真実の報道神秘

権力の『おかしな政策』におかしいと報道しない日本で、一人でも『おかしい』と声を上げ、真実を追求して行きます。

2017年09月

今、日本の政界に激変が起きている。安倍内閣が倒れるという事態も予想されるようになった。

副島隆彦2017-09-28 

副島隆彦です。今日は、2017年9月28日です。
アルル君から、昨晩、連絡が入って、日本の政治変動=政界変動(政治家=国会議員たちの右往左往、集合離散 )が急激に起きている、とのことだった。

今日、国会で衆議院が解散される。そして10日までに衆議院議員の各党の候補者たちが決まる。
 
そして10月22日の総選挙後に、安倍内閣が倒れる(丸5年でようやく退陣する)という事態も予想されるようになった。 そんなことは有り得ない、とたいていの人は思っている。「安倍首相が、北朝鮮の核ミサイル問題で、アメリカと連携して日本を守ってくれる」で、支持率が高いから、という理由である。ポイントフォームで、重要なことだけを羅列してゆく。
 アルル君は、自分の考え、見通し、分析をどんどん発表しているので、彼のツゥイッターを読みに行ってください。 
https://twitter.com/bilderberg54

1. この8月23日に、山梨県の鳴沢村(なるさわむら。河口湖の南で、富士山の山麓)の 日本財団の会長の笹川陽平の別荘(villaヴィッラ)に、4人の自民党の元首相たちが集合した。ここで次の政界再編が語られ、決められたようだ。イニシアティヴを握ったのは、小泉純一郎と安倍首相だったようだ。自分の子分を一人も持たない(誰も育てなかった)小泉が何の勢力を背景に、力を持つのか?

2. 黒幕は、笹川財団の 笹川陽平(ささがわようへい)会長だ。笹川財団が、安倍首相たちを操(あやつ)っている。ササガワ財団が、世界的な特殊な宗教団体である、統一教会(とういつきょうかい、Moonie ムーニー)の大きな資金源である。 安倍首相の鳴沢村の土地も、笹川財団の所有する広大な土地の一部のはずである。安倍晋三は、何かあるとこの別荘に隠れて秘密の政治をやってきた。

3. 小池百合子は、小池新党「希望の党」を26日に立ち上げた、と思ったら、今度は都知事を辞めて、首相を目指す、という動きに出ている。それと連動して、日本維新の会(大阪が主力)を作ってきた 橋下徹(はしもととおる。彼を日本のムッソリーニだと、私たち学問道場は6年前から認定してきた)が、大阪から衆院選に出て国政に、「ムッソリーニのローマ進軍」(1922年)のように「東京進軍(しんぐん)」してくる、のかと思ったら、
 
何と、小池の後の都知事選に出る、という動きになっているらしい。 橋下徹の資金源も明らかに笹川陽平である。大阪の寝屋川市?の笹川陽平の邸宅に橋下は出入りしている。
 
笹川良平という日本ファシスト(大日本翼賛会=よくさんかい=)が作って、戦後は世界反共(はんきょう)運動の重要な拠点になってきた笹川財団こそは、統一教会の資金源である。 小池百合子(現在65歳、1952年生)も、親の代からの、熱心な勝共連合(しょうきょうれんごう)の活動家であった。つまり、少女時代から、統一教会の熱烈な信者だったということだ。 そして30歳ぐらいから、テレビのニューズ・キャスターとしてデビューして有名人になった女性だ。
 
彼女は、関西学院大学の学生を1年生で辞めて両親と共に、エジプトのカイロ大学に入学して、両親は、現地で日本料理店を経営していたという。日本人が、イスラム教とアラビア語を勉強するのだったら、アズハジア学院に行くはずなのに。
 
カイロ大学は、アメリカのCIAが作ったアメリカン・ユニヴァーシティ(大学)の隣、というか、その敷地の一部である。CIAが、反共産主義の牙城(がじょう)として、中東アラブ世界にも撃ち込んだ拠点である。同じく日本は極東(きょくとう)の拠点である。そこに少女時代から、反共(はんきょう)の闘志として育てられた小池百合子が、40年前に日本から送り込まれたのだ。 
 
このことから、CIAの中の一番、強硬な反共主義の連中が、勝共連合=統一教会を作ったことがよく分かる。それと、ローマ・カトリック教会の中のイエズス会である。
 
パキスタン人のマララ・ユスフザイ(2014年のノーベル平和賞受賞。パキスタン国民にひどく嫌われている )のような、奇っ怪で特殊な育てられ方をした女性と全く同じだ。

4.立派な態度を貫いてきて、“民主党のプリンス”として大事に育てられてきたはずの細野豪志(ほそのごうし)が、最先頭を切って民進党を離党して、長島昭久(ながしまあきひさ、東京の立川が選挙区)に誘われる形で、小池「希望の党」の看板(幹事長)のような感じで、出てきた。日本の政界流動が激しく起きた。 
 
細野豪志の目つきがどんどんおかしくなっている。うわの空のような顔つきになっている。 きっと彼らに、日本の軍需産業界(防衛産業の大企業たち、三菱重工が代表)から100億円単位での、政治献金が出たのだろう。選挙をするには軍資金(選挙費用)が必要だ。
 
100人の候補者を、民進党系を含めて、希望の党から小選挙区と比例区にまで立てるには、100億円はどうしてもかかる。細野豪志が、捨て身のような感じで出てきたことが、あとあと今回の政界変動の理由の解明となる。

5.長島昭久は、慶応大学の学生時代から、勝共連合の熱心な活動家である。アメリカの統一教会の学生組織を、CARP(カープ)というが、長島は、アメリカ留学生時代にそこに入って、その日本支部長だ。 筋金入りの活動家だと言っていい。ワシントンの政界にも、長島の友人で多くのムーニー(ワシントン・タイムズ紙を発行している)の幹部同志たちで、アメリカ人政治家(下院議員)とかになっている者が多い。

6・安倍首相は、今度の、自分が(だが組織決定で。自民党という組織の決定では無い)緊急の不意打ちで決めた総選挙(10月22日投票日。10月10日公示)で、過半数の233議席を、自民党が取れなければ退陣すると、前述した鳴沢村の合同会議で約束したようだ。
 
今の総議席は、これまでから10減って465議席である。その過半数は233である。連立を組んでいる公明党は31議席を死守しようとしている。 公明党は、憲法改正が嫌いなはずなのだが、組織が生き残るためには、指導部は安倍晋三たちの改憲勢力に退(ひ)きづられる。 

7.安倍晋三は、憲法改正という己れの悲願に向かって突き進む覚悟だ。安倍晋三は小池百合子と密かに連携して動いている。それを自民党の他の実力政治家たちが苦々しく思っている。安倍と小池も、組織内ですでに割れていて、下の方は話が合わなくなっている。ここで助け船として、トリック・スターの持ち味として現れたのが小泉純一郎である。触媒(しょくばい、カタリストcatalyst )のような役目だ。

8.憲法改正、を今の第9条の「平和主義、戦争放棄、陸海空軍の不保持、交戦権の否定」を、何とか上手に削って、それに付け加える形で、「国の安全のために外敵に対して国軍をもって対応する」という「戦争が出来る国家になる」条文にすることを、目標にしている。
 
だが、アメリカのトランプ勢力 は、日本にそこまでは求めていない。「なるべく外国のことには関わりたくない」(アイソレイショニズム=国内問題優先主義)であるから、それぞれの国が勝手にやればいい、主義なのだが、それでも、トランプ勢力は、日本と韓国の核武装(核保有)には反対である。

9.だが、安倍晋三が、「自分は憲法改正を花道(はなみち)にして政権から離れる」という、4人の首相経験者と約束したシナリオ(8月23日)は、世界政治の冷酷な現実である、北朝鮮からの核ミサイルの脅威の前に、効果を持たない。
 
日本が、戦争の出来る国になったとして、米軍と共同で北朝鮮を攻撃する、ということになると、北朝鮮から、核ミサイルが日本に飛んでくる(射程2000キロ圏だから正確に狙ってくる)。だから、「戦争が出来る国への憲法改正」は、現在の緊迫状況とは合致しない。 
 
だから、副島隆彦が国家戦略家として提言するとおり、日本は何もしないで、北朝鮮処分、処理、解決は、アメリカと中国とロシアの3大国に任せて、日本(人)は、黙ってじっとしているのが一番賢い。
それでも日本国民の一部は、明らかに北朝鮮の動きに脅(おび)えている。この国民の心理的な動揺が、今度の総選挙の動きを決定する。

10. だから、今の日本国内で、右翼言論で、思いっきり勇ましいことを言って、「日本軍もアメリカ軍と共に、北朝鮮を攻撃する態勢を、急いで整えなければいけない」というほどの強烈なタカ派の言論を吐く人物を、私、副島隆彦は、自分の周囲に見ない。庶民の間にはブツブツ、そういうことを言っている人間たちはいるのだろう(ネトウヨと呼ばれる軽度の精神障害者たち)。
 
彼らの勇ましそうな、人種差別と、排外主義(ショービニズムの精神構造の根底は、やはり被害妄想と恐怖感である。人一倍の臆病者たちの心理だ。本当の勇気や、自己犠牲の特攻隊精神では無い。日本の愛国右翼たちもまた、情けない状態に陥っている。「憲法改正の悲願」をドンドコ、ドンドコと太鼓を叩いているだけ、それ以外にまで頭が回らない。

11.それよりも、旧来の日本の左翼的なリベラル人間たちの方に、自暴自棄の戦争肯定勢力が出てきている感じがする(本性は、こっちも自分の恐怖心)。それが、小池新党を応援して、憲法改正勢力に荷担して行く道が生まれるのだろう。彼らがメディア(テレビ、新聞、週刊誌)に煽られて、小池支持、自民党嫌(きら)いの形で、噴出しそうである。
 
