真実の報道神秘

権力の『おかしな政策』におかしいと報道しない日本で、一人でも『おかしい』と声を上げ、真実を追求して行きます。

2017年07月

幇間とは何か、太鼓持ちとは何かを知りたければ、この人を見よ! 青山繁晴だ。「人間、ここまで醜悪になれる」という見本だな 

2017年07月30日 のんきに介護

青山繁晴「塚本幼稚園を推薦します!何より塚本幼稚園!みなさん塚本幼稚園に子供を通わせてはどうでしょうか!」


こんなおっさんに褒められたら恥だという教材になるな。

籠池さんにとって、森友学園で騒がれて辛かったろうが、青山と縁が切れたのが何よりの収穫だったかもしれない。

NHKが森友と財務局の国有地価格交渉をスクープし佐川前理財局長の嘘を明らかに! 財務省でも良識派官僚のリークが?

2017.07.29 NHKの森友・財務局交渉報道の裏側 リテラ

27日午後、森友学園の補助金不正受給の容疑をめぐり、大阪地検特捜部がはじめて籠池泰典前理事長に任意の事情聴取をおこなった。読売新聞がトバシ記事で見出しにした「籠池夫妻 逮捕へ」ということにはならなかったが、籠池氏は27日の朝、密着したテレビメディアに対して「国策捜査ですね」と語っている。

実は、その直前の26日、NHKが森友問題をめぐる重大なスクープを報じていた。疑惑の国有地売却をめぐり、昨年3月、近畿財務局と森友学園側との売却価格協議の内容を、初めて明らかにしたのだ。

そもそも、森友問題の中心は、国有地だった森友学園の新たな小学校建設予定地が、地中のゴミ撤去費用などと称して約8億円も値引きされ、実質タダで森友学園側に売却されていたこと。籠池氏は証人喚問で「神風」と表現したこの土地取引などを含め、これまで財務省側は学園との交渉記録を「破棄した」と主張。国会でも、国有地売却の担当局長だった佐川宣寿理財局長(当時)は、交渉記録の保存期間を「1年未満」として「昨年6月の売買契約成立を受けて廃棄した」と繰り返し述べてきた。

NHKは、その価格交渉の経緯の一部を「関係者への取材」によって明らかにした。それによれば、3月24日、財務局と学園の協議が行われ、その協議の場で、当時の籠池氏の弁護士が財務局に買い取りを初めて打診。そして、その際に学園側と財務局側双方から、具体的な金額が出されたのだという。

驚くべきは、その金額交渉の内容だ。なんと、財務局の担当者は「いくらまでなら支払えるのか」と、学園側に購入可能な金額の上限を尋ねたというのだ。

当時の籠池氏の弁護士は、財務状況から約1億6000万円と答えたという。すると、財務局の担当者は、国が土壌工事で約1億3200万円を負担する予定だとして、これを上回る金額が必要だと説明したという。

そして、この協議から6日後の3月30日、異例にも、財務局はゴミの撤去費用の見積もりを、国有地を管理する大阪航空局に依頼し、値引額が約8億2000万に決まった。それによって、売却額が1億3400万円となった。

そう。3月24日の最初の協議で財務局の担当者が述べた「1億3200万円以上」と、森友学園側が財務的に限界だと言った「1億6000万円」のなかに、実際の売却額がきれいにおさまっていたのである。

■NHKスクープのネタ元は大阪地検か財務省か

これはいったい、どういうことなのか。周知の通り、財務省はこれまで森友学園側との事前交渉は一切なかったと強弁。佐川理財局長も、「先方にあらかじめ不動産鑑定というかその価格について申し上げることはございませんということはずっと答弁してきているところでございます」(5月18日参院財政金融委員会)、「本件の土地の処分につきましては、私ども、不当な働きかけは一切なかったということは答弁させていただいてございます」(3月15日衆院財務金融委員会)などと言い切っている。

ところが、今回のNHKの“事前協議”に関する報道で、こうした財務省側の主張は崩れてしまった。佐川氏も虚偽答弁を働いたことになる。

さらにNHKは、原則一括払いの国有地売買契約で、森友学園の場合は異例の10年分割払いになっていたことについても、財務局からの提案だったと報じている。NHKは「売買の経緯を知る関係者によれば」として〈分割払いは去年6月1日に財務局が売買契約書の案に盛り込んで学園側に提案していた〉と報道。これにより、学園側は実質的に月額賃貸料の半額で購入代金の分割月払いが可能になった。

こちらも、真実ならば森友問題をめぐる国会答弁で政府側が主張していたことが完全に崩れる。つまり、財務局が森友側と売買価格について事前に協議し、「いくらまでなら支払えるか」と聞いていたこと、そして異例中の異例である賃貸切り替えからの10年分割購入を財務局側から提案していたとなれば、そこに籠池氏が「神風」と表現した驚くべき“取り計らい”がなされていたことの証明となるからだ。

国民の関心はいま、加計学園問題や自衛隊日報隠蔽問題にシフトしてしまったが、こうした核心をつく報道が飛び出た以上、国会でもこの森友問題の本質である国有地売却の経緯について、一から追及をやりなおす必要があるだろう。

だが、これらのNHKのスクープには、気になる点がもうひとつある。情報の出どころが、いずれも「関係者」や「売買の経緯を知る関係者」となっていることだ。

NHKの従来の報道姿勢を鑑みれば、かなりの確度がないかぎり、こうした匿名情報源を頼りに報道することはほとんどない。「森友学園へ便宜をはかったことはない」として政権と行政が結託するなか、これを穿つスクープならなおさら、国会で予算を握られているNHKは一層慎重になるものだ。

かなり有力なネタ元があるとしか考えられない。可能性としては主にふたつ。ひとつは、学園との事前協議に関与した近畿財務局、あるいは報告を受けていた財務省関係者によるリーク。もうひとつは、財務局側を背任容疑で捜査している大阪地検特捜部のリークだ。

仮に後者の場合、大阪地検が今後の捜査を進めるうえで、有利な状況をつくりだそうとの思惑があると想定できるが、仮に、当事者であり追及される側の財務省・財務局の人間がリーク元であったとしても、実は、これはさほど驚くべきことではない。

というのも周知の通り、いま安倍政権を揺るがしている加計問題にしても、日報問題にしても、そして森友問題にしても、背景には官僚たちの“安倍一強”支配への反発があるからだ。

■財務省OBも記録の存在前提に「うちもいつ漏れても不思議はない」

「総理のご意向」文書のようなものが飛び交っていることからもわかるように、官僚たちは過剰な忖度を強要される一方、これに背けば、菅義偉官房長官が牛耳る内閣人事局の手により出世コースから外され、場合によっては粛清される。

さらに、官僚たちはプライベートまで監視下に置かれている。文科省の前事務次官・前川喜平氏の“出会い系バー報道”は言うまでもなく、外務省で韓国釜山の前総領事・森本康敬氏が電撃更迭されたのも、少女像をめぐる政権の対応を私的な食事の場で批判したことが官邸に筒抜けになり問題視されたためだ。

