週プレNEWS
●なぜ今、地方移住が盛り上がっているの?
●人気の移住先はどこか?
権力の『おかしな政策』におかしいと報道しない日本で、一人でも『おかしい』と声を上げ、真実を追求して行きます。
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●なぜ今、地方移住が盛り上がっているの?
●人気の移住先はどこか?
そして誰もいなくなった
2015年03月29日 天木直人のブログ
中国が提唱したアジアインフラ投資銀行(AIIB)へ英国が電撃参加表明したのは3月12日だった。その時私は書いた。創設メンバーの仲間入りを競い合うようにして、参加表明国は雪崩を打つだろうと。
テレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ!」で司会を務めるジャーナリスト、田原総一朗さんは、その黄金期の代表格だ。89年から10年まで続いた「サンデープロジェクト」では司会として政治家から言質を引き出し、「日曜に政治が変わる」とまで評された。田原さんに番組で追い込まれて辞任した首相は海部俊樹、宮沢喜一、橋本龍太郎の3氏を数える。
だが、田原さんは「僕は政治家を失脚させようと思ってやったわけではない。突っ込めば新しいアイデアが出てくると思っていた。ところが、失脚してしまう。権力者は意外に弱い」と話す。郵政民営化などで巧みにテレビを利用した小泉純一郎元首相はその例外だった。安倍首相も前回政権担当時には、「お友だち人事」などでメディアから激しいバッシングを浴びて「政権投げ出し」に至っている。
タモリさんの司会で、82年から続いたフジテレビの番組「笑っていいとも!」。テレビ黄金期を築いた看板番組だったが、3月31日に終了した。21日には、現役首相として初めて安倍首相をスタジオ出演させた。フジは安倍首相のおいを4月から入社させている。逢坂さんがいう。「安倍首相に見送られるように『笑っていいとも!』が終了したことは、政治家とテレビの力関係の変化をみせつけ、テレビが政治を動かす時代の終わりを象徴しているようです」
続いて、具体的に、古賀茂明氏の「報道ステーション・ハイジャック」の試みを解説している、リテラの野尻氏のコラムを読んでもらおう。
まあ、赤字で抜いたところだけ読んでみても判るが、古賀氏は、ある意味で、テレ朝に迷惑をかけずに、自力で電波ジャックをしたわけだが、国民の財産である公共の電波という財産を、特定の放送局に分配し、その代り、言うことを聞けと云う態度は、常に日本の政権では、触れてはいけない権力だった。
日本、アジア投銀「創設メンバー」は見送りへ
誰もが物分りよくなっちゃって何も言わないいまだからこそ、古賀正明氏の反乱は意味がある
(くろねこの短語)2015年3月28日
誰もが物分りよくなっちゃって何も言わないいまだからこそ、古賀正明氏の反乱は意味がある&「米軍と自衛隊の地球規模の協力」(高村自民党副総裁)だってさ。世界中で戦争しようってことか&「辺野古移設は沖縄知事選の争点でなかった」(菅官房長官)・・・こういうのを、「この期に及んで」と言います、世間では。
・古舘伊知郎氏 古賀茂明氏の番組降板をめぐり報道ステーションで激論
http://news.livedoor.com/article/detail/9940795/
・高村氏、日米協力を地球規模に 安保法制で講演
http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015032701002158.html
N君:昨年12月の集中アップから時間が空きましたが、年明けから次回作の取材で「おでん」の食べ歩きを続けていて……。銀座、浅草、日本橋など、老舗のおでん屋にたくさん行きました。
河岸:銀座、浅草、日本橋の老舗おでん3店でいえば、2店はすばらしかったけど、1店はサイテーだったね。書籍『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』で解説した「ビールがまずい店は、食べ物もまずい」を証明するような店だった。
N君:同じ老舗おでん屋でも、すごい実力差がありましたね。逆に、一流店と家庭のおでんの違いもよくわかりました。
河岸:そのあたりは、次回作でくわしく解説しよう。「おでんの実力を見抜く5品」とかね。
N君:で、今回は「卵の裏側」第3弾、取り上げるテーマは「卵サンド」ですか。僕もランチでは、コンビニの「卵サンド」をよく食べますよ!
河岸:それが、スーパーやコンビニで売られている「卵サンド」の中には、黄身をまったく使わず、白身だけで作った「白身100%」の卵サンドもあるんだ。
N君:えっ、マジですか? でも、パン部分も白、卵の具の部分も白の「真っ白の卵サンド」なんか、見たことないですよ。
河岸:いや、それだと誰も買わないから、白身を添加物で着色して「黄身に偽装」して売っているんだ。あたかも「普通の卵サンド」に見せかけて。
N君:えっ! いわば「偽装サンドイッチ」じゃないですか! なぜそんなことをするんですか?
昨年末から始めた「卵の裏側」キャンペーン、第3弾は「卵サンドの裏側」です。
第1回→知らないと本気でヤバい! 「卵」の裏側
http://toyokeizai.net/articles/-/54726
・
第2回→"ゴミ"が復活!? ヤバすぎる外食の「卵」食品
http://toyokeizai.net/articles/-/55893
・
卵については、前作『スーパーの裏側』でも30ページにわたって詳しく述べましたが、私に言わせると、日本の卵業界は「ごまかし」が多すぎる。「すべての偽装は『卵』に通じる」というのが、私の持論です。
「卵サンド」は、サンドイッチの中でも定番&人気商品です。N君(担当編集者、35歳)のように、ランチや朝食に食べる人も少なくありません。
しかし、実はみなさんが買った卵サンドが「添加物で着色した、白身100%の『偽装サンド』」だったとしたら、どうでしょう? そして「本物とニセモノの卵サンド」を見分ける簡単なスキルがあるとすれば、知りたいとは思いませんか。
みんな大好き「卵サンドの裏側」を早速、紹介しましょう。
N君:定番の卵サンドでは、パンの間にスクランブルエッグのような卵が挟まっていますよね。そもそも、この卵はどう作っているんですか?
河岸:まず「ゆで卵」を作って、それを潰してマヨネーズなんかを混ぜて作るの。だから、原材料の表示は「ゆで卵」じゃなくて「卵サラダ」になっているでしょ?
N君:ホントだ! 「卵サラダ」と書いてあります。
河岸:この「卵サラダ」というのが曲者(くせもの)で、これにどんな添加物を使おうと表示をする義務がない。
N君:「食品に使った添加物」は明記する必要があるけど、「食品の原材料に使った添加物」は書かなくてもいいという、いわゆる「キャリーオーバー」といわれるやつですね。
河岸:そのとおり。「卵サンドに使った添加物」は明記する必要があるけど、「卵サンドの原材料の『卵サラダ』に使った添加物」は、最終商品(卵サンド)に影響がなければ書かなくてもいい、というわけ。
N君:全部書くと長くなるから「はしょりたい」事情はわかりますが、何が入っているかわからない。そこは完全に「ブラックボックス」ですね……。
河岸:そのとおり。ブラックボックスでいえば、外食やパン屋さんなど「対面販売」だと、そもそも表示がいらないからね。そういうカラクリを利用して、本来の「卵サンド」はゆで卵を丸ごと使って作るけど、「ニセモノ卵サンド