自民党の今の態勢への不満もあるから、新党の新人の政治家たちに、若い人たちは投票するだろう。旧来の組織の上に乗っかって議員をやってきた者たちほど戦々恐々としている。大都市圏では、自民党が大敗する、という予測が出ている。

12. 古村治彦くんが熱心に研究しているが、ジェームズ・アワー(ヴァンダービルド大学教授 )というアメリカ人の“ 安保マフィア ”が、日本の防衛産業界を動き回って、北朝鮮との戦争事態への対応として、日本政府に、さらにアメリカの兵器を買わせる仕事をしているという。
 
このジム・アワーが、マイケル・グリーンも覆面をかぶって日本に来て動き回っているようだが(トランプ政権はその暗躍を許可していない)、日本の政界再編を、笹川財団を嗾(けしかけ)けて行っている。だから、経団連を隠れ蓑として、日本の軍需(国防)産業界が、小池・細野新党に選挙資金を出している。笹川財団は、長年、 ニューヨークでは、The US ? Japan Foundation ザ・ユーエス・ジャパン・ファウンデイション「米日財団」であり、通称は、文字通り、「ササガワ・ファウンデイションだ。これでアメリカの政界に献金して議員や官僚たちを合法的に買収してきた。

13.民進党の党首になったばかりの 前原誠司(まえはらせいじ)は、何と、自分は無所属で出るそうだ。まったく政党の体(たい、てい)を為していない。「 民進党の議員たちは、まず希望の党の許可を取れ。それが民進党の公認候補となる」という狡猾(こうかつ)極まりない「踏み絵」手段に出た。
 
前原は、「自分は、参議院がまだ民進党までいるから、小池新党に合流出来ないから無所属で出る」 と言ったという。おそらく小池新党への強硬な合流を画策している最中だろう。 おそらく 前原も小池党から出るだろう。
 
前原の動きに対して、枝野幸男(えだのゆきお)たち、民進党内の、旧社会党を含めた労組上がりの、左バネの連中が、「どうせ、俺たちは、小池新党の検査に掛かって、合流は許されないだろう」と腹をくくるだろうから、「まとめて一気の合流が出来ないのなら」と無所属で出るだろう。
 
これが、かつての日本社会党の左派のような動きになって、ここを中心にして、反戦平和の「憲法を守れ」の護憲(ごけん)勢力として、小さく数を減らしながらも、まとまるだろう。

「憲法を守れ。戦争をするな。自衛隊を外国にまで出すな」の、自覚的な人々からなる護憲勢力が、こういう事態になっても強い。それでも、多くの国民は、新人議員に投票するだろうから、国民の新しい動きとしては、小池百合子や安倍晋三の 思惑(おもわく)を超えて、憲法改正に突き進む、と言うことは出来ない。
 
国民(のための)政治という原理が有る限り、奇妙な宗教団体や、反共主義の思想が、日本の政治をいいように勝手に動かすことは出来ない。外側からから国民が、小池たちの動きを締め上げる。そしてさらに、その外側から世界の政治の動きが、日本を締め上げる。

13・小沢一郎は、きっとこう言っただろう。「みんな、とにかく自分が当選するのが何よりも大事だから、次々と起きる新党の動きにどんどん参加して行きなさい。国民は自民党の政治に飽き飽きしているから、新党から出るのが有利だ」と。これは、小沢一郎の得意の戦術となった潜(もぐ)り込み戦術だ。「もぐり込んで生き延びよ」だ。
 
小沢は、 自分は、自分の自由党と民進党の合流の話も、今の濁流の中では意味を持たなくなったし、定数見直しで岩手4区の選挙区が無くなって3区になったので、無所属で出て、現職の黄川田徹(きかわだとおる。かつての小沢一郎の秘書 )と闘うことを厭(いとわ)ない。今、新聞記事が出て(28日午前10時半)、黄川田は、小沢に遠慮して出馬をやめたそうだ。これで小沢は勝つ。
 
小沢一郎は原則主義者だから、自分が打ち立てた原理・原則に従って行動する。「政治は、大きくは国民が決めることですから、それに従います」という態度だ。

14.前述した「鳴沢村の4人の元首相の8月23日の談合=秘密」では、「とにかく小沢を政界引退に追い込め」と決議しただろう。小沢一郎が、共産党まで巻き込んで、政界再編を、「オリーブの木」戦略で実行するのをぶち壊したい、という考えになる。ところが、情勢はさらに激変、流動化して、政治家たちの四分五裂の集合離散の形で現れている。自分が当選して生き残ることが、すべてに優先する。

15.こうなると、却(かえ)って、旧来の自民党の温和で、穏やかな勢力である、自民党内のハト派の勢力が重要となる。自分たち自身も、安倍・小池の反乱軍の動きに動揺しながらも、「こんな世界政治の大風(おおかぜ、台風)の最中(さなか)には、わざわざ憲法改正なんか目標にしなくていいよ」という感じになっている。
 
松村謙三(まつむらけんぞう)や、鳩山一郎(はとやまいちろう)、石橋湛山(いしばしたんざん)や、田中角栄のようなハト派で温厚な、国民思いの 優れた政治家が出てくるべきなのだ。

それでも自民党の旧式政治家たちは、自分たち旧式人間たちの足下も洗われて、若い新人議員たちから、追い上げられて落選しそうになっている。さらにひとまわり大きな外側からの力は、やはり北朝鮮からの核攻撃の脅威に、国民心理が、万力(まんりき)のように締め上げられて、追い詰められているからである。

16.自民党の穏健派とハト派の勢力(これが、日本の 本当の、本物の温和な保守の人々)は、安倍晋三、と小泉純一郎が、「この国を壊す。自民党をぶっ壊す。日本の国の形を変える」と言い続けてきたことを知っている。だから、ひどく迷惑だ、という感じを持っている。
 
彼らは、一体、アメリカのどういう勢力が、安倍晋三や小池百合子を嗾(けしか)けているのか、と深い疑念と訝(いぶか)しく疑う感じで生きてきた。同じく、日本の慎(つつ)ましいサラリーマンの、企業労働者たちも、「政治家たちは、政治を穏(おだ)やかにやってくれ。何とか、私たちが食べられるように。そして、戦争に巻き込まれないようにだけはしてくれ。今の平和な国のままであって欲しい」と願っている。

17. この感じは、この6月のフランス国の政界変動に似ている。…(中略)…
小池百合子は、前原が、「小沢一郎氏も、希望の党に合流したいと言っている」と言ってもこれに応じなかったらしい。 小沢一郎の、「何が何でも、今の安倍政権を終わらせることが、日本国民の願いである」という原理・原則を掲(かか)げての、野党の統一理論、1930年代のヨーロッパの人民戦線(ポピリエ・フロン、ピープルズ・フロント)理論が、現在の激しい政界流動化で、通用しなくなっている。
 
最後は、「 首相でも誰でも、政治家(国会議員)は、皆、自分が地元の選挙で当選することが何よりも大事だから、無所属ででも出て、自分の力で受かって行くしか無いよ」という、政界バラバラ論になる。
 (中略)
 
日本にも、今こそ、立派な人物の、優れた指導者が出てきて欲しい。 政治家の3代目の馬鹿ボンボンたち(安倍晋三のような)が、当たり前で指導者になる国を、そろそろ、やめなければいけない。
 
ドコが、何が、デモクラシーで、自由主義(リベラリズム)の国だ。ただの、土人(原住民)の大酋長(だいしゅうちょう)たちの合議体で、決められている東アジアの、土人の国じゃないか、日本なんて! これを、 英語で、tribal dignitaries  トライバル・ディグニタリーズ 部族の族長たちの会議ですべてが決まる国、だ。

ほとんどの国民が、「この人なら、自分たちの指導者として信頼できる」と、素直に尊敬できる 立派な人物が、私たちの指導者にならなけらばいけない。 そういう人物が、やがて日本にも現れるだろう。

18. 日本には、西洋白人たちの欧米が持っている、外国人の移民を大量に受け入れるか、否かでの国内の対立は無い。日本の法務省(入国管理行政 )が、密かに、徹底的に移民政策を管理してきたから。 
 移民労働者の問題が目立たないだけ、その分だけ、目下(もっか)の北朝鮮の核(ニュークレア・ウエポン)の脅威や、戦争難民( refugees レフュジーズ)が押し寄せる問題への、関心で、目に見えない形での、国論の対立がじわじわと起きている。 

19. 政治家(国会議員)たちは、一人一人が、戦国時代の 300諸侯の戦国大名(せんごくだいみょう)のような連中だから、政界変動の時に、自分が、どっちの勢力に付くかで、自分の運命が決まってしまう。負ける方に付いたら、自分自身も滅亡(めつぼう)だ。だから、このような政界の激しい集合離散(しゅうごうりさん)の時期には、彼らは自分のことだから必死になる。
 
私たち政治家(=政治活動家、戦国大名)ではない人間たちは、自分の足下をしっかり見据えて、それぞれの自分の知能に合せて、政治判断をすればいい、のです。私たちの学問道場は、優れた知性の人間の集まりであるから、他の国民たちよりは、少しは賢い判断が出来る、と、私は信じている。
 
囲碁(いご)の世界と同じで、政治は、幾重にも巻かれた布陣で、「取り囲んだと思ったら、自分が取り囲まれていた。さらにその外側がある」という世界です。安倍晋三だって、公明党だって、「これでウチの勝ちだな」と、ふんぞり返って、うかうかしていられない感じです。安倍晋三のあの浮かぬ顔を見ていたら、そのことが分かる。