安倍一強政治のなかで官邸によるこうした“恐怖支配”に押さえ込まれてきた霞が関の官僚たちだが、ここにきて、安倍政権の求心力低下とともに、一気に反乱の動きが出てきた。各省庁の良識派の官僚やラインを外された職員が安倍政権の疑惑を積極的にリークし始めたのだ。

加計問題での文科省からの告発や、自衛隊日報問題をめぐる陸自からのリークのなどはその典型だろう。

だとすれば、財務省にあっても同様の動きが出てきても、なんら不思議はない。

毎日新聞編集委員の伊藤智永氏が、コラム「時の在りか」(毎日新聞7月1日付)で、実に興味深いことを書いている。加計問題で文科省から続々内部文書が飛び出しているなか、ある晩に財務省のキャリアOBたちの放談会が開かれ、現役の後輩たちが関わる森友問題をめぐって激論となった。そこではこんな発言があったのだという。

「何も残っていないという答弁はさすがに無理がある」
「うちだっていつ漏れても不思議はない。昔とは違う」
「小出しにしたら総崩れになる。他に手があるか」
「財務省には文科省みたいに柔な職員はいないんだ」

伊藤氏は〈お気づきの通り、どの主張も、本当は文書が存在していることが前提のようである。意見の対立は弱気と強気の違いだけで、不安は全員に共通していた〉と綴っている。バネは、押し縮めるほど強く跳ね返る。文科省も防衛省もギリギリのところで抑えが効かなくなったようだが、はたして財務省はどうか。言うまでもなく、限界まで力を加えれば、どんな強靭なバネでも壊れてしまうものだ。

国会で野党の追及から身を呈して政権を守った佐川前理財局長は、先日、国税庁長官に栄転したが、恒例の着任記者会見すらまだ行われていない。NHKの報道で虚偽答弁の疑惑が高まるなか、今後、財務省内部の良識派、もしくは反官邸派のさらなるリークが出て来れば、佐川前理財局長も防衛省幹部同様、逃げきれない事態になるかもしれない。

そうなれば、いよいよ安倍首相は完全に追い込まれることになるだろう。

1年後“認可ありき”裏取引? 加計学園に巨額補助金支給か

2017年7月30日 日刊ゲンダイ
  
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    今こそ透明性が求められる(C)日刊ゲンダイ

はたして、このまま「加計学園」の獣医学部新設は認められるのか――。加計疑惑の次の焦点は、“文科省大学設置・学校法人審議会”が新設を認可するのかどうかだ。認可の可否は8月末に出される。もし、すんなり認可したら、国民から批判が噴出するのは確実。そこで、とんでもないシナリオが囁かれている。可否の結論を“1年間延期”する代わりに、なんと裏ワザを使って加計学園を資金援助するというのだ。国民は絶対に許してはダメだ。

「政府が手続きに問題はないと繰り返している手前、不認可にはできない。かといって、アッサリ認可すると国民の怒りは爆発する。そこで判断を1年延期する可能性が高くなっています。もちろん1年後の“認可ありき”です」(霞が関関係者)

“引き分け”みたいなスッキリしない結論だが、加計学園にとって1年延期が大打撃になるのは間違いない。

「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦共同代表が言う。

「今治のキャンパス新設工事は進んでいて、きりのいいところで工事を中断したとしても、少なくとも50億円の工事代金が発生するとみられます」

 予定通り来春に獣医学部を開学できれば、入学金や授業料、そして私学助成金が入ってくるが、延期となれば少なくとも1年は収入ゼロだ。工事代金50億円を抱える加計学園は経済的に窮地に陥る可能性がある。

■7校に分散すれば目立たない

そこで、加計学園を経済支援するための驚きのシナリオが練られている、という話が流れている。政界関係者が言う。

「加計学園グループの既存の学校への補助金を上乗せするのです。もちろんいきなり何十億円も増額したら不自然だから、数年に分けて少しずつ上乗せする。複数の学校に分散させれば目立たない。財務省も協力するはずです。バランスをとるため、獣医学部新設を断念した京産大にも補助金を増額する話もあります」

2015年度の事業報告書によると、加計学園グループへの補助金は7校に合計18億円が支払われている。岡山理科大に7億1600万円、前川前次官に獣医学部申請をプッシュした木曽功元内閣官房参与が学長を務める千葉科学大には3億5000万円。中・高校や専門学校にも出ている。仮に10億円を5年分割にして、単純に7校に振り分ければ、1校当たり年間3000万円程度。何らかの名目で乗っけられる額というわけだ。

8月末の設置審の判断が注目されるが、舞台裏も見た方がいい。

米ロ2大国が口を揃えて言う、「安倍はダメだ!」

 

2017-07-30  simatyan2のブログ

 

7月28日、ロシアのスプートニクが次のように報じました。 

気球が上昇する力を失って地上に降下しようとするとき、乗員は気球を軽くして高度を保つために、荷を投げ捨てる。稲田朋美氏の防衛相辞任劇を説明するとき、この理論が適用できるかもしれない。

安倍内閣は急激に国民の信頼を失っており、降下スピードをやわらげ、行動する時間を稼ぐために、お気に入りの存在を犠牲にしなければならなくなっているのだ。

稲田氏は下降する気球から投げ捨てられた荷のようなもの
https://jp.sputniknews.com/opinion/201707283937035/

ロシアのプーチン大統領は、安倍内閣は間もなく地上に落下すると見てるようです。すでにアメリカのトランプ大統領は、下のように稲田朋美や安倍夫妻を嫌う発言をしています。

トランプに「無能」と言われた稲田防衛相の「首の皮一枚」

トランプ氏“昭恵夫人、ハローも言えない”

ただし馬鹿でもハロー程度は言えるはずなので、こうした否定の仕方をするということは、それだけ昭恵はトランプ大統領に嫌がられていたということになります。

普通、好意的な人に対しては、たとえ英語が喋れなくても公な場で、こうした言い方はしないものです。どれだけ嫌われていたかは察しがつきますね。

事実、トランプがイメルダ夫人に昭恵を決して近寄せなかった話は有名です。いくらポチに徹しようとロシアのプーチン大統領、アメリカのトランプ大統領は安倍内閣を見限っているのです。

まあ確かに気色の悪い首相夫妻ではあります。

変な皿の持ち方をする晋三。

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 全ての犯罪に関わり役職まで貰っている電通の昭恵。

籠池泰典の森友学園(名誉園長)

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加計孝太郎の加計学園(名誉園長)

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リクルート犯罪者の加戸守行前愛媛県知事

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しかしこれだけ関わっていながら無関係と言い張る図太さ。本来なら表に出てきてはいけない人たちなんですね。大阪流で言えば「アカン奴」たちなのです。

トランプ、プーチンに続いて、遅ればせながら国民もやっと首相夫妻の胡散臭さに気づき始めたようです。

森友問題:特捜検察の存在意義が問われる問題となってまいりました

2017-07-30 八木啓代のひとりごと

さて、NHKがやってくださった(いい意味で)の件で。

近畿財務局と森友学園 売却価格めぐる協議内容判明
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170726/k10011075411000.html

