発言が繰り返されてきたとなると、塾の教育に疑問を抱かざるを得ません。国政の立候補者に相応しい人材を育成できていないのではないでしょうか」
原因の1つに、政界の人材不足がある。とにかく立候補してくれる人がいない。それは自民党でも変わらないという。
「魔の3回生の問題は、自民党でさえ寄せ集め、かき集めの立候補者で選挙を戦ってきたことを物語っています。そして小選挙区制ですから、どうしても有権者は候補者より政党の名前で投票してしまいます。維新なら足立康史議員や丸山穂高議員という個人に投票したというより、橋下徹さんや松井一郎・大阪市長(55)を応援しようと思って1票を投じるわけです」
更に問題発言の主が高学歴という点にも驚かされる。表にまとめてみた。
最後に伊藤氏は「世論の批判はブーメランとなって有権者1人1人に返ってきます」と警鐘を鳴らす。
「繰り返しになりますが、小選挙区制は政党が全面に出る選挙制度です。候補者は“駒”となる傾向があります。とはいえ、候補者が自分の経歴を公開して選挙に挑むのも事実です。やはり、できるだけ候補者個人を見て投票しなければ、第2、第3の丸山議員を当選させてしまうと肝に銘じるべきでしょう」
週刊新潮WEB取材班
一般市民には伝統の名のもとに、上から目線の態度で、権力者には何も言えず伝統まで即座に変える相撲協会。
何が伝統だ、何が格式だ、何が品格だ。伝統とは、こんなにいとも簡単に崩れ去るものなのか。「伝統」がこれほどご都合主義とは思ってもいなかった。これが保守と言われる方のやり方なんだよな。
隷属と云うぬるま湯 米国よりも早く沈むわらい話
世相を斬る あいば達也 2019/05/28
此処ここに至って、今さら、日本の経済を好転換するとか、更なる経済成長を目指すとか、そのような言辞に政治が明け暮れているようでは、根本的に自国の問題を捉えていない、いわば、為にするキャッチコピー政治なのである。
最近、コラムの執筆が途絶え気味なのは、激動の世界情勢から隔離された自民安倍のファンタジー政治が、善かれ悪しかれ、何の意味もない政治だと判っていながら、その政治に“NO”を突きつけない主権者が多数を占めていると現実を知った所為かもしれない。
安倍晋三が、どれほどの悪政を行おうと、或いは、善政に気づいたとしても、現在の日本の構造的根本問題に与える影響は軽微と見ている。そう思うと、今さら、安倍の悪口を書いても、徒労だと気づいたからである。
やはり、日本が変わるには、誰が何と言おうと、対米従属な濃密な不貞関係を清算しない限り、永遠に意味のない政治は繰り返されるだろう。
令和に入り、初の国賓として、日本のメディア界が大フィーバーして歓迎している米国大統領ドナルド・トランプ報道だ。共同声明も何もなく、ただ、宗主国の大統領が、支配国の象徴天皇に会いに来た、それだけのことに、あんな馬鹿げた警備を敷いたのである。
無論、第二次大戦の敗戦国から立ち直る方法として、米国追随は、歴史的に必然だった面が大きいのは事実だ。 東西冷戦という世界的構図においても、西側の一員として、対米従属には“理と利”があったと言えるだろう。
しかし、東西冷戦の崩壊と云うターニングポイントにおいて、日本では、東西冷戦の崩壊後の世界秩序などについて、本気で議論された痕跡が見られない。 つまり、東西冷戦時に出来上がった、日本国中に“隷米マインド”が充満していて、対米独立など、意味のない議論だと思い込まれてきたわけである。
しかし、世界全体を見まわしたとき、英国を含むEU諸国、ロシア、中国、アフリカ、中東、南米諸国では、米国追随に関して多くの議論が交わされていた。韓国、北朝鮮、ASEAN諸国においても、対米関係に関して、それなりの議論がなされた。しかし、唯一、日本と云う国だけは、対米関係の距離感など考える余地もなく追随した歴史的経緯がある。
政界も、官界、経済界も、国民の末端に至るまで、パックスアメリカが永遠と云う幻想の中で思考停止していた。
当然だが、そのような思考停止の中で、ポジションの獲得競争がなされていたわけだから、日本と云う国は、時間を追うごとに、病的なまでに“親米国家”の道まっしぐらになったわけである。
そんな中でも、対米従属関係に抵抗した政治家はいる。石橋湛山、鳩山一郎、田中角栄、鳩山由紀夫等々だが、田中角栄を除けば、明確な政治的足跡を残すことは出来なかった。
今の日本は、対米従属の中でのポジション争いが行われ、その勝者が、支配層に、然るべくポジションを得ているので、対米自立を目標にしても、何ひとつ得るものがない世界が出来上がっている。