もっと書きたいが、これぐらいにします。 (以下、略)

希望の党に小沢一郎氏が合流するのなら希望の党に希望が見えてきた。

(日々雑感)2017/09/28 

<小沢氏も希望合流へ…前原・小池氏と大筋合意か
 
自由党の小沢共同代表が希望の党に合流する方向となった。野党結集を進めるためにと、小沢氏と民進党の前原代表、希望の党の小池代表との間で大筋で合意した模様だ。

自由党は、小沢氏を含めて衆院2人、参院4人の計6人で、小沢氏以外の議員は対応を検討している>(以上「https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170928-00050058-yom-pol」より引用)

記事がマスメディアのものでないため、ガサかどうか確かめようがないが、小沢氏が今回の民進党と希望との仲を取り持ったという話も漏れ聞こえているから、小沢氏は民進党両院総会での解党的な合流が承認されたのを見極めたうえで、自らの身の振り方を発表したのだろう。
 
上記引用記事が出所正しい正確なものなら、希望の党の今後も安心だ。小沢一郎氏がいれば泡沫となって消えることはないだろう。フラフラとして風頼みの小池氏も、これでスッキリと背骨が入るだろう。
 
小沢一郎氏が入れば希望の党が今後打ち出す政策も大体の想像がつく。共産党を排除する偏狭な政治家たちがいるが、まだ安倍自公政権を倒して政権の座に就いたわけではない。今から連立政権構想で「共産党を外す」とか気の早い話をする必要は全くない。まずは安倍自公政権に引導を渡してからだ。
 
そこのところは小沢氏が仲介の労を取ってオール野党連合を形成するだろう。小沢一郎氏がいなければとてもそうした老練な智恵は出て来ないだろう。
 
そして政策も安倍自公政権とは明確に一線を画した「国民の生活が第一」の色彩の強いものが出て来るに違いない。小沢氏なら政治がグローバル化から「国民の生活が第一」へと世界的な流れになっていることをご存知のはずだ。
 
移民政策も改めなければ国が亡ぶことも欧州諸国の分裂騒ぎを見ればわかることだ。格差是正を実行するには税制に富の再分配の役割を持ち込むしかない、というのも彼なら理解しているし、実行できる。
 
小沢一郎氏が希望の党に合流することで、希望が見えてきた。若狭などといったチンピラ議員は「民進党の合流ではない」とあくまで大家面をしていたが、そんな狭い料簡では安倍自公政権を倒すことは出来ない。
 
小沢氏の合流で希望の党が自民党の補完政党ではなく、本気で政権交代を目指す政党だということが解った。そう思っているのは私だけではないはずだ。民主党政権成立に歓喜したかつての支持者たちも希望の党の応援団に加わるはずだ。
 
是非とも小沢氏とともに民主党を離党して冷や飯を食っている下野した仲間に立候補の声を掛けてやって頂きたい。かつての仲間を大事にするのも小沢一郎氏だ。候補者擁立にもそうした血の通った配慮をして欲しい。 

「全員を受け入れることはさらさらない」(小池百合子)ってんなら、むしろ排除されたことを「誇り」とするのが政治家の矜持というものだろう&検察審査会の不起訴相当議決に情報開示請求

 くろねこの短語 2017/9/30

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とはよく言ったもので、調子こいてやり過ぎると、その揺れ戻しは凄まじいブーメランとなって我が身に降りかかってくる。ペテン総理のアキレス腱となって、とうとうリセットするために解散に打って出ざるを得なくなった森友・加計学園疑獄なんてのは、その典型みたいなもんだろう。
 
でもって、ぼったくりバーのチーママ・小池君のいけいけどんどん振りがけっこう鼻についてきているんだね。昨日も、民進党のノダメやスッカラカン君の処遇をめぐって「全員を受け入れることはさらさない」ってぬかしやがりました。そこまで言われりゃ、てやんでえってなるのが人情というもの。ノダメもさすがにカチンときたんだろう。「先に離党していった人の股をくぐる気はまったくない」って、排除の論理を最初に口にしたモナ細野にカウンターを浴びせている。
 
「安保法制と改憲」という踏み絵をチラつかせるというチーママ小池君のお調子振りに、さすがに敢然と立ち向かう動きが出てきたようで、逢坂誠二君が「希望の党とはどうしても肌が合わない」ってんで無所属での出馬を決めたそうだ。二枚舌の猪八戒・枝野君も無所属で立候補する検討に入ったとか。さらに、「考え方の近い前衆院議員らと新たな政党の結成も入れている」そうだ。

 
東京新聞「こちら特報部」で、かつて民主党結成時に「排除の論理」で入党拒否されたムーミンパパ・武村君が「排除された人はむしろそれを誇りに、新しい道を自ら切り開けるといい」とコメントしていたが、それが政治家の矜持というものだろう。維新とも提携しようという希望の党にシッポを振る、阿部知子や柚木道義なんて輩には、とうてい理解できない政治家の在り様だ。
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無節操、無定見の変節野郎 
社民党との共闘を進める共産党は、希望の党に合流しなかった民進党議員とは共闘するとエールを送っている。今回の民進党解体騒動は、リベラル勢力がひとつにまとまって「反安保法制」「反改憲」で選挙を戦うチャンスと捉えたい今日この頃なのだ。
 
最後に、山口ノリマキの準強姦疑惑を不起訴相当とした検察審査会の議決に対して、補助弁護人の名前と審査員の平均年齢の情報開示請求をしました。これでチャラにはさせませんよ。

【総選挙】前原-小沢が解散の日にぶつけた超ド級の奇策

2017年9月28日  田中龍作ジャーナル

前原代表は、両院総会の冒頭あいさつで「名を捨てて実を取る。ご理解頂きたい」と議員らに呼び掛けた。「どんな手段を使っても安倍政権を倒す」と執念を示す前原・民進党代表。

小池ゆり子都知事率いる「希望の党」との合流に向けて超ド級の奇策を繰り出した。それは衆院解散直後のきょう午後開かれた民進党の両院総会において満場一致で了承された。

常任幹事会が提案した奇策3項目は―

1、今回の総選挙における民進党の公認内定は取り消す。

2、民進党の立候補予定者は「希望の党」に公認を申請することとし、「希望の党」との交渉及び当分の間の党務については代表に一任する。

3、民進党は今回の総選挙に候補者を擁立せず、「希望の党」を全力で支援する。

民進党の立候補予定者は離党したうえで「希望の党」に参加し、「希望の党」の公認候補として出馬するのである。

ただ前原代表は「民進党代表」として党に残る。参院議員がいて民進党はしばらく残存するからだ。ここがミソである。前原代表が民進党に残るのは、小池新党にハシゴを外された時、あるいは新党が空中分解した時の保険だ。

約100億円という巨額な資金はまだ民進党にある。選挙で50億円使わせられたとしても、前原代表は残る50億円を管理することになる。前原代表が衆院選挙に立候補することは確実だが、どのような形で立候補するかは未定だ。

枝野代表代行は小池新党に行けば一議員でしかなくなる。さりとて無所属で出馬するのは難しい。すっかり憔悴していた。

立候補を希望する民進党議員の名簿は前原代表が一括して小池新党(希望の党)へ提出する。公認を決めるのは小池代表であるので、誰がはじかれるのか、確定的なことは現時点では分からない。

民進党との合流は小池新党にとっても有難い話だ。民進党は候補者一人あたり供託金600万円(小選挙区+比例)と公認料1,500万円の計2,100万円を支給する。

持参金つきである。小池新党にはない地方組織も持つ。しかも連合もつく。資金力+組織力+話題性は、自公にとって大きな脅威となるだろう。

前原誠司氏が代表に就く前から小沢・自由党代表は、政権交代に向けて知恵を授けていた。小池ゆり子氏とも気脈を通じ、伏兵を送り込んでいた。仕掛け花火のような「小沢の秘策」が炸裂したのである。

前原代表は記者会見で記者団から共産党との選挙協力について問われると「1対1に持ち込む」と繰り返した。前原代表によれば、小池新党(希望の党)から出馬した民進党議員が民進党に戻って来ることはない。解党が始まったのである。

両院総会、懇談会、代表記者会見の会場となった永田町の党本部には、かつてない数のメディアが詰めかけた。身動きが取れないほどだ。最盛期の政権交代時(09年)でもこれほどの人数はいなかった。

安倍首相が解散日恒例の記者会見を開かなかったこともあり、メディアは民進党に釘付けになった。独裁者が腰を抜かす奇策は、そこにぶつけられたのである。

事実上の解党を決める総会に、かつてないほど多くのメディアが集まった。崩壊過程に入った政党が政権選択選挙のキャスティングボートを握る。政治の皮肉だろうか。
    ~終わり~

あのドンキがガラガラの異常事態わずか8カ月で閉鎖、絶好調・ドンキに危険な兆候

2017.09.26
文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタントBusiness Journal


1013日に、開店からわずか8カ月で閉店する「ドン・キホーテ神保町靖国通り店」(東京都千代田区)を訪れたときの感想だ。想像以上に閑散としていた。
 
神保町靖国通り店は東京メトロ・神保町駅から徒歩7分、靖国通り沿いにある。ビルの1階から6階までで営業しているが、売り場面積は999平方メートルだ。ドン・キホーテの標準的な売り場面積は10003000平方メートルなので、同店の小ささのほどがわかる。そのため品揃えは限定的で、充実しているとはいいがたい。
 
神保町靖国通り店が立地するエリアは特殊だ。隣接する街・神保町は、古書や洋書、専門書を扱う書店が数多く軒を並べ、古書店街として知られている。同店から神保町駅までの通り沿いは大半が書店だ。神保町には古書店が180店ほどあるといわれる。一般の書店では扱っていない本を求めて、年配の方を中心に界隈は賑わう。ただ、人は多いものの、そういった人たちの大半はドンキを利用しないだろう。
 