NHKは、この件では、官邸べったりの政治部と、本気で頑張りたい社会部が対立していると聞いています。が、朝日新聞に先駆けた大スクープになるはずだった加計学園文科省文書の件を、政治部にひっくり返されて、秋篠宮眞子さま婚約「予定」報道にすり替えられてしまった社会部、その口惜しさはいかばかりだったか。

というわけで、今回は、社会部が頑張っているようですね。森友事件に関して、大阪地検全般としては、いままでのところは、「上の方」はあまり積極的でないというのは、私も関係者の方から聞いていました。

(特捜が、当初から森友事件の解明を本気でやるつもりだったならば、とっくの昔に、近畿財務局に強制捜査に入っています)

というのも、単に忖度だけの問題ではなく、「背任罪」の立件のハードルはとても高いからです。単に、怪しい、というのでは起訴はできません。官僚が意図的に、それが国民に損害を与える行為であるとわかっていながら、その行為をやらなきゃいけないわけです。

その時は良かれと思って行ったが、結果的に大失敗しちゃった、というのは背任にはなりません。というか、それが背任になってしまおうものなら、役所は恐ろしくてどんな事業計画も立てられなくなってしまいます。

しかしそれだけに、財務省側の背任を立件しようとしても、当然、近財の被疑者の方々は「良かれと思ってやったこと」という主張をするでしょうから、これを崩して、「意図的に、それが国民に損害を与える行為であるとわかっていながら、その行為をやらかした」ことを立証しなければならない。

前例などから考えて、しかも、相手が財務省と官邸であって、全力で抵抗してくるであろうということなどから考えて、非常にハードルが高かったわけですね。

で、このNHKの報道は何がすごいかというと、


財務局の担当者はいくらまでなら支払えるのか購入できる金額の上限を尋ね、学園の弁護士は当時の財務状況を基におよそ1億6000万円と答えたということです。

一方、財務局の担当者は国有地の土壌改良工事で国がおよそ1億3200万円を負担する予定であることを理由にこれを上回る価格でなければ売れないなどと事情を説明したということです。

この協議の6日後の3月30日、財務局はゴミの撤去費用の見積もりを民間業者ではなく国有地を管理している大阪航空局に依頼するという異例の対応を取り、値引き額はおよそ8億2000万円と決まりました。

この結果、学園側への売却価格は1億3400万円となり、3月24日の協議で財務局と学園の双方が示した金額の範囲内に収まる形となりました。



とまで言っちゃってる。これが事実なら(というか、NHKがこれだけの扱いで報道するわけですから、ニュースソースにそれなりの信頼性はあるのでしょう)、これだけで、問題の土地を1億6000万円以下で森友学園に売却するために、ゴミの撤去費用は「後付け」で、森友学園への値引きをするために8億2000万円という金額を決めたことになります。

ほぼ、背任での立件が具体的になるレベルに大きく踏み込んでいるわけです。

さらに 森友学園への国有地売却 財務局が異例の分割払い提案
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170727/k10011075991000.html

と、「異例の分割払いを、去年6月1日に財務局が売買契約書の案に盛り込んで学園側に提案していた」とまで、報道されちゃってます。では、そんな、朝日や毎日がとれていない大スクープを、なぜ、NHKだけが報道したのでしょうか?

社会部の記者に根性があったとか、ここ一ヶ月ほどで、安倍一強状態が完全に崩れたことが流れを変えているというのは、背後の大きな要因ではあるのですが、もう一つ、理由があります。

つまり、この、豊中の市民団体の最初の告発は、被疑者不詳でした。なので、検察審査会で強制起訴が出て、裁判になる可能性がなく、そういう意味では、検察が不起訴を出してしまえば、それで(国民感情は別として)蓋をしてしまえるし、また、先程も書いたように、「背任の立件」のハードルは高いものですから、なんと言われようと「近財に犯意はなかった」ということで、押し切れたわけです。

ところが、7月13日に、246名の弁護士さんと研究者さんのグループから、被疑者を特定した告発状が出されてしまいました。当然ながら、不起訴を出せば、検察審査会での勝負になるという流れになってしまったわけです。

しかも、相手は200人以上の弁護士です。つまり、陸山会事件での田代検事虚偽報告書事件のときにやったみたいに、補助弁護士に検察の息がかかった弁護士を送り込んで、検審で起訴議決が出ないようにするというやり口は、もうお見通しなので、この弁護士さんたちは、大阪弁護士会でどのような過程で補助弁護士が選任されるかも凝視されるでしょう。弁護士会の側でも、田代報告書の時みたいに、弁護士会長がどさくさまぎれに勝手に決めた、みたいな不透明なことをやるのは難しい。

そして、ややマニアックであり、しかも小沢一郎氏を支持するかどうか、みたいなまったく筋違いな問題に話をすり替えられがちだった田代虚偽報告書のときとは違って、今回は全国民の多大な関心を呼んでいる事件です。検察が不起訴にしたところで、補助弁護士がよっぽどの誘導をやらない限り、一般国民が審査を行う検察審査会で強制起訴される可能性は、かなり高い。

そして、裁判になって、ぞろぞろ有罪判決が出たりすれば、どうなるか。

特捜検察は、国民から完全に見放され、存在意義を完全に否定されることになります。

そういう意味では、実は、これは財務省や官邸の問題ではなく、検察の問題ともなってきているのです。


で、その検察にとって、なかなか悩ましい状況の中、内閣支持率が激減して、もう保たないかも.....とかいう声が出てきているわけですね。となると、検察はけっこう風向きを読むところがあるので.....。

なので、今回のNHKのスクープ、現場の検事がやる気があるのに、上がまだ踏ん切りをつけられないので、「世論の流れ」を作るために、そっちが取調べで出てきたネタを記者にリークした可能性が高いと私は踏んでおります。

といいますのも、これが財務省側からのリークであるなら、文科省のケースと同じく、文書という形で出すのがもっとも簡単かつリスクが少ないにもかかわらず、そうではないからです。

(ちなみに、佐川さんが廃棄したと主張しておられる文書に関してですが、本当に廃棄したとは、私たちはまったく思っておりません。防衛庁の日報などと同じく、役所は必ず、持っています。ちなみに、刑法における公用文書等毀棄罪は、廃棄していなくても「隠蔽」だけで成立しますので、たとえ文書が出てきたとしても、国会で「廃棄した」と答弁され、さらに「この世に存在しない」とまで断言された段階で、佐川さんたち財務省の皆さんの公用文書毀棄は成立いたします)

そして、読売が報道した「籠池氏逮捕」がなかったこと。いくら読売の記者でも、まったく情報もなくこんな記事は書かないので、おそらく、夜回りででも、検察上層部の誰かからは「逮捕がありうる」と聞かされたものだと思います。これは当初の「籠池氏逮捕&近財不起訴」で幕引きというストーリー通りの展開なんですが、これが、土壇場で崩れ、検察が方向転換しかけてるということです。