つまり、政治における環境が、岩盤に近い強靭さがあるため、だれ一人、手も足も出せない状況になっている。 このような状況では、“嫌米主義”の筆者といえども、手も足も出せないのが現実だ。
おそらく、お利巧な国民の多くは、“嫌米”な態度を取ること自体、自分や自分の家族にマイナスな影響が及ぶと考え、仮にそのような気持ちがあっても、押しとどめているのだろう。
このような状態になると、自力で、対米従属な日本の状況を変えることは不可能になってしまう。 どこかの国が、米国を滅ぼしてくれるか、連邦制が崩れて米国が消滅するか、米国にだけ隕石が落ちるなど、SFな想像の世界で愉しむしかなくなることになる。
我が国の三権が、対米従属を続け、重要な自己決定権を失っている限り、国民が、疑似主権者として、疑似的主権を行使しても、国の仕組みが変わらないことを自覚している国家では、選挙にどれ程の意味があるのか、甚だ疑問だ。
このように考えていくと、正直、身もふたもないのだが、本気で、自分の国を考えれば考えるほど、対米従属、隷属が、国を腐らせていると思わざるを得ないのだ。
無論、対米従属によって70点や80点と云う合格点を貰える世界情勢であれば、それも良いだろう。しかし、今後の対米従属・隷属はリスキーなものであり、30点、40点と落第点を取る可能性が濃厚になっているのだから、思考停止の呪縛から解き放たれて貰いたいものだが……。
官邸がまたしゃしゃり出る!安倍首相の「願っていません」の否定に官邸は火消しに躍起だ。
まるこ姫の独り言 2019/05/26
官邸が出てくるという事は、よほどネットの反応に危機感を持っているのだろう。今回も、安倍首相の「願っていません」発言に過剰な反応を示している。
まさか官邸がこんな発信をするなんて思ってもいなかったが、安倍政権の場合これが通常だから(笑)
>首相官邸、安倍首相の「漢字の読み間違い」を否定 「願っていません」報道で異例ツイート
5/25(土) 18:16配信 J-CASTニュース
>首相官邸のツイッターアカウントが2019年5月24日にツイッターを更新し、4月30日挙行の「退位礼正殿の儀」での安倍晋三首相の「誤読」疑惑を否定した。
>「これらの報道にある漢字の読み間違いなどは、ありません」
>「閣議決定された国民代表の辞の当該部分は、『・・(前略)・・。天皇皇后両陛下には、末永くお健やかであらせられますことを願って「や」みません』とひらがなです」
どれだけ動画を見ても、「願っていません」だが。。。やっぱり、ひらがなで書いていたか。。。
「已みません」は読める人にとっては何で読めないのかと思うが、結構、読めない人も多いと思う。特に知性も教養もない、ましてや本を読まない安倍首相にとって、「已みません」を読めるとは思えない。
ましてや安倍首相は、官僚が「云々」くらい読めると思ってひらがなにしていなかったのだろうが、得意げになって国会ででんでんと言ってしまった。
あれは、後世に伝えられるくらいの酷い読み間違いだ。
一般人なら、腹の中でえ?この人、この漢字を読めないんだ(笑)で済んでしまうが、日本の政治のトップがましてや、国会で堂々と披露してしまった。
これは致命的なミスだ。
多分、その原稿を書いた官僚は、しまった!と思ったのではないか。
他にも漢字読み間違いを言えば「腹心の友」を「ばくしんのとも」とも言っている。
だから、天皇陛下に対してのお祝いの言葉に対しては、念には念を入れろという事で、しっかりひらがなにしていたという事か。それにしても、官邸の方の無理矢理に首相は正しく読み上げています。「願っていません」と聞こえると思っているのはあなたの勘違いみたいな発信の仕方はどうなのか。
何度見ても聞いても、「願っていません」だが。
結局、今回の場合は、前の本当に漢字が読めないと違って、安倍首相の滑舌が悪すぎると言う事か。しかし滑舌が悪いなら悪いように、何度も練習するとか、ゆっくり喋るとかすれば良い物を。ぶっつけ本番でやるから、後々まで大騒ぎになるようなことになるのではないか。
官邸もここまで躍起になるとは。。。。
少し前に、佐藤浩市が「お腹を壊した首相」とした役の設定の件で、首相を揶揄するのかと誹謗中傷を受けていたが、役の設定なのに安倍首相と直結するのも変だし、役の設定にまでいちゃもんを付けるようになると,創造することがものすごく難しくなる。