神保町靖国通り店の周りには、スキー、ゴルフ、登山の用品店や楽器店といった専門店も多い。「ヴィクトリア」「石井スポーツ」「クロサワ楽器」「須賀楽器」といった専門性の高い店が軒を連ねる。このような専門店に来る客は目的買いのケースが多いため、そういった人たちがふらっとドンキに立ち寄ることは考えにくい。
 
神保町駅周辺は、学生街としても知られている。明治大学や日本大学、専修大学、共立女子大学などがある。ドンキは、こうした学生の来店が期待されるが、実際は限定的だろう。なぜなら、ドンキからもっとも近い大学でも、大通りを挟んでいたり駅の反対側にあるなど、通学の導線上になく、各大学からのアクセスが良いとは言い難いからだ。通学途中や休憩時間に気軽に利用できる立地とはいえないだろう。
 
また、神保町駅周辺にはビジネス街もある。そのためドンキは、学生だけではなくビジネスパーソンの来店も期待していた。通勤・通学途中や休憩時間のちょっとしたニーズに対応できるよう、弁当や総菜、スキンケアやオーラルケアなどのエチケットグッズを充実させたという。ただ、神保町駅から徒歩7分、小川町駅からも徒歩6分かかり、コンビニのように気軽に利用できるとは言い難い。実際に、ビジネスパーソンはドンキではなくコンビニや飲食店に流れていた。

閑散としている神保町靖国通り店

筆者は、ある土曜日の昼12時台に神保町靖国通り店を訪れてみた。予想以上に閑散としていたが、滞在客数を数えてみたら45人だった。1階から6階までを数えなければならなかったので、多少の人数の誤差はご容赦いただきたい。昼時ということもあり、食品がある1階と2階はそれなりに客がいたが、3階から6階は閑散としていた。都心店でこの滞在客数では厳しい。
 
都心店であれば、ドンキが得意とする訪日外国人客を期待したいところだが、筆者が確認した限りでは外国人らしき客は1名しかいなかった。他店舗と比べて少ない印象だ。学生街・オフィス街での立地のためだろう。ドンキ全体の免税売上高の構成比は現在67%程度で、上昇傾向を示している。免税客単価は国内平均の約4.5倍にもなる。そのため、訪日外国人客を取り込めないことは残念なところだ。
 
こうして神保町靖国通り店の滞在客の状況を確認した後、比較検証するために、神保町駅から4駅離れた末広町駅から徒歩3分の「ドン・キホーテ秋葉原店」(東京都千代田区)を訪れてみた。神保町靖国通り店で滞在客数を数えた後すぐに移動したため、同日のほぼ同時間帯(土曜日・昼12時台)での訪問だ。
 
秋葉原店はビルの2階から4階までで営業している。売り場面積は1937.2平方メートルで、神保町靖国通り店の約2倍だ。ドンキのなかでは標準的な広さがあるため、品揃えは充実しているといえる。逆に、売り場面積が狭い神保町靖国通り店の品揃えの少なさが際立つ。
 
秋葉原店の滞在客数を数えてみたら、146人だった。神保町靖国通り店の3倍、人数でいえば100人以上多い。どの階も若者と外国人を中心に賑わっていた。これらの客層はドンキと相性がいい層といえるだろう。大型電気店やアニメショップが数多く建ち並ぶことで世界的にも有名な秋葉原駅からも徒歩3分で行けることが影響していると考えられる。
 
秋葉原店には36台が駐車できる駐車場があることも大きい。一方、神保町靖国通り店には駐車場がなく、近隣で提携している駐車場もない。車で来店するのは困難だ。そのため、駐車場がある店舗と比べて集客力は劣ってしまう。神保町靖国通り店は24時間営業だが、駐車場がないため夜間の集客状況は日中以上に厳しい状況だろう。

平日も神保町靖国通り店は客が少なかった

別の日の平日の昼12時台に再び神保町靖国通り店を訪れてみた。平日の状況を確かめるためだ。滞在客数は38人で、寂しい状況だった。食品がある1階はそれなりに混雑していたものの、それより上階は閑散としていた。平日のため、1階にはビジネスパーソンらしき人たちで若干賑わいを見せ、その多くが弁当などを買っていた。学生らしき人もいるにはいたが、数名だった。
 
その後、神保町駅から2駅離れた春日駅から徒歩5分、後楽園駅から徒歩5分にある「ドン・キホーテ後楽園店」(東京都文京区)を訪れた。今回も同日・同時間帯での訪問だ。同店はビルの1階と2階で営業している。売り場面積は2897平方メートルで、神保町靖国通り店の約3倍だ。滞在客数は75名で約2倍だった。
 
筆者が訪れた時だけでいえば、滞在客の絶対数は後楽園店のほうが多いが、売り場面積の単位あたりの滞在客数は神保町靖国通り店のほうが多いことになる。ただ、後楽園店には54台が停められる駐車場があるためか、主婦らしき人が多い。また、近くに「東京ドーム」やテーマパーク「東京ドームシティアトラクションズ」、レジャー施設「ラクーア」などがあり若者も多いため、おそらくほかの時間帯でもそれなりの集客ができている可能性が高い。したがって、1日単位で考えれば単位あたりの滞在客数でも後楽園店のほうが多いと考えられる。
 
もちろん、滞在客数などの情報は一時点のものであって、すべてを表しているわけではない。それを考慮しても、神保町靖国通り店は集客において困難を極めているといっていいのではないか。
 
閉店の理由をドンキの広報担当者に確認したが、「物件は当社のグループ会社が所有しており、ロケーションなどを勘案した結果、店舗としてではなく、間接部門の拠点やテナントへのリースなどで活用することを検討しています」との回答だった。ということはやはり、ドンキの店舗では集客が困難で採算が取れないということなのだろう。
 
それにしても、なぜドンキは神保町靖国通り店をあの場所に出店したのだろうか。神保町駅周辺の街の特性を知っていれば、経営に詳しくなくても、ほとんどの人が出店に適しているとは思わないはずだ。実際に、インターネット上では「やっぱり撤退になったか」などと、必然の結果と考える声が多数を占めている。
 
ドンキは1号店の創業以来、28期連続の増収増益を達成している。業績は好調といっていい。そのため、「ドンキは多少立地が悪くてもいける」といった慢心があったのかもしれない。または、潤沢な資金があるため多少の冒険があってもいいと考えたのか、もしくは実験的な出店だったのだろうか。

民進党潰しが成功して、選挙後は自民党&希望の党で改憲翼賛体制の出来上がり!?

 くろねこの短語 2017/9/29

新聞・TVは、「政権交代選挙」のイメージづくり一色で浮ついている。確かに、ぼったくりバーのチーママ・小池君の満を持した登場は、民進党の煮え切らなさもあって、強烈なインパクトをもたらした。そこに民進党解体という驚き桃の木の前原ショックも加わって、このまま行けば、「政権交代」もけっして夢ではないだろう。

 
こういう流れにイッチャン焦っているのがペテン総理だろう。なんてったって、希望の党が立ち上がった当初は、「同じ政治理念だ」ってチーママ小池君にエールを送っていたくらいだからね。ところが、「女性初」が大好きなチーママが「初の女性総理大臣」に色気を出しちゃったのが誤算でしたね。一気に「打倒安倍」「政権交代」に選挙の焦点が絞られちゃったんだから。
 
「打倒安倍」という視点から見ればこうした動きは歓迎すべきで、ペテン政権を倒すためなら「悪魔と手を結ぶ」ことも辞さないくらいの気概がなくてはならないのも事実だろう。でもなあ、その「悪魔」が、ペテン総理以上につむじがに曲がっているってことはいかんともしがたいんだね。

 
維新との連携も視野に入っているようで、大阪のチンピラ知事なんか早速、秋波を送ってますからね。でも、そうなったら、これはもう巨大な第二自民党の誕生なんだね。つまり、選挙後は、保守二大政党の改憲翼賛体制が出来上がるってわけだ。ようするに、民進党を潰すことが、改憲勢力の狙いだったんじゃないのかねえ。チーママ小池君が衆議院選挙に出馬しないようなことがあったら、それが民進党潰しの証拠かもしれない。

 ところで、民進党が希望の党に吸収されたことで、ハシゴを外された共産党はさぞかしはらわたが煮えくり返っていることだろう。湯上りの口先番長・前原君は、共産党にちゃんと仁義を切っているんだろうか。いまのところ、民進党の誰からも共産党を裏切ったことの反省の弁が聞かれない。これって、ひととしてどうよってことだよね。そんな奴らが何言ったって、もう誰も信じやしませんよ。

安倍首相の筋書きを覆す神風が吹いてきた。安倍首相の脂汗の顔が見られそうだ。

(かっちの言い分)2017/09/27 

小池氏が、新党代表になったことにより、俄かに野党の選挙体制が流動的になった。まず、民進が「新党」希望と連携調整に入った。また、昔の仲間同士であった小池氏と小沢氏が会談し、連携を模索している。小池氏は、出馬人数を3桁、つまり100人以上を立てたいと述べている。これらの動きに小沢氏が絡むと、政権奪取が俄かに現実化してくる。小沢氏は、政権を取るためには、多少の違いも飲み込んで、実現させてしまう。前原代表から小沢氏へ自由の民進への合流も打診された。