なぜ崩れたか。「背任が成立する可能性が濃厚である」ことが、NHKで報道されちゃったからです。

こうなっちゃうと、「籠池氏逮捕&財務省は不起訴であっさり幕引き」路線は、検察にとって悪夢のシナリオ、すなわち「強制起訴→有罪→国民の軽蔑と嘲笑が検察に向けられる」可能性濃厚になってきてしまいます。

一方で、私たちが、5月14日に出した「公用文書等毀棄罪」での刑事告発がどうなっているか、という点ですが、こちらも、まだ、東京地検特捜部で受理されていないという異例の展開になっております。

当会の優秀な弁護士チームの方々が書かれた刑事告発は、過去8回、すべてすみやかに受理されております。最短では、翌日受理という前例も頂いているほどなのですが、今回に限っては、2ヶ月半たっても受理されておりません。

おかしいですね。告発事実と告発理由のところをコピペしていただければ、被疑者否認でも、すみやかに裁判所から逮捕状が取れるレベルのものはつくっているんですけどね。

でも、これまた、同じ理由でしょう。特捜検察として、最大のパートナーである国税庁の、その現長官を、財務省と官邸を敵に回して起訴するなんてことが果たしてできるのか、という点では、大阪地検以上に、忖度が要求されるところなのですが、とはいえ、不起訴を出してしまったら、こちらも当会から、検察審査会に申し立てをされるのは、もうわかっているわけです。

というより、もっとはっきり言ってしまえば、当会の告発状は、「いまの特捜検察さんに起訴する度胸はないでしょうから、検察審査会で勝負かけますんで、そのおつもりでね」ということが、検察の方がお読みになれば、それはもう見え見えの文章だったりいたします。

で、書類を廃棄した事自体は佐川さんが認めちゃっていますから、不起訴にするならするで、なぜ、不起訴なのかを説明するためには、誰でも納得できるような説明ができなければなりません。でないと、検審で強制起訴に....。

大阪地検以上に苦しい立ち位置ですね、これは。なので、今の特捜部長さんが、近々の異動まで引き伸ばして、あとの方に放り投げようというお気持ちはわからないでもないです。はい。(笑)

そういう意味では、検察は、大阪特捜も東京特捜もいまのところ、たいへん悩ましい状態においでです。ですので、ここで、やはり皆さんで励ましてあげるのが肝要かと思います。

大阪地検特捜部の皆さん、東京地検特捜部の皆さん、どうぞ、ここで、原点に立ち戻って、存在意義を見せてくださいね!

怪しい稲田血祭報道 内閣総辞職が当たり前ではないか

2017728日 日刊ゲンダイ  

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内閣改造まで1週間。これまで居直ってきた稲田防衛相が、ようやく辞任だ。28日、南スーダンに派遣されていた自衛隊の日報問題で、特別防衛監察の結果が出るのに合わせ、「防衛省内が混乱した責任」を取って辞めることになった。

「首相が本来、取るべきだった更迭という手段を使わず、本人の辞任という形でゴマカしたのは、首相にとっても稲田氏にとっても、最も傷が浅い方法を模索した結果でしょう。安倍首相は自分と思想が近く、可愛がっている稲田氏を重要ポストの防衛相に就けたものの、やはり彼女には荷が重かった。


失態や問題発言が相次ぎ、不適格は明らかでした。国会で虚偽答弁を繰り返し、都議選の応援で自衛隊を政治利用するような発言をしたりと、何度も罷免すべき場面はあったのですが、更迭すれば、首相の任命責任に発展してしまう。それで、来月の内閣改造に合わせて交代させるつもりで引っ張ってきたのですが、加計学園問題などで安倍首相自身が追い込まれ、かばいきれなくなってきた。結局はトカゲのシッポ切りです」(九大名誉教授・斎藤文男氏=憲法)

陸自が「廃棄した」としていた昨年7月の日報が12月に統合幕僚監部で発見されたことになっているが、陸自内にも電子データとして保管されていたことが今年1月に判明。その事実を公表するかどうか、防衛省最高幹部による緊急会議が2月15日に行われた。その会議に稲田も出席し、日報を非公表とする方針を了承したとされる。2日前の13日にも稲田が陸幕副長など幹部数人から報告を受けていたことを示す手書きのメモも流出。稲田が「けしからん、明日なんて答えよう」などと発言したとの記述があり、特別防衛監察の結果がどうであろうと、稲田の関与を否定できない状況になっていた。

姑息な疑惑隠しを許すのか

来週、衆参両院で日報問題に関する閉会中審査が予定されており、稲田が大臣として出席すれば政権が火だるまになるのは必至。防衛省の事務方トップである黒江哲郎事務次官と、陸自トップの岡部俊哉陸上幕僚長が辞任するのに、稲田だけ無傷では組織が持たないという判断も働いただろう。

折しも、自民党の今井絵理子参院議員の不倫疑惑が週刊誌に報じられ、森友学園の籠池前理事長夫妻は地検の任意聴取、民進党の蓮舫代表が辞任と、ニュースが盛りだくさんのタイミングに稲田辞任をぶつければ、インパクトが薄まるという政治判断もあったかもしれない。

だが、日報隠蔽に稲田が関わっていたのかどうか、真相がウヤムヤなまま辞任で幕引きをはかられてはたまらない。姑息な疑惑隠しを許すわけにはいかないのだ。稲田本人はもちろん、何が起きても「問題ない」と言い続けた菅官房長官、度重なる罷免要求を「(稲田には)しっかりと責任を果たしてもらいたい」とハネつけてきた安倍首相にも、これまでかばい続けてきたのに、なぜ今になって、間近に迫った内閣改造を待たずに辞めさせるのか、しっかり説明責任を果たしてもらう必要がある。

ついでに言えば、北朝鮮のミサイル警戒の真っただ中に、防衛省トップが辞めるというのもフザけた話だ。政府広報CMまで流して、さんざん北の脅威をあおってきたのは何だったのか。   

国家全体のガバナンスがおかしくなっている


「そもそも、なぜ最初に日報を隠したのか。自衛隊を派遣した南スーダンが戦闘状態にあることが国民に知られてはマズイからでしょう。だから、日報に『戦闘』と記されていたことを国会で問われた稲田大臣も『戦闘ではなく武力衝突』と詭弁を弄していた。戦闘地域と認めれば、自衛隊のPKO派遣が憲法違反になってしまうからです。自衛隊の日報の隠蔽を首相も了承していたかは現時点で不明ですが、世界中に自衛隊を派遣し、憲法違反の武力行使を既成事実化したいがために、PKO5原則もなし崩しにしてしまったのが安倍首相です。そのために憲法9条も改正しようともくろんでいる。日報隠蔽問題の発端が、安倍政権のよこしまな思惑にあることは間違いありません」(斎藤文男氏=前出)

稲田は今年2月の国会で、「法的な意味での戦闘行為はなかった」と、こう強弁していた。

「(戦闘行為が)行われていたとすれば、それは憲法9条上の問題になりますよね。だから、戦闘行為ではないということになぜ意味があるかというと、憲法9条の問題に関わるということで、その意味において、戦闘行為ではないということでございます」