「願っていません」発言を少しでも批判すると官邸が出てくるように、安倍首相を揶揄したと想像されるような思考はもう、この国ではどんどん圧力を受けるようになっている。
安倍首相や丸山穂高のような権力を持っている人間の「言論の自由」はあっても、一般人の権力批判には「言論の自由」がどんどん狭まっているのが現状だ。すごい息苦しい社会だ。
≪片山杜秀氏 日本は“束ねられる”ファシズム化が進んでいる
この国は再びファシズムに侵されている――。現実を鋭く分析した思想史研究者の対談集「現代に生きるファシズム」(小学館新書)が話題だ。第1次世界大戦後のイタリアで生まれたファシズムはヒトラーのナチズムとも、中国や北朝鮮の全体主義とも、ロシアのそれとも違う。権力によって民衆が「束ねられている」状態を指すという。7年に迫ろうとする安倍1強政治の下、この国はどう変わっていったのか。
◇ ◇ ◇
――ファシズムはどの程度まで進んでいますか。
数字で示すのは難しいですが、かなりファシズム的状況にあると言っていいと思います。独裁政党こそありませんが、野党は与党に似たり寄ったり。保守主義的で、資本主義の延長線上に立って「この国をもう一度豊かにします」と幻想をうたっている点では、共産党以外の野党は与党と変わらない。
――国民に選択肢がないと?
自動的に大政翼賛会化しています。55年体制のような与野党のイデオロギーの差異がない。思想や政策に十分な相違がないとすれば、有権者は同じことをやるなら経験を積んでいる政党の方が安全と考える。だから、安倍首相が面目を失うことがあっても、「悪夢のような民主党政権」とリフレインすると、一定数の国民がリセットされてしまう。現政権の方がマシだと考えて、失敗が棒引きになる。左派が警戒する憲法改正などしなくても、戦後民主主義の常識とは異なるフェーズに入っていることを深刻に認識する必要があります。
■没落する中間層が“希望の星”にすがりつく
――ファシズムは全体主義と混同されやすいですが、「特定の政治や経済の体制を呼びならわす言葉ではないと考えるべき」「体制論ではなく情況論の用語」と指摘されています。
個を原則的に認めないのが全体主義で、個のスペースが幾分なりとも保障されているかのような幻想を与えるのがファシズムと言えばわかりやすいでしょうか。みなさんを自由にするため、夢を取り戻すため。いっとき不自由になっても我慢して下さい。これがファシズムのやり方です。しばしば不自由のままで終わるのですが。同質化までは至らず、「束ねる・束ねられる」ことをたくさん感じているときがファシズム的状況と言えるでしょう。ファシズムは社会主義か自由主義かで割り切れない。変幻自在に形を変える。精神論や右翼的な旗印が有効であれば、それをトコトンやる。国民の団結を保つために社会主義的施策が有用であれば臆面もなくやる。理屈は抜き、束ねられれば手段を問わないのがファシズムです。
――右派に支えられる安倍政権が教育無償化などの福祉政策に走るわけですね。一方、国民が「束ねられてもいい」と考えるのはどういう背景が?
資本主義の危機の時代に没落する中間層の“希望の星”としてファシズムが現れるからです。典型例はワイマール共和国時代のナチス支持者、トランプ米大統領に熱狂するラストベルトの白人労働者。もっと豊かになるはずだったのにどうもおかしい、社会のせいでうまくいかない、と感じている階層です。日本も似たような状況です。就職先は終身雇用で、何歳で結婚して子供を何人つくって、何歳までにマイホームを持って……といった従来の生活モデルが崩れた。そうすると、自由を少しばかり差し出しても、みんなで束ねられることで助け合い、危機的状況を乗り切ろうという発想になる。自由を取り戻すステップとして、束ねられることが必要だという思考に入っていきます。
■3・11でフェーズが変わった
――ターニングポイントはいつですか。
3・11でしょう。冷戦構造崩壊後、そういうフェーズに入っていく流れはありましたが、3・11が決定的だと思います。この経験でフェーズが変わってしまった。日本が災害大国だという認識は共有されていましたが、政府は対応可能な防災計画を立て得ると説明し、国民の不安を打ち消してきた。ところが、東日本大震災では日本列島全体が揺れ動き、原発事故はいまだに収束しない。その後も各地で地震が頻発している。南海トラフ地震のリスクもある。いつ巨大災害に襲われても不思議ではない状況をウソとは言えない。地震予知は不可能だとオフィシャルに認めている状況下で、われわれは明日をも知れぬ身で生きている。2011年以降、日本人は刹那主義と虚無主義に陥ってしまいました。真面目に考えても対応できない災害と隣り合わせで暮らしているわけですから。