小池氏は、都議会選挙では多くのズブの素人を擁立した。しかし、国政は都政と違う。国政に立候補した経験者や組織が必要である。民進、自由(生活の党)も、民主党政権時代に議員だった人が、多く落選している。そいう人たちは、捲土重来を期して選挙のチャンスを狙って活動している。それが、民進、自由では勝ち目がないが、希望の党の風を利用して出れば、自民、公明、維新の候補者を倒すことが出来るかもしれない。小沢氏が民主から離党した時、引き連れて出た議員の多くは浪人している。希望の党は正にそれら議員の受け皿になる。

このブログでは、小池氏については、あまり評価した書き方をしていなかった。しかし、原発ゼロ、消費税増税無しを打ち出したことは評価する。憲法改正は9条には手を付けないという。世論調査で、各党への比例区投票は、自民が28%、希望が18%、民進8%であった。小池新党がいかに人気があることがわかる。完全に、風が吹いていることは、認めざるを得ない。
安倍首相は明らかに、判断を誤った。やはり、不純な動機で解散するが、凄まじいシッペ返しを受けることは間違いない。開票結果を見ている安倍首相の顔に脂汗が流れる姿を見ることが出来るかもしれない。

民進「希望」と連携調整 前原氏、小池・小沢氏と会談 解党論も
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017092790135959.html
2017年9月27日
 
民進党の前原誠司代表は二十七日、小池百合子東京都知事が設立した新党「希望の党」と連携する方向で調整に入った。巨大与党に対抗するため、野党勢力の結集が必要と判断した。今月下旬に、小池氏や自由党の小沢一郎共同代表と都内で三者会談を行っていたことも判明した。関係者が明らかにした。衆院選に向け野党再編が加速する見通しだ。民進党執行部内で、希望の党への参加を望む議員については離党を容認する案を検討していることも分かった。
 
前原氏は希望の党との協力が進展した場合は、自由党との合流も視野に入れる。これまでに「与党候補と一対一の構図をつくるため、あらゆる手段を取りたい」と述べており、二十八日の両院議員総会で今後の協議の一任を取りたい考えだ。

詩織さん準強姦容疑事件 検察審「不起訴相当」の不可解

2017年9月26日 日刊ゲンダイ
   
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一体、何が話し合われたのか。審査内容の詳細をぜひ、知りたいものである。フリージャーナリストの詩織さん(28)が、元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏(51)から性的暴行を受けた――と訴えていた準強姦容疑事件で、東京地検の不起訴処分に対し、東京第6検察審査会(検察審)が「不起訴相当」と議決した。

詩織さんは5月に会見を開き、2015年4月に山口氏と食事をした後にホテルで乱暴されたと告白した上で、検察審に審査を申し立てたことを明らかにしていた。

「(議決)結果を知り驚きました。『不起訴処分を覆すに足る事由がない』と判断されたことについて、なぜそうなったのか、しっかり説明していただきたかったです」

詩織さんがこうコメントを出したのもムリはない。A4判の紙っぺら1枚に記された〈議決の理由〉には、〈慎重に審査したが、検察官がした不起訴処分の裁定を覆すに足りる事由がない〉と記されているだけ。〈慎重審査〉の中身がサッパリ分からないからだ。

■なぜ審査補助員はいなかったのか?

注目すべきは、議決書の作成を補助した審査補助員の弁護士名がないことだ。一般市民から選ばれる検察審の審査員はほとんどが法律のシロウトだ。そのため、多くの検察審査会では、中立的な立場から法令の解釈や説明、問題点を整理する弁護士を審査補助員に選任(委嘱)している。

自由党の小沢一郎代表が「強制起訴」された小沢事件では、特捜検事がウソの報告書を作って審査員を誘導していたことが問題になった。検察から「不起訴裁定書」を示されたシロウト市民が、審査補助員の説明もなく、どんな法的根拠に基づいて当否を判断し、〈裁定を覆すに足りる事由がない〉と結論づけたのか。検察審制度に詳しい山下幸夫弁護士はこう言う。

「慎重審査が必要であるからこそ、審査補助員の弁護士を選任するべきだったでしょう。(準強姦容疑という)事件を考えれば、男女比の構成も重要です。いずれにしても、(審査に至った)審議時間などの客観的データを示すべきだと思います」

「本当に審査したのか」「検察の誘導ではないか」――との疑問を払拭するためにも制度改正が必要だ。

安倍首相が『NEWS23』で森友・加計問題を追及され醜態! 音声データを突きつけられ、「籠池氏は詐欺」「加戸さんの証言を報じろ」と支離滅裂

2017.09.27 安倍が『23』で森友加計追及され醜態 リテラ

25日の記者会見で「国難突破解散」なる身勝手極まりない宣言をした安倍首相。その内容のウソと詭弁は本サイトで詳しく検証したが、その夜、安倍首相はNHK『ニュースウオッチ9』、テレビ朝日『報道ステーション』、TBS『NEWS23』をはしご生出演。国民の疑問にはまったく答えず、大義なき解散を正当化、保身の弁に終始した。

だいたい、この男がテレビで何を語るかは最初から予想できたことだ。NHKでもテレ朝でも、当然、キャスターらから「なぜこのタイミングで解散なのか」「森友・加計学園疑惑隠しではないのか」という質問が飛んだが、安倍首相は「国民に信を問うことは過半数を失うリスクを背負うこと」「国会で何度も説明してきた。私も妻もまったく関与していない」などと同じ話を繰り返し、いつもの強弁で煙に巻いたのだ。

北朝鮮への対応についても、たとえば『報ステ』では小川彩佳アナウンサーから「先日の国連での総理の演説を聞いていましても、対話ではなく圧力ですとか、トランプ大統領と歩調も口調もひとつにするような言葉が相次ぎました。逆に危機を煽ってしまうのではないか、危機を招いてしまうのではないかという不安を覚える方も多いと思いますが」と突っ込まれた。だが、安倍首相は、憮然とした表情で「あの、危機をつくっているのは北朝鮮です。ミサイルを発射しているのも核実験をしているのも国際社会の要請に反しているのもですね、北朝鮮です」と被せ、そのあとも長々と演説し始める始末だった。

国民の批判にまったく耳を傾けず、自分の言いたいことだけ言う。そんな安倍首相を見て「またか」と思った視聴者も多かっただろう。しかし、そんななかで、健闘したのが『NEWS23』だった。

周知の通り、安倍首相は森友・加計問題について「国会で何度も丁寧に説明してきた」と各番組で強弁していたが、国会閉会後にも新たな証拠がいくつも出てきている。なかでも決定的なのが、籠池泰典理事長(当時)側と財務省側との交渉を記録した音声データだろう。官邸も財務省もこの音声データについて、いまだまともに説明していない。

そして、『23』では、スタジオに登場した安倍首相に、この音声データを聞かせたのだ。そこには、疑惑の8億円値引き疑惑について、籠池理事長が「ぐーんと下げていかなあかんよ」と求めたのに対し、財務省担当者が「理事長のおっしゃるゼロに近い金額まで、私ができるだけ努力する作業をいまやってます」と応答する具体的な価格交渉が収められていた。これは、財務省の佐川宣寿理財局長(当時)の国会での「価格につきましてこちらから提示したこともございませんし、先方からいくらで買いたいといった希望があったこともございません」という答弁とも完全に矛盾する決定的証拠だ。

ところが、この決定的証拠を突きつけられた安倍首相は、こう繰り返して無茶苦茶な逃げ切りをはかった。

「籠池理事長はですね、まさに詐欺で逮捕され、起訴されました」
「逮捕され、詐欺でですね、そして、起訴された人物」
「まさに籠池氏は逮捕され、奥さんもですね逮捕され、詐欺罪で、起訴されました」

■森友問題について何を訊かれても、「籠池氏は詐欺で逮捕された」の一点張り

つまり、安倍首相は“籠池前理事長らが逮捕・起訴されたのだから森友問題は決着がついた”というふうにまくしたてたのである。だが、ちょっと待ってほしい。籠池前理事長が逮捕、起訴されたのは補助金の不正受給疑惑であり、国有地が不可解にタダ同然で払い下げられたという森友問題の疑惑の本質とはまったく無関係だ。にもかかわらず、安倍首相は生出演中なんども「詐欺で逮捕された」と繰り返し、“詐欺師”“悪人”だと印象付けた。籠前理事長側にすべての罪をかぶせようとしたのである。

一国の首相が公共の電波を使ってこんなことをして、許されるのか。しかも安倍首相は、籠池理事長に対しては散々「詐欺で逮捕された人物」と繰り返しておきながら、森友問題のカウンターパートで、大阪地検特捜部が背任容疑で捜査をしている近畿財務局側、そして虚偽答弁が決定的になった佐川前理財局長については、一切言及しなかった。

星浩キャスターは、佐川前理財局長が虚偽答弁のあと国税庁長官に栄転したが、就任後数カ月を経た現在にいたるまで一度も記者会見を行っていないことを指摘したうえで、安倍首相にこう問いかけた。

「佐川さんが、国会答弁のあと今年の7月に国税庁長官に栄転されてですね、その後3カ月が経とうとしていますが、一回も記者会見がないんですね。通常、国税庁長官は、就任直後に記者会見をして、こういう方針で徴税にあたりますというのを明確にお話しされるんですけど。
 
私はそれはやはり国税庁長官としての職務怠慢ではないかと思うんですね。これもぜひ、森友問題を含めて、佐川国税庁長官は安倍首相の部下ですから、やはり『記者会見ぐらいやれ』という指導をしていただけないでしょうか」

星キャスターのこの問いかけを凍りついた顔で聞いていた安倍首相は、「記者会見については、いわば本人、国税庁、財務省で適切に判断するんだろうと思います」と述べるにとどめ、続けて「この(答弁と交渉記録音声との)食い違い等についてはですね、まさに籠池氏は逮捕され、奥さんもですね逮捕され、詐欺罪で、起訴されました」と、またもや“籠池=詐欺師”の構図を刷り込ませるように話をすり替えたのである。