南スーダンでは大統領派と反政府勢力との間で大規模な銃撃戦が発生し、数百人が死亡するなど内戦状態が続いていたが、それを「戦闘行為」と認めてしまうと、憲法違反になるので「武力衝突」と言い換えている。そう開き直ったのだ。

ジャーナリストの布施祐仁氏が日報の情報公開請求をしたのが昨年9月。ちょうど、前年に安保法の成立を強行した安倍政権が、南スーダンPKO部隊に新任務の駆けつけ警護を付与するタイミングを探っていた頃だ。国会では、憲法との整合性なども含め、その是非が議論されていた。安倍は「南スーダンは永田町よりは危険」とナメた答弁をし、「戦闘は起こっていない」などと詭弁を弄し続けた。そして、昨年11月に駆けつけ警護が初めて付与された部隊が出発したのだ。

個人の資質の問題だけではない

そういう時期に情報公開請求された日報が「不開示」にされ、後になって発見されたら、そこには「戦闘」の文字がハッキリと記載されていた。これはもう犯罪的ではないか。不都合な情報を隠蔽して新任務を付与し、戦争法の実績づくりを急いだとしか考えられない。

これだけで、本来ならば即刻、内閣総辞職ものだ。それを稲田の「監督責任」にスリ替え、引責辞任などというきれいごとでフタをさせるわけにはいかないのである。

ところが、今回の辞任騒動で、メディアが論じるのは稲田個人の問題ばかり。もちろん、稲田は問題だらけで、大臣どころか政治家の資格もないような人物だが、メディアは意図的に「個人の資質」に矮小化してはいないか?

こうなると、ケチョンケチョンの血祭り報道も怪しいものだ。5月末に自衛隊が南スーダンから撤収。その直後から、安倍応援団の産経新聞が稲田批判の急先鋒に転じたのも、稲田と防衛省にすべておっかぶせて安倍を守るための方便に見えてくる。

「日報問題は、防衛省のガバナンスというだけでなく、政権全体の問題です。加計学園問題とも共通していて、安倍首相にとって都合の悪い書類は隠蔽する、記憶もなくす。官邸の意向をくんで、あるものを『ない』と言い張るのは、官僚だってツライと思いますよ。行政が歪められ、国家全体のガバナンスがおかしくなっているのです。これは、稲田氏の引責辞任で終わらせていい話ではない。ここまで行政の混乱を招いた責任は政権トップにある。自民党議員の中にも『この際、総理が稲田さんやシンパを連れて離党し、ネトウヨ新党でもつくればいいのに』と言う人までいます。

マトモな政治を取り戻すには、もう内閣総辞職しかありません。内閣改造なんて、本当にやれるのでしょうか。いまの安倍政権は、将棋で言えば、誰が見ても詰んでいるのに、投了しないで持ち時間を空費しているような状態です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

レームダック政権がこれ以上、生き永らえても、政治空白が続くだけ。それは、国民にとって不幸なことだ。

穀田氏祝賀会に「こんなことを」小沢氏もびっくり

 

毎日新聞2017730

 

国対委員長在任20周年記念、与野党の重鎮300人ズラリ 

共産党の穀田恵二国対委員長は30日、委員長在任20周年を記念する祝賀会を京都市内のホテルで開いた。

大島理森衆院議長や自民党の二階俊博幹事長、民進党の横路孝弘元衆院議長をはじめ、与野党の国対委員長経験者ら約300人が出席。

共産党の集まりに与野党の重鎮が名を連ねるのは異例で、野党第1党の民進党が低迷する中、国政選挙や東京都議選で躍進が続く共産党の存在感が際立つ形となった。

穀田氏はあいさつで「採決強行は議会制民主主義の土台を崩し、劣化を招く」と与党の国会運営に注文。大島氏は「公正中立に物事を判断する時、自民党寄りかなと思えば、穀田氏が何と言うかを考えて判断する」と持ち上げてみせた。

衆院京都1区で穀田氏と議席を争う自民党の伊吹文明元衆院議長も登壇し「穀田氏は好敵手というより、戦友という感じが強い」と語ると、自由党の小沢一郎共同代表は「顔ぶれといい、パーティー形式といい、共産党がこんなことをするとは思ってもいなかった」と共産党の変化に驚きを見せた。最後には出席者がそろって記念撮影し、政敵同士のつかの間の休戦となった。

穀田氏は1993年に衆院旧京都1区で初当選し、現在8期目。97年から共産党国対委員長を務めている。

 

「今年1月20日に知った」(安倍晋三)は、明らかに大臣規範に抵触しているからこその「嘘」。ようするに、「倫理観の欠如」がペテン政権の習い性ってことだ。

 くろねこの短語 2017/7/31

横浜市長選は、自公推薦の現職が圧勝。投票率37.21%というのもどうかと思うが、やっぱり野党共闘でガッチリとスクラム組まなきゃだめってことだ。その意味でも、野党共闘に否定的な輩を代表になんかしたら、それこそ民進党に明日なんかありません。
 
市長選は残念な結果ではあったけど、横浜市議補選では、民進党推薦の候補が自民党公認の候補者に勝利。ペテン総理への逆風は、そんじょそこらのことじゃ止まらないってことの証しですね。
 
ところで、ペテン総理の「加計学園の獣医学部新設は今年1月20日に知った」って発言なんだが、大臣規範に抵触することを恐れての「嘘」だったってのが定説になりつつある。だからなんだろう、顔も頭も貧相な官房長官・菅君が「(首相は国会答弁で)互いにおごったり、おごられたりしていると言っていた。通常の交際まで大臣規範は禁止していない」って先週末にわざわざ記者会見でのたまったりしている。

 
土曜日のTBS『報道特集』では、ペテン総理と加計学園理事長とが会食していた河口湖畔の焼肉店の店主が「安倍さんがゴールドカードで払った」なんてことをペラペラしゃべっていたのがなんとも印象的だった。個人情報をTVのインタビューでしゃべっていいのかということはひとまず置くとして、やっぱり国家戦略特区のトップであるペテン総理と、そこに直接関与する事業者である加計学園理事長が、酒食を共にするってのは、「通常の交際」であるわけがない。ペテン総理の言葉を借りるなら「知っていようが知っていまいが」、明らかに「公務員は利害のある相手と食事することも禁止」している大臣規範に抵触している。

 
大臣規範は罰則があるわけではなく、言ってみれば倫理規定みたいなものだ。しかし、公職にある者だからこそ、その職に関しての「倫理観」というのは厳密に問われなくてはいけない。「法に触れないから」なんてのは、ガキの屁理屈で、それを言っちゃおしまいよ、ってなもんです。
 
ようするに、ペテン総理の罪は、すべて「倫理観」の欠如から始まってるんだね。加計学園しかり、森友学園しかりです。批判的な聴衆に向けて「こんなひとたち」って言ってのけたのも、またしかりだ。
 
