安倍の健康に一番注意している人物というと、安倍後継による再登板狙いの麻生太郎ということになる。
安倍家の内情は、麻生にとって最大の関心事だ。周辺に情報網を張り巡らせている。それはワシントンの情報機関も同様というから、通信時代は仲間も敵同士になりかねない。ということは、安倍と安倍家の内情は、麻生派の動向で見えてくる、というのだ。
一連の安倍スキャンダルに対して国民は怒っている。特に首都の都民の怒りは、地方よりも強い。内閣支持率急落は間違いない。
安倍が倒れたのが6月9日から10日である。そうして突然の会期延長なしの、世紀の悪法・共謀罪の強行である。その後の安倍日程が大きく変わっていることが、専門家でなくても分析できる。
専門家は、顔のむくみによる肺がん末期を、ほぼ断定的に推測している。これはテレビを見ている国民であれば、誰でもわかる。
病は思考・発言にも影響を与える。都議選告示当日に、はるか遠い神戸で講演、そこで「第二、第三の加計を認めたい」と公言した。ということは、四国の加計は「自分の一存できめたもの」と証明したことになる。
さんざん安倍に脅され、せかされてきた文科省の役人は、あっけに取られて当然であろう。愚かな松下政経塾の文科大臣でも、驚いて口が閉まらなかったであろう。
そして安倍改憲論を秋の臨時国会で出すとも放言して、自民党執行部を驚愕させている。
「この世界に冠たる立派な憲法を変える?一体どういうことだ。そんなことが出来るわけがない」が大方の国民の考えであろう。元自民党総裁の河野洋平の見解に同調している。