さらに駒田健吾アナから「昭恵夫人の会見については行う予定はないのでしょうか」と聞かれても、やはり「私自身、国会でも何回にもわたって答弁していますから、その必要はない」と強弁し、「よく『籠池さんは国会で証言したじゃないか』(と言われる)。しかし、籠池さん自体は、詐欺罪で、刑事被告人になったわけでありますし、いまの段階でですね、私たちはしっかりと、少なくとも私は何回も説明をさしていただいていると」などと繰り返した。

もう一度言うが、籠池前理事長の逮捕は補助金の不正受給の話であり、疑惑の本丸である国有地売却問題とは別の問題である。

■加計理事長の会見を求められたのに、「加戸さんの証言を報じろ」

『23』では加計問題についても食い下がった。対する安倍首相は明らかに苛立ったように質問をさえぎって、「国家戦略特区ワーキンググループの八田(達夫)さんや原(英史)さんは『プロセスに一点の曇りもない』と証言した」「加戸守行前愛媛県知事も『行政が歪められたのではなく歪められた行政が正された』と明確に説明している」、さらには「そういう証言も報じていただかないと」などと例のネトウヨが得意とする“報道しない自由”の話にすり替えた。

しかも加計孝太郎理事長に会見をするよう働きかけないのかと問われたのに対しても、こう答えた。

「加計さんの会見が必要というなら、加戸さんが誠実に証言しているのだから、報じていただきたい」

加計氏の説明を訊きたいと言っているのに、なぜ加戸氏の証言の話になるのか。安倍首相のネトウヨ脳は重々承知だが、一国の総理大臣が公共の電波でネトウヨと同じことをがなりたてるのだから、頭がクラクラしてくる。

本サイトでは何度も指摘してきたことだが、念のため言っておこう。加計問題の本質は、加計学園の獣医学部新設が認められたプロセスに不正や恣意性があったかどうかを検証することにある。そして、八田氏や原氏はプロセスの透明性をアピールするが、実際には、2016年6月、国家戦略特区WGが愛媛県と今治市からヒアリングをおこなった際、加計学園の幹部3名が同席していたにもかかわらず、政府が公開し、「透明性」の根拠とした議事要旨には、そのことが伏せられていた。さらに、発言内容を一部削除することで、発言主旨を真逆に書き換えるという議事録の改竄まで行われていたことも明らかになっている。

また、与党参考人として答弁した加戸氏も、本人が「(安倍首相の)応援団の一員」と自認していたように、前愛媛県知事として加計学園側にくっついて、政府に陳情していたにすぎない。しかも、これまで10回以上も認められてこなかった加計学園の今治獣医学部新設がトントン拍子に進んだのは第二次安倍政権以降のことだが、加戸氏が知事を務めたのは2010年まで。ようは、安倍政権での特区指定の行政プロセスに、加戸氏はまったくタッチする機会もなければ、その内実を知る立場でもない。

しかも、加戸氏は閉会中審査で口を滑らし、「有識者会議の判断と、内閣府のあるいは虎の威を借りるような狐の発言を用いてでも強行突破していただいたことは、私は大変よろこんで今日にいたっています」と、狐=内閣府が虎=安倍首相の威を借りて獣医学部設置を突破したといような、不正をほのめかす発言までしている。ようするに、安倍首相が『23』で主張した“八田氏、原氏、加戸氏の発言がすべてを物語っている”との話はとんだデタラメであり、国民を欺く詐術にすぎないのだ。まったくどちらが「詐欺師」なのか。

■安倍首相の「深く反省」はやっぱり嘘!詭弁と開き直りのオンパレード

これだけでも安倍首相の「丁寧に説明する」「深く反省」などの言葉がただのポーズだったことは明らかだが、この男がまったく反省していないことが明らかになったのはこの場面だろう。「李下に冠を正さず」を繰り返す安倍首相に対し、星氏がこう問いかけた。

「李下に冠を正さずと言うのであれば、政府に許認可を求める立場のトップである加計孝太郎理事長と、安倍総理は許認可をする政府のトップですよ。それが第二次安倍政権になって15回も会食やゴルフをするのは適切なのか。それこそ、李下に冠を正さずではないか。そこに反省はないですか」

すると、安倍首相は例の勝ち誇ったような薄ら笑いを浮かべてながら、こう言い放ったのだ。

「他方ですね、私、総理大臣ですから。たとえば、経済界の人たちは、すべてなんらかのかたちで許認可に関わりがあります。それが全部ダメだと言ったらですね、私は誰とも付き合えなくなる、わけでありまして」

反省のかけらもないとんでもない開き直りだが、この安倍首相の詭弁に星氏はすかさず切り返した。

「経団連の会長とかですね、同友会の代表幹事とか、これは役職、ひとつの組織の代表ですから、そういう方々と大いに議論してやればいいと思います。(一方、加計学園は)ひとつの特定の業者、特定の会社なんですよ。それも、許認可を求めている人と許認可をする立場。これは今回の特区に限らず、大学設置審議会も政府の一部ですよね」

ようするに、安倍首相は、許認可を求める側とする側という立場の癒着を指摘され、詭弁でかわそうとしたが、その詭弁を瞬時に見抜かれ、生放送で大恥をさらしたわけである。安倍首相は目をキョロキョロさせて、こんな苦しい言い訳をするのがやっとだった。

「いわば彼(加計氏)とは、40年来の友人ではありますが、なぜ友人であり続けることができたかと言えばですね、できたかたと言えば、まあ、彼はたしかにですね、いろんな学部をつくっています。でもその学部ごとに、一度もですね、私にその学部の説明をしたり、依頼されることはありませんでした。友人というのはですね、お互いに相手の地位を利用するということをした瞬間にですね、これは友人ではなくなるんだろうと。そういうことがなかったからこそ、私はこの40年間友人であり続けることができたと、こう思っています」

バカも休み休み言え。「お互いの地位を利用した瞬間に友だちじゃなくなる」なんて、そんな見え透いた美辞で国民が納得するとでも思ったのか。なら聞くが、2014年、加計学園が運営する千葉科学大学の開学10周年記念式典に参加し、壇上で「30年来の友人である私と加計さんはまさに腹心の友」と祝辞を述べたのはどこの誰なのか。もし、安倍氏が政治家でなかったら、加計理事長はわざわざ記念式典に呼んだだろうか。そんなはずがないだろう。笑わせてくれる。

■萩生田光一が「公平中立」を盾に、テレビ局に恫喝文書を送りつけ圧力

このように、25日のニュース番組行脚では、露骨な印象操作に終始して、国民の疑問に対して「丁寧な説明」などと一切する気がないことを見せつけた安倍首相。そのなかで『NEWS23』は唯一、安倍首相に一太刀浴びせたかたちだ。ちなみにいま、ネトウヨたちは、『23』で星氏のイヤホンからディレクターの指示の音声が漏れていたことを、なにか鬼の首をとったかのように騒いでいるが、だからなんなのか?としか言いようがない。時間が限られている生放送で、だらだらと自分のPRだけやろうとした安倍首相に対し、番組側が少しでも国民が注目する部分に話をもっていこうと努力するのは当たり前だろう。

ただ、『23』での安倍首相のイラついた態度を見ていて、不安がよぎったのは、またぞろ安倍首相が選挙を盾に、テレビ局への圧力を強めていくのではないかということだ。実際、一昨日の生出演でも安倍首相は、加計問題をめぐる前述の八田氏や原氏、加戸氏の国会での発言について、「そういう証言もですね、しっかりとですね、報道していただいて」「加戸知事がせっかく誠意をもって国会で証言してるんですから、その証言についてもですね、誠意をもってですね、報道の立場として報道もしていただきたい」などと、露骨に報道への文句をぶちまけていた。あきらかに、政治権力をチラつかせた放送局への恫喝・介入としか言いようがないだろう。

なにより周知の通り、安倍政権には2014年末の解散総選挙の際の“前科”がある。『NEWS23』がアベノミクスについて否定的な街頭インタビューを報じたことに対し、安倍首相は「厳しい意見を意図的に選んでいる」と陰謀論まがいの主張をまくしたててブチ切れ。放送から2日後に、在京キー局に向けて萩生田光一・自民党筆副頭幹事長の名前で〈選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い〉なる恫喝文書を送りつけた件だ。今回も、「公平中立」をタテに「森友・加計問題に触れるな」などと言い出すのではないか。

また、“自民VS小池新党の全面対決”という構図で、自民党と小池新党偏重報道が展開されるのではないかという危惧もある。夏の都議選報道では、テレビ朝日で〈自民と都民ファは同等程度。その他の党は、若干少なくてもいいが、7党については、差は少なくとも2:1以内にする〉という通達が出されたことを本サイトでは報じたが、実際、テレ朝以外の各局でも「自民、都民ファ、その他全部で2:2:1ぐらいの比率」で、自民と都民ファの偏重報道が展開されていた。

このまま10月10日の公示日を迎え、選挙期間に突入するとテレビ報道が萎縮するのは目に見えている。マスコミは、今回の解散が森友・加計疑惑つぶしが目的であり、安倍首相が掲げたまやかしの“争点”になんの大義もないことを肝に銘じる必要がある。そして、政治権力による報道圧力に警戒し、決して屈さず、徹底して批判し続けなければならない。

代表が党を売るのか!? 政党助成金詐欺だな!&「寛容な改革保守」「日本をリセット」・・・こんなんで騙されちゃうんだから、舐められるのも無理はない!!