今週には内閣改造があるそうだが、果たしてどんな薄汚れたシェンシェイたちがペテン総理のもとに蝟集してくるか。けだし見物な月曜の朝である。

稲田朋美辞任が意味するもの

バカを斬る刀

皆様、ご無沙汰しておりました。書こうと思ったネタがないわけでもありませんが、このところのマスコミは、やっと権力批判やだらしなさを指摘するようになったので、あえて書くこともないかと思えたのです。 
このブログの使命は、マスコミが指摘しない腐敗やエセ保守のエセたるところを指摘することです。
 
稲田朋美がやっと辞任しました。「遅すぎた」との声が自民党内部からも上がると報道されています。こんな記事は以前は出ませんでした。声を上げる人が、自らその存在を明らかにしても、マスコミは黙殺していました。森友学園疑獄の木村豊中市議など最たるものです。
 
この辞任は、エセ保守主義の終わりの始まりではないかと、少しばかり期待しています。稲田朋美については、その思想信条において、極めて近いと言ってきたのが安倍晋三です。
 
稲田朋美の思想とは、民主主義や基本的人権を否定し、徴兵制を復活させ普通に戦争できる国とする。国民は令状1枚で招集され、国のために血を流す、国のために命を投げ出さねばならない。靖国神社という所は、英霊をただ慰霊するだけでなく、後に自分たちも続くという決意を捧げるところ。
 
一方で自分たちは政治資金を使って贅沢三昧、政治資金の名のもとに所得税も相続税も払わず、国家財政や行政はお友達やお仲間に利益誘導。
 
長年日本の政治を見てきましたが、これほど腐敗堕落狂乱の政権は見たことがない。 やっと愚民たちも気づき始めたか。
 

加計追及は入り口<「記憶にないから会っていない」でアウト>

本澤二郎の「日本の風景」20170728日「ジャーナリスト同盟」通信

<首相主席秘書官追及で決着>
 
福田内閣時、官邸内を秘書として自由に動き回っていた人物が、野党の加計事件追及について「まだ入り口段階」と採点している。「首相主席秘書官が今治市課長と間違いなく会っている。今治市が提供した資料の黒塗り部分がそれ。ヤナセをつるし上げれば、決着のつく問題。これ一点に追及を絞れば、決着がつく事件でしかない。安倍の指示であることが判明する。あれこれと枠を広げるので、国民は混乱するだけだ」と野党の追及戦略ミスだと指摘している。

<「記憶にないから会っていない」でアウト>
 

「記憶にない」、よって「会っていない」という日本語を、ヤナセという首相主席秘書官が答弁した。このいかさま答弁を突き破ろうとしなかった野党議員にも、問題がある。
 

昔の野党であれば、審議を中断して、徹底的にヤナセを追い詰めてゆく。それで軍配は野党・国民の側に上がる。
 

そうさせなかった、衆参の予算委理事にも問題がある。特に野党理事に問題がある。借りてきた猫でしかなかった。

<官邸検問所に入館記録は存在>
 

福田内閣の秘書として官邸内を自由に動き回ってきた御仁は、大のタバコ好きだった。赤じゅうたんの上で、くわえタバコで走り回っていた。ある時、知り合いから「君の後ろをいつも衛視がついていて、タバコの灰を拾っているんだよ」と注意された。
 

彼は、後で考えて、ややゾッとした。それは官邸の監視力のことである。セキュリティの完璧さである。監視されている自分に、である。
 

いわんや、外部からの来客については、もっと厳しい監視がなされている。官邸入り口の検問所と来客を求めた担当部署での連絡は、きわめて密で、大げさに言うと「アリのはい出る隙もない」ほどである。もともとは、アメリカが次々と引き起こす戦争のとばっちりである。日本右翼政権は、それを口実にして共謀罪という天下の悪法を強行した。NHKが公共放送であれば、これ一つで安倍退陣であろう。
 

要するに、いくらヤナセが嘘の答弁をしても、官邸の記録で見破れるのである。野党追及の甘さに辟易する元福田秘書なのだ。
 

その点で、政府を徹底追及する民進党の新執行部誕生が必要不可欠だが、相変わらず松下政経塾ではそう期待できそうもない。国民は拍手を送れそうもない。

<公務員は国民全体の奉仕者>
 
公務員は、首相の奴隷ではない。国民の下僕、国民全体の奉仕者である。首相主席秘書官が、用もないのに地方の役人を呼びつけることなど、万万が一ありえない。地方の役人が「会いたい」といっても、会わないし、会ってはならない。首相の意思と一体である。
 

ヤナセが今治市に電話をして「来い」といったのは、安倍の意思である。安倍にそれを要求したのは、加計孝太郎である。安倍のスポンサーゆえである。
 

加計は「俺は首相を動かせる人物」という政治力を今治市に見せつけることで、同市の作業を急がせることが出来た。まだ政府の認可が下りていない段階で、同市は広大な建設用地と、大がかりな工事を、破格の資金で始めている。その資金の一部は、100%関係者の懐に入る。関係者とは、官邸の主に、である。
 
こうした腐敗の輩を、古来、民衆は売国奴と呼んで抵抗してきた。野党追及に猛省を求めたい。

<ヤナセと今治市課長の証人喚問でおしまい>
 

逃げるヤナセを証人喚問すればいい。野党はこれだけに専念して国会運営をすればいい。野党理事は、命を懸けて踏ん張って対応するのである。世論が、後押ししていることを忘れてはならない。
 

「こんなチンケな事件で、国会が振り回されては、国民が哀れ過ぎる」と感じる国民が多いはずだ。

<新聞は予算委理事会を詳報せよ>
 

新聞テレビ、特に国会担当のNHK記者にお願いしたい。彼らは高給を食んでいる記者である。
 

衆参予算委員会の理事会の動向を詳しく報道してもらいたい。たとえ委員長から、海外視察のさいのお土産をたくさんもらっていても、遠慮せずに実情を詳報してもらいたい。公共放送の義務である。
 

そうしてヤナセ喚問が実現、安倍退陣へと進めば、論功によってNHKへの国民認識が変わるかもしれないのだから。

<安倍辞任の流れは止まらない>
 

それにしても、安倍・国家主義内閣は派手にやり過ぎた。まともな精神と教養の持ち主の国民であれば、頭が狂いそうになるほどだ。国家主義を知らない新聞記者も多いだろうが、そうだからと言って、平和憲法を意図的に破壊する、軍拡・軍国主義へと日本を引きずり込むのは、間違いである。
 

河野洋平ではないが、改憲の必要など全くない。
世界の憲法の中で、日本国憲法ほど素晴らしい憲法はない。これを本気で定着することに成功すれば、日本は地球の理想郷である。
 

やくざ・強姦魔を退治する人権先進国の日本にすれば、女性も安心して暮らせるようになる。国民は、ようやく時代に逆行する安倍政治を認識した。安倍辞任の潮流は止まらない。

2017年7月28日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
 
 

「加計氏が会いにきた時、安倍さんときちんと詰めて北村を説得して来いと言われてきているなと感じた」(北村直人日本獣医師会顧問)。この御仁こそ、加計学園疑獄のキーパーソン!?&佐川国税庁長官、いまだ会見開けず。いまさらお天道様の下を歩けるわけがない!