――危機感の点で言うと、安倍政権は一時は中国包囲網に躍起になり、核・ミサイル開発に猛進する北朝鮮を“国難”と呼び、足元では韓国と対立を深めています。
内政で国民に対する訴えかけが弱くなると、外に向かうのは歴史が物語っています。富の再分配といった社会主義的政策で国民のガス抜きをするには、経済成長が必須。それができない場合は非常時の持続が有効に働く。北朝鮮がミサイルを発射するたびにJアラートを作動させれば、5年や10年は簡単にもってしまう。
――刹那主義、虚無主義、対外的緊張が重なればますます思考停止です。
リアルに考えれば、この国は経済成長しないかもしれない、貧富の格差が拡大するかもしれない、社会保障はますます削られていきそうだ……。安倍政権が夢物語を喧伝しても、不安は払拭されない。さらに、AI社会になれば人間は不要とされかねない。しかし、こうした問題が国民的議論に結びつかないのは、安倍政権がだましているからというよりも、国民が厳しい現実から目をそむけているからです。国民の気分も問題なのです。なぜかというと、現実を直視しても解決のしようがないから。こうして刹那主義や虚無主義が増幅され、便乗したファシズムのオポチュニスト(ご都合主義者)的な部分がかぶさってくる。世論ウケのいい政策を次々に打ち上げ、中途半端なまま別のテーマに移っていく。
――本来は、いい加減な政治に対する国民の怒りが爆発する局面です。
声を上げ続ける人は少数派。「実現不可能なことでも言ってくれるだけでうれしい」というレベルまで国民の思想が劣化していると思います。お上はうまく統制するため、下から文句が噴き出ないようおべんちゃらを言う。それを期待する国民感情がある。上下の平仄が合っている怖さがある。「おかしい」と訴える人の声は、「平仄が合っているんだからしょうがない」と考える人のニヒリズムにかき消される。原発事故への対応、反応もそうです。嫌な話を聞いても解決できないし、東京五輪の話題で盛り上がった方がいいという雰囲気でしょう。元号が変わった、新しい時代を迎えた、お札も変わる、それぞれの花を大きく咲かせることができる……。そんなことで内閣支持率が上がる。政府の考えと国民の求めが無限にかみ合っている。終末的ですね。
■サンダース目線の民主社会主義的発想が必要
――流れを変える手だてはないのでしょうか。
仮に安倍政権が倒れても、世の中がガラリと変わることはないと思います。「決められない政治」を否定した結果、政治主導の名の下に内閣人事局が設置されて官僚は生殺与奪権を握られ、官邸は霞が関の情報を吸い上げて権力を肥大化させ、戦前・戦中にはなかった強力なファシズム体制を敷いた。「決められる政治」の究極の形態を実現したのです。唯一可能性があるとしたら、来年の米大統領選に再挑戦するバーニー・サンダース上院議員のような民主社会主義的な発想を広げることでしょう。人権を擁護し、ファシズム的なキレイごととは一線を画す社会を目指すのです。最大多数の国民がなるべく束ねられずに、しかし助け合って生きていく。人間社会の当たり前の理想を思想的にハッキリ表明する政党が大きな形をなさないとまずいでしょう。難しいですが。
――民主社会主義的なプランを掲げる政治勢力が必要だと。
高度成長が再現できれば、新たな政策実行にいくらでも予算が付き、昔ながらのパイの奪い合い政治でも結果オーライでうまくいく。しかし、もはやそこには戻れないでしょう。戻れるかのような甘言に何となくごまかされているうちに、残された貯金すら減らしているのが今の日本ではないですか。この現実認識を持てるか持てないかです。本当の現実を思い知れば、民主社会主義的な目線で考えるしかないのではないですか。最大多数の国民の人権と暮らしが守られ、人間を見捨てない国を目指すサンダース目線の政治が必要でしょう。 (聞き手=坂本千晶/日刊ゲンダイ)
▽かたやま・もりひで 1963年、宮城県生まれ。慶大大学院法学研究科博士課程単位取得退学。慶大法学部教授、教養研究センター副所長。音楽評論家としても活躍。著書「未完のファシズム」で司馬遼太郎賞受賞。元外務省主任分析官の佐藤優氏との対談シリーズ「平成史 」「現代に生きるファシズム 」の刊行を記念し、6月24日午後7時から、東京・紀伊國屋ホールでトークショー開催。問い合わせは℡03・3354・0141へ。 ≫(日刊ゲンダイ)