 くろねこの短語 2017/9/28

民進党の代表選の時に、「枝野なら分裂」「前原なら消滅」と揶揄されていものだが、なんとまあそれが現実になりそうだ。どうやら、湯上りの口先番長・前原君は希望の党に合流することを決めたらしい。最終的には今日の両院議員総会で決定することになるんだろうが、二枚舌の猪八戒・枝野君なんかどんな思いでこの流れを見ているんだろう。代表自らが党を売ったわけだからね。
 
合流するってことになれば、持参金(=政党助成金)+選対組織付きで婿入りってことになるわけで、これって民進党に一縷を託していた有権者にすれば詐欺にあったようなもんだ。ぼったくりバーのチーママ・小池君は「政策の合う『個人』を受け入れる意向」だそうで、「民進党の政策もリセット」って抜かしている。
 
こうなったら、湯上りの番長・前原君を筆頭に、それに同調する勢力を両院議員総会で除名しちゃったらどうだろう。そして、「脱原発」「改憲阻止」「安保法制・共謀罪・秘密保護法破棄」を掲げて、これまでの4党合意を推し進めるってのもひとつの手なんじゃないだろうか。そうすれば、自民党と希望の党が保守票を取り合うってこともあるかもしれない。ま、妄想みたいなもんですけどね。

 
でもって、希望の党なんだが、党綱領ってのがなんとも抽象的で、何がしたいんだか具体的にまったく見えてこない。

・寛容な改革保守
・情報公開の徹底、しがらみ政治からの脱却
・現実的な外交・安全保障
・多様な人生を送れる社会の実現
 
あげくには、「日本をリセットする」だとさ。「今一度日本を洗濯致し候」のパクリを臆面もなく口にするとは、国民も舐められたもんです。 「何をどうリセットするのか」は絶対にしないところがミソで、都政を見てもわかるように、こうしたムードだけの言葉をさも政策であるかのように演出するのは得意ですからね。

 
「打倒安倍」のためには「毒を持って毒を制す」ことも致し方ないって声もチラホラなんだが、ホントにそうかなあ。どう考えたって、チーママ小池君はペテン総理と同じ体質だし、安保法制や共謀罪に賛成票を投じた輩が仲間ですからね。仮に政権交代が起きたところで、それは改憲に向けての翼賛体制が整ったことを意味するんじゃないか。自民党との合流だって、けっして妄想ではないかも。
 
いまの流れだと、希望の党が勝利する確率はかなり高い。でも、こやつらが実際はどんな政治理念の基に動いているか、じっくり吟味する必要がある。チーママ小池君とゴリゴリの改憲派である民進党離脱組の長島君は、アメリカのネオコン軍需産業の覚えがめでたいということが意味するものは何か・・・たまには陰謀論に耳傾けてみるのも面白いかもね。、

間抜けな早とちりが「小沢一郎を“悪役”」に仕立てた!

2017-09-26  半歩前へ

「自由党の小沢さんが、希望の党(小池新党)を応援するみたいよ、ガッカリ」―。こんな情報がネットで独り歩きしている。

「自由・小沢代表 『小池知事の会見、基本の考え一致」』と見出しだけ見た軽薄な間抜けが、「早とちり」し、ガセネタを流した。

小沢一郎の発言は、「本当に安倍政権を倒し、国民のための政治を実現するためには、野党がバラバラでは選挙戦の勝利もおぼつかない。なんとかして、野党が一体となって、安倍政権と選挙戦を戦い合う形にしたいと考えている。

小池さんの会見を聞いた。今回の安倍さんの無茶苦茶な解散について、非常に批判的な考え方を述べていた。

基本の考えや政策が一致する以上、可能ならばみんなで力を合わせるという範疇の中で捉えていいのではないか。小池さん自身と話をしたわけではないので分からないが、そう考えている」

「小池新党を応援する」などどこにも書いていない。小沢が言いたいポイントは4点だ。

1、最優先は安倍政権の打倒。野党がバラバラでは勝ち目がない。
2、野党が一体となって安倍政権と対決する。
3、会見で小池は安倍の無茶な解散を厳しく批判した。
4、みんなで協力という範疇に、小池も加えていいのではないか。


と言っているのだ。要するに、安倍晋三が率いる政権を倒すには野党4党共闘だけでは足りない。小池にも参加してもらって打倒しようと言っているのだ。

大賛成だ。「小池新党」はダメだと言って、前門にテキの安倍自民党、後門に新たに「小池新党」をテキに回して野党4党が戦って勝てると思っているのか?

共産党はかろうじて生き延びるが、他はほぼ全員討ち死にだ。野党4党の大惨敗。これによって安倍晋三は勝ち抜き、易々と改憲を断行。この先ずっと安倍政権が続こう。

そんなことも見通せないでギャーギャー騒ぐだけでは意味がない。いま、やらねばならないことは何か?安倍政権の妥当ではないか。そのためにはあらゆる力を結集するしかないのだ。

今の政権を倒せば、そのあとにどんな政権が誕生しようとも安倍政権よりはマシだ。たとえそれが右であっても、左であっても、次の政権は、物事の良し悪しの「判断能力」だけは持っていると考えるからだ。

安倍破れたり!

(天木直人氏)26th Sep 2017 

きのうの夕方の安倍首相の解散・総選挙の記者会見は、思った通りの無意味なものだった。

愚にもつかない理由を長々としゃべっていたが、一言で言えば選挙で信任を受けてさらに政権を続けたいというだけの記者会見だった。

そこで止めとけばまだ傷が浅く済んだのに、そのあとテレビ局をはしごして

墓穴を掘った。語れば語るほど突っ込まれ、答えに窮する始末だ。これでは、選挙が始まって、安倍首相が演説を重ねれば重ねるほど、どんどんと国民が離れて行くだろう。

そして、今度は自ら仕掛けた、自らの信任を問う選挙だから、演説から逃げるわけにはいかない。

それにくらべ、小池百合子は見事だ。劣勢と見るや、すべてをリセットすると宣言して今度の選挙に全面的に参加する事を宣言した。しかもパンダの名前の発表とあわせて、「希望の党」を発表した。

安倍首相の記者会見を上書きするかのように、その一歩先に参加宣言し、
しかも安倍政権との対決姿勢を示した。選挙の帰趨を決めるのは党首の発信力だ。

うそつき安倍首相が語れば語るほど、聞くものは離れて行く。その一方で、小池都知事が語れば語るほど、期待が膨らむ。小池嫌いの日刊ゲンダイは、小池新党をポンコツの掃き溜めとこき下ろしている。

集まってくる顔ぶれをみるとその通りだ。しかし、今の政治家は、どの党も、ほとんどの政治家が選挙で勝つためには何でもするポンコツばかりだ。 いまは、安倍を許すか、逃がすか、の判断を下す時だ。

そして安倍首相をここで逃がしてはいけない。小池百合子は確かにその本性は右翼だ。安倍以上の筋金入りの右翼かもしれない。しかし、小池百合子は右翼以上に、これ以上ない現実主義者だ。

いざとなれば民意を優先して自らの考えを封印することができる。ここが安倍首相との大きな違いだ。今度の解散・総選挙は誰が見ても自らの延命を狙った安倍首相の総選挙の私物化だ。

こんなことを許すようでは日本の政治は終わり、日本は終わる。いまの政治家で安倍暴政を阻止することのできる唯一の政治家は小池百合子だ。

なにしろ、日頃あれだけ小池百合子に批判的な片山善博前鳥取県知事が、知事と国政政党トップの二束のわらじをはこうとする小池百合子を批判しながらも、安倍首相の解散をまさに自己都合のなんでもあり解散だと酷評してこう語っている。

「小池知事が政党代表として打って出るのも正当防衛とは言える」と
(9月26日毎日新聞)

ここまで片山に言わしめた小池百合子の勝ちだ。安倍破れたり!である

解散ありき 国民愚弄のドロ縄公約で安倍自民は勝てるのか

2017年9月25日 日刊ゲンダイ 
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25日夕方、安倍首相が記者会見で28日召集の臨時国会冒頭に衆院を解散することを正式に表明。事実上の選挙戦がスタートする。

国連総会への出席を終え、22日夜に帰国した安倍は、翌23日に岸田政調会長を私邸に呼び、選挙公約の策定などについて協議した。

公約は、北朝鮮への制裁強化、アベノミクス推進、「人づくり革命」の実現、働き方改革、憲法改正の5本柱になるという。解散をにらんで、安倍は突然、教育無償化や「全世代型社会保障」などと言い出した。世論の反応を見る観測気球の意味合いもあったのだろうが、結局、安倍がブチ上げた政策がそのまま自民党の公約になりそうだ。これには党内からも不満の声が上がっている。

「消費税収の使途見直しなんて党内で議論されたこともないし、今年5月に総理が急に言い出した『憲法9条に自衛隊を明記する』という改憲案も、あまりに唐突でした。総理は政調会長に『25日の会見で公約の方向性を打ち出すから、うまくまとめてくれ』と指示したようですが、党は官邸の下請けなのか。総理の思いつきに振り回され、そのたびに積み上げてきたものを“ちゃぶ台返し”では、これまでの党内議論は何だったのかということになる。たまったものじゃないし、党の選挙公約が政調や総務会の意見集約を一切経ずに、官邸のトップダウンで決まってしまうのも違和感があります」(自民党中堅議員)

そうなるのも当然で、解散・総選挙のスケジュールありきだから、そりゃあ選挙公約は付け焼き刃になる。解散の理由は、勝てる時に選挙をやるという一点に尽きるのだ。公約なんて、選挙戦の体裁を取り繕うだけのもの。どうせ、守る気もない。それが自民党のやり方だと、国民は何度も思い知らされてきたはずだ。