 くろねこの短語 2017/7/30

網タイツの防衛大臣が辞任して、外務大臣が防衛大臣を兼務するという異例の状況の中、絶妙のタイミングて北朝鮮がミサイル発射。ペテン総理は、「国際社会への現実の脅威だ」っていつものコメントでお茶を濁している。しかし、そもそも外務大臣と防衛大臣を兼務させて平然としていること自体、危機感なんか持っていない証拠なんだね。それをまた意見することもなくアッサリと受けてしまう昼間の幽霊・岸田君もロクなもんじゃありません。
 
そんなことより、加計学園疑獄を取り上げた昨日のTBS『報道特集』はなかなか興味深いものがあった。なかでも、閉会中審査をドタキャンした日本獣医師会顧問の北村直人君へのインタビューは、ひょっとしたらこの男こそキーパーソンじゃないのと思いたくなるほどだった。

「2007年に加計氏と面会。そこで安倍総理(第1次政権時)の名前を出されて『獣医の大学を作りたい』と言われた」から始まり、「加計氏が会いにきた時私の脳裏には安倍さんときちんと詰めて北村を説得して来いと言われてきているなと感じた」「獣医の大学作るのにいくらかかるか。教育理念の話はなく事業家だと感じた」なんてことまで、実に生々しい証言なんだね。なんで閉会中審査をドタキャンしたのか、いまでも惜しまれる。
 
これに対して、加計学園側は、「北村氏の発言は信憑性は極めて疑わしい」とコメントしている。だったら、証人喚問に出てこいや、ってなもんです。

それにしても、ここまで生々しい証言していながら、顔出しのインタビューでないってところが、何か引っ掛かる。北村君は何かを恐れているんだろうか。それとも、裏でペテン総理と手打ちがすんでいて、そうしたことに配慮してのことなのだろうか。
 
多くの新聞・TVは、北村君の存在についてスルーしているようなんだが、それにも違和感を抱かざるを得ない。国会閉会直後にペテン総理が鮨友集めて3時間も高級和食で鳩首会談開いたこととも関係あるのかも・・・なんて妄想もしたくなろうというものだ。
 
ところで、理財局長から国税庁長官に論功行賞として栄転したシュレッダー佐川君の会見がいまだ開けずだってね。そりゃそうだ。会見なんかしたら、森友学園疑獄でサウンドバックみたいになっちゃいますからね。大阪地検特捜が財務省を背任で捜査するって噂もあるし、会見どころか自分の首が危ないってところなんじないのか。ざまあ味噌漬けとはこのことだ。

安倍政権が易々倒れなかったわけがこれだ!


2017/07/26
 半歩前へ

安倍政権は総がかりでウソをつく。人事権を握られた官僚たちが後に続く。権力の不正や疑惑に警察も検察も裁判所までが「沈黙」する。

 
この国はどうなるのか? 民主主義を踏みにじる内閣。正義が「沈み」、不正義が「跋扈」する。こんなことを許していいのか?日本がなぜ、ここまで落ちたのか?安倍晋三と同様に晋三のじいさんに当たる岸信介内閣も、国民から厳しい批判を浴びた。
 
野党が倒閣に立ち上がり、国会から街頭に飛び出し、全国で市民に呼びかけた。当時の労組、総評が倒閣に呼応、岸内閣打倒を叫んだ。学生団体の全学連がそれに続いた。マスコミはこぞって倒閣運動を連日大きく報道した。
 
今はどうか。国会議員の3分の1を占める社会党はなく、少数野党が林立。政権寄りと非政権寄りに分断されたままだ。総評はなく、あるのは連合なる名ばかりの労働貴族集団だ。事実上、安倍政権傘下の1団体と化している。残りは共産党系の全労連があるが、こちらは小規模だ。
 
学生など若者は政治や社会への関心が薄く、大半が「われ関せず」で、18歳の新有権者や20代に限ると70%近くが自民党支持だ。
 
最後にマスコミ。安倍政権になって大きく変貌。第一次安倍政権では「NHKと朝日新聞にやられた」、との反省から第二次政権になってから最初に手を付けたのがマスコミ対策だ。
 
NHK会長の首をすげ替え、傀儡をポストに就けた。その結果、NHKの報道部門は安倍政権の軍門に下った。
 
朝日新聞に対しては読売や産経など御用メディアを総動員してネガティブキャンペーンを展開。一時、完全に「戦意喪失」させた。ところが、「共謀罪」をきっかけに朝日新聞が再生し、政権批判。
 
これによって東京新聞をはじめとした各県紙、毎日新聞、朝日新聞、日刊ゲンダイなどと、NHK、読売、産経、フジテレビなどに二分。驚くことに、産経などは政権側から、東京新聞などを目掛けて矢を射る始末だ。
 
加えて選挙制度の変容がある。複数当選の中選挙区から1人一区当選の小選挙区制に変わった。こうした時代の変容が傲慢な政権を下支えしている。
 
社会の「無関心」と「分断」が長期政権を生んだと言える。
 

安倍首相、自民党議員への裏切り行為…ワンマンプレーに党内の「安倍批判」沸点


2017年07月30日 06時00分 ビジネスジャーナル

国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。
学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐる問題で、安倍晋三首相と和泉洋人・首相補佐官が出席した閉会中審査が、7月24日に衆議院、25日に参議院の予算委員会で行われました。
国会閉会中とはいえ国民の関心は高いようで、審議の様子はNHKで放送される「テレビ入り」となりました。しかし、これで数々の“疑惑”は晴れたのでしょうか。答えは「ノー」だと思いますが、読者のみなさまのご意見はいかがでしょう。
●安倍首相の方針転換で自民党が大混乱、ため息も
こうした公の場での疑惑解明はもっと早く行うべきでしたが、安倍首相は完全に判断を間違えてしまったと思います。それに、野党から要求された閉会中審査に応じるとしたタイミングも最悪でした。
せっかく、自民党国会対策委員会が首相を守ろうと忖度して野党の要求を突っぱねたのに、その日の夜に突然「閉会中審査はやるべきだ」と首相が発言したのです。現場の自民党議員たちの労力を無視するかたちになり、身内からもため息が聞こえてきました。自民党総裁である安倍首相が「応じる」と答えてしまったため、現場は大混乱となったのです。
さらに、予算委員会の日程を協議する理事懇談会は各党の駆け引きによってなかなか開かれず、正式に行われたのは19日。それまで、質疑時間の配分をめぐって自民党と民進党の筆頭理事間でかなりもめていたのです。
現場の自民党議員の1人は、「こっちは必死で首相を守るために野党の要求を突っぱねてきたのに、急に首相自身が方針転換するんだから、まいるよね。しかも、我々には事前になんの連絡もなく、トップダウンで。だから、疑惑解明のために、せめて俺たち与党からも存分に質問させてもらいたい」という気持ちになったそうです。
結局、世間からさんざん非難を浴びながらも、いつも通り「与党1:野党3」の時間配分で決着。自民党だけが損をした感のある日程協議でした。
●加計学園問題の本当の“闇”とは
民進党は、参考人として安倍昭恵氏や加計孝太郎氏の出席も要求していましたが、かないませんでした。神澤からすれば、この2人も堂々と出席して、国民の前で発言するべきだったと思います。
神澤たち秘書団は、「今回の加計学園の疑惑については、安倍首相への忖度があったに違いない!」と思っています。そもそも、事前審査は結論が決まっている状態でなければ省庁も対応しないからです。
しかし、神澤を含めた永田町の住人の多くは、それ自体は問題とは思っていません。加計学園しか積極的に獣医学部新設の準備を進めていなかったのですから、検討するのは当然です。それに、大学ができれば学生にも研究者にも地域にもメリットがあり、最終的には国益にもつながるので、反対する理由はないのです。
問題があるとすれば、「腹心の友」が関わっている案件なのに「関係ない」と言っていたこと、前川喜平・前文部科学省事務次官の証言や閉会中審査の要求などにきちんと対応しなかったことでしょう。
友達が関わっていれば怪しまれるのは当然ですし、当事者の証言が「記憶にない」ばかりでは、国民のみなさんもあきれてしまいます。いずれにしろ、一度下がってしまった内閣支持率を取り戻すのは難しいでしょう。

