まだ始まったばかりだから……、そのような流暢な心根で安倍魑魅魍魎官邸と対峙していては、国民に、安倍内閣は“良くやっている”という印象を植えつける。
“いやらしさ”“ねちっこさ”“どう喝”“おとぼけ会話”“ボディーランゲージ”“からめ手”これらのことが、どうにか実行出来ているのは共産の小池晃、穀田恵二、吉良よし子、立憲の辻元清美、自由の山本太郎、立憲の枝野幸男、立憲の阿部知子、菅直人、有田芳生、山尾志桜里、福山哲郎、民進の江田憲司……となるのだが、野党議員も自民党の陣笠議員のように“テレビに映りたい症候群議員”が控えているから、平等の原則に縛られているだろうが、ブレークスルーな運営にも配慮して欲しいものだ。
*本日は多忙のため、以下、安倍のアホのミックス解剖論を展開するインタビュー記事を参考掲載しておく。
≪ アベノミクスの嘘を暴いた弁護士「安倍首相は思考停止」
アベノミクスのインチキについては、日刊ゲンダイも何度も指摘してきたが、ついに決定版ともいうべき本が出た。「アベノミクスによろしく」の著者の明石順平氏は、経済学者ではなく労働問題が専門の弁護士。公表されているデータを基に安倍政権の嘘を暴き、アベノミクスの恐ろしい実態、日本経済の絶望的な未来を畳み掛けるような筆致でえぐったのである。筆者が「調べていくうちに戦慄した」という犯罪的国民騙しの全容――。
■日本経済は減速したら爆発する暴走バス
1億総活躍とか言っていますが、このままだと1億総玉砕です。
――背筋が凍ってきますね。しかし、国民にはそんな危機感はまるでありません。アベノミクスでGDPも上がった、株も上がった。やがて賃金も上がるだろう。政府はそう言っています。
■北朝鮮との戦争でチャラにする懸念
▽あかし・じゅんぺい 1984年、和歌山県生まれ。東京都立大法学部、法政大法科大学院卒。ブラック企業問題など、主に労働事件を担当。著書が大きな話題に。
≫(日刊ゲンダイ)