■誰も国民のことを考えていない

歴代自民党政権の選挙に大義なんてあったためしがないが、永田町には「大義は後からついてくる」という格言がある。今回は、それすらない。森友・加計問題から逃げるための解散だということは、誰の目にも明らかだ。

「麻生副総理、二階幹事長、公明党の山口代表のうち誰かひとりでも『大義がない』と反対すれば、安倍首相の冒頭解散戦略は頓挫したかもしれませんが、みな乗っかった。麻生氏は政権内での存在感を増して、キングメーカーになるカードが欲しい。二階氏には負ける選挙で責任を取らされたくないし、長期政権で影響力を維持したいという計算がある。山口氏は支持母体が紛糾する改憲論議を先送りしたいのと、小池都知事に近い若狭衆院議員の準備が整って、自民党と小池新党のどちらを取るのかと踏み絵を踏まされたくないという保身。それぞれ思惑は違いますが、早期の解散・総選挙が自身に有利になると考えて支持した。つまり、誰も国民のことを考えていないのです。自分たちが勝つために解散する。それが国民に見透かされ、政治離れが加速することが一番の問題です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

安倍の解散判断には、与党内からも「大義がない」と批判が出ているが、私利私欲で政治も行政もねじ曲げるトップを担いで延命させてきたのは誰なのか。イカれた安倍の野望に加担し、憲法を踏みにじる悪法を次々と成立させてきて、今さら大義だとか、カマトトぶるのもいい加減にして欲しいものだ。
   
狂気の国連演説も裏目に出て有権者から鉄槌を受ける

それにしても、ここまで有権者に薄汚い魂胆を見透かされるのは珍しい。逆に言えば、なりふり構っていられないほど、安倍はモリカケ問題で追い込まれていたということだ。

モリカケ問題で内閣支持率は急落、不支持の最大の理由が「首相を信頼できない」だった。この問題を審議するため、憲法の規定に基づいて、野党4党が臨時国会の召集を求めたのが6月22日。憲法53条には「いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」とあるが、安倍は無視し続けてきた。モリカケを追及されると困るからだ。

とはいえ、永遠に国会を開かないわけにはいかないから、召集日を9月28日に決めたものの、その冒頭で解散という暴挙。審議はおろか、開会式も所信表明もナシという強引さで、モリカケ疑惑にフタをするのだ。異例ずくめだが、それだけ、やましいことを自覚しているのだろう。

「支持率下落や都議選で大敗したことについて、安倍首相は“驕りがあった”と認め、反省するふうな態度を見せていましたが、国会審議も拒否する今回の解散は、驕りそのものです。支持率が回復したのは、北朝鮮のミサイルが原因であり、首相の人間性に対する不信感が払拭されたわけではない。選挙期間中にミサイルが飛んできた場合も、政権に有利に働くとは限りませんよ。列島にJアラートが鳴り響いた時に、『やはり安倍さんじゃないとダメ』と思うのか、『こんな時に大義のない解散なんて理解できない』と不信を強めるのか。多くの人が傲慢な政権におきゅうをすえたいと考えた結果、都議選で自民党は歴史的大敗を喫しました。投票日までの1カ月で、世論が北朝鮮問題で忘れかけていた怒りを思い出すかもしれない。少しでも政権の驕りが見えれば、ますます人心を失う可能性があります」(山田厚俊氏=前出)

北朝鮮問題をめぐっては、国連総会でのトチ狂った演説が命取りになるとの見方もある。安倍は演説のほとんどを北朝鮮への非難に費やし、口をきわめて罵った。前日には米国のトランプ大統領も、演説の中で北朝鮮を「完全に破壊する」と物騒なことを言っていたが、安倍は「全ての選択肢はテーブルの上にあるという米国の立場を支持する」と明言。武力行使を示唆したのだ。

■北のカリアゲ独裁者と同レベル

「この演説を聞いて、安倍首相は本気で戦争を始めるのではないかという不安が、国民の間に急速に広がっているように感じます。一方的に圧力を強めれば、行き着くところは戦争です。あの恐ろしい演説は、『北朝鮮が危ないからオレにやらせろ』と日本国民にアピールする選挙対策が目的だったかもしれませんが、そういう詐欺師的な発想が裏目に出るのではないか。トランプ大統領があの調子で、安倍首相は腰巾着。こんな危なっかしい総理大臣に今後の日本を委ねていいのかと、多くの国民が不安に思ったことでしょう」(政治評論家・森田実氏)

主要国の首脳が「対話の扉を閉ざすべきではない」と平和的解決を求める中、やみくもに拳を振り上げる日米のトップは北のカリアゲ独裁者と同じレベル。まるでガキのケンカだ。

国連演説に先立ち、安倍は米紙ニューヨーク・タイムズにも寄稿。そこでも<北朝鮮との対話は行き詰まるだけ>〈今こそ最大の圧力をかける時だ〉などと吠えていた。この記事の電子版に設けられたコメント欄には、<この総理大臣は日本の歴史を忘れ、あまりに軍国主義的だ〉<アベの指示で日本は再軍備化しているのに、偽善だ><アベやトランプら軍国主義的な国のリーダーが戦争を早めようとしている>など、全米から批判的なコメントが寄せられている。

これがマトモな感覚であり、日本の有権者だけが黙って安倍の口上をうのみにするほど鈍感ということもないはずだ。テキトーに掲げた公約でも勝てるとタカをくくり、自ら戦争を招き入れるような言動で国民を惑わす。前代未聞の暴走解散は、安倍の自爆テロになるんじゃないか。

「国民愚弄のドロ縄公約なんて、マトモに相手にするのもばかばかしい。この選挙は、安倍首相の人格を問う選挙なのです。彼が総理大臣にふさわしいかどうか、国民が断罪する形で終わらせる絶好のチャンスです」(森田実氏=前出)

議席を大幅に減らせば安倍退陣もあるが、今の野党の体たらくでは自民党政権から代わることはないだろう。「安倍には任せられない」と思うなら、自民支持者も安心して他党に投票すればいい。誰が次の首相になろうと、安倍よりマシということだけは間違いないのだ。

「消費税使い道は選挙後に議論」(自民党)。おいっ、「消費税使い道変更を問う選挙」(安倍晋三)はどうした!!&「希望という名の夜汽車」に乗ってどこへ行く!・・・短編映画「希望の党」のコワ~い予見性!

 くろねこの短語 2017/9/27

公明党の長沢広明とかいう復興副大臣が「議員宿舎に知人女性を宿泊させた」のがバレちゃって、議員辞職だそうだ。下世話に言えば、規則を無視して「ネーチャンを議員宿舎に連れ込んで一夜を共にした」ってことだ。いやあ、選挙前のスキャンダルですからね。

不倫騒動の時と同じように、TVのワイドショーは女性のプロフィールはもちろん、「一線を超えた」かどうかまで、根掘り葉掘りとほじくりまくってほしいものだ。

 
そんなことより、ペテン総理が「国難だ!」って喚いて消費税増税分の使途変更を解散の言い訳にしたその舌の根も乾かないうちに、自民党の税調が使途変更は選挙後に議論するって言い出しとります。ようするに、「森友・加計学園疑獄隠し解散」をさとられないためにデッチ上げた言い訳ってことだ。
 
そもそも、消費税増税分の使途変更ってのは2年後の話で、解散の言い訳にするには無理筋なんだね。しかも、そのおかげで財政再建は先送りってことになるんだから、2020年度までに「基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する」というこれまでの公約はなんだったんだって話になる。民主党政権の時には、子ども手当てなんかをさんざんばら撒きだって批判してたのはどこのどいつだ、ってなもんです。

 
だいたい、こういった政策は解散する前に、国会でしっかりと議論することが先決だ。ペテン総理は解散表明の記者会見で「選挙は民主主義における最大の論戦の場だ」なんて不埒な発言したが、国会こそがその議論の場であり、それが国権の最高機関たる由縁だ。弁護士の郷原さんが、
安倍首相、「消費税増税の使途変更と北朝鮮問題が総選挙の争点」と言うが、それなら、国会で、その政策を表明し、与野党各党に、賛否を問い、議論をした上で、解散するのが「最低限必要」だろう。

ここまで国会での議論から逃げる解散は、やはり森友・加計疑惑追及から逃げる目的、やはり最低・最悪?ってツイートしてたけど、これがすべてを物語っている。大義なんてのは解散の後からついてくるとうそぶく政治屋や御用コメンテーターってのが、いかに立憲主義とは乖離した存在かわかろうというものだ。
 
ところで、ぼったくりバーのチーママ・小池君の「希望の党」にどいつもこいつも秋波を送っているようで、みっともないったらありゃあしない。オザワンまでもが「民進党と自由党の合流だけではなく、すべて結集し大きな受け皿を作らないといけない。ベストは一つの党になること。大同団結を実現したい」てなことを言い出している。
 
でもって、希望の党は維新との連携も視野に入れているという話もある。となると、自公以外の野党がひとつになって対立軸を構築していくってことになるんだが、それってもう「改憲」のための翼賛体制ってことになるんじゃないのか。
 
「小池百合子都知事はもともと安倍内閣の防衛相改憲に賛成しており、安倍首相は、小池氏の新党との保守二大政党や翼賛的な体質をつくれればいいと考えているのではないか。今回の解散は、それ以外の立憲野党の共闘態勢を隠そうとする動きだ。国民はだまされてはならない」。東京新聞「こちら特報部」における中野晃一教授のこのコメントが現実にならなければいいのだけど・・・。

 
最後に、12年前に総務省が制作した短編映画「希望の党」がいまの政治状況と重なると注目されている。うかうかしてると恐ろしい時代になりますよ・・・・必見です!

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