(文=神澤志万/国会議員秘書)

民進党は「党勢衰退」の原因が解ってないようだ。

(日々雑感)2017/07/28 

<民進党の蓮舫代表は27日の記者会見で「いったん引いて、より強い民進党を新しい執行部に率いてもらうのが最善と考えた」と述べ、辞任する意向を表明した。東京都議選の惨敗で求心力が一段と低下。辞任表明した野田佳彦幹事長の後任選びを含む党運営に行き詰まったためとみられる。後任を決める代表選への出馬には前原誠司元外相や枝野幸男元官房長官が意欲を示している。
 
蓮舫氏は27日の臨時執行役員会で辞任が了承された。その後の記者会見で「東京都議選を通じて自身の足らざる部分に気づいた。統率する力が私には不足していた」と説明。共産党との選挙協力に関しては「新執行部も引き継いでほしい」と求めた。次期衆院選に東京の小選挙区でくら替え出馬する意向については「一度立ち止まって考える」と述べ、白紙に戻す考えを示した。
 
同党は今後、代表選の実施方法や日程を詰める。党関係者によると、昨年9月の代表選同様、党員・サポーターが参加する形での実施を検討している。9月上旬に告示、同月中旬に投開票とする案が出ている。党中堅議員は「新代表を決めるなら、国民の関心を引くためにも時間をかけてやるべきだ」と語った。
 
後任を巡っては、前原氏が27日夜、都内で記者団に「新たな社会像を示せる人が一番ふさわしい。自分ならば示せるとの思いは前回(の代表選)と変わっていない」と表明した。枝野氏も周辺に出馬への意欲を示しており、近く正式表明する見通しだ。
 
若手からは玉木雄一郎幹事長代理を推す声もある。前原、玉木両氏は昨年9月の代表選で蓮舫氏と争った。代表選に立候補するには、20人以上の党所属国会議員の推薦を確保する必要がある。
 
蓮舫氏は昨年9月、岡田克也氏の後任として代表に選出。キャスター出身で知名度が高く、発信力を武器に党勢回復を期待された>(以上「毎日新聞」より引用)

都議選の責任を取って蓮舫氏の辞任は遅きに失した感はあるが、安倍氏よりは早かった。しかし後任の名乗りを上げているのが前原氏や玉木氏や枝野氏では「党勢衰退」に対してどうにもならない。
 
民進党の国会議員諸氏は本当に頭が悪いようだ。なぜ政権を自公政権に奪還されたのか。いやその前に、なぜ小沢代表当時に民主党が国民の支持を得て躍進したのかが丸でお分かりでないようだ。
 
民主党が2009マニフェストで掲げた政策を今一度見返して見ると良い。そこにあるのは「国民の生活が第一」のスローガンと、そのための政策の数々だ。
 
自公政権が実施してきた政策は財務省のための政策であり、米国ファーストの政策だった。そして小泉・竹中「構造改革」や安倍グローバル化政策がいかに国民を貧困化においやり、非正規労働で少子化を招いたか。そうした深刻な反省に立った立場に民進党は立ち返るべきだったが、蓮舫氏や野田幹事長にそうした考えはなかったようだ。
 
そもそも民主党政権が崩壊したのは小沢一郎氏が掲げた「国民の生活が第一」の理念を反故にして、代表に就任した菅氏や野田氏などが「TPP参加」や「消費増税10%」などを口走り、せっかく小沢氏が民主党政権獲得の旗印にした「国民の生活が第一」を自ら降ろしてしまった。
 
されは「国民の生活が第一」の政治を求めた国民の期待を裏切り、民主党の第二自民党化に他ならない。自民党は一つあれば充分で、本家本元の自民党に支持が集まって、第二自民党と化した民主党から国民の支持が去ったのは当然の帰結だった。
 
民主党にとって消費増税に反対した小沢氏たちを党から追い出したのは決定的だった。第二自民党と化した民主党を解体して、真摯な反省に立って民進党に衣替えしたのなら支持は戻ったかもしれないが、小手先の党名改称では国民は馬鹿にするな、と思うだけだ。
 
そうした理屈も解らないで、都議選でもさらに衰退した民進党の責任を誰が取ろうと、それは小手先のことでしかない。今も財務省のポチとなって消費増税10%を掲げている民進党に国民の支持が集まるとは思えない。
 
安倍自公政権下で消費税8%を実施して以来、総需要不足に陥ってデフレ化からなかなか脱却できない日本経済の現状すら民進士うの国会議員諸氏は理解していないようだ。現在の安倍自公政権下の国民貧困化と労働者の非正規化の進行が何を意味しているかが理解できれば民進党は民主党時代の反省と今後の政策戦略が描けるはずだ。
 
しかしそうした頭脳の持ち主もいなければ、自らの不明に気付いて有能な者を軍師に迎え入れようとする豊臣秀吉の知恵すらもない。民進党は頭でっかちのバカ揃いだ。その姿は自公政権と何ら変わらない。
 
それとも日本を丸ごとグローバル化の餌食にしようとする安倍自公「売国」政治を民進党も踏襲しようというのなら、もはや言葉もない。それなら民進党よ勝手に衰退して滅びれば良いと願うだけだ。
 
しかし「国民の生活が第一」の政治の実現に全力を尽くす志ある政治家は民進党を出て、小沢一郎氏の許に駆け付けて「野党連合」の礎に小沢氏と共になるべきだ。日本は安倍自公売国政権により滅亡の引導を渡されようとしている。
 
日本を取り戻すための残された時間は少ない。いつまでもグダグダとやっている暇はない。志ある政治家は小沢一郎氏の許に結集せよ。掲げる旗印は「国民の生活が第一」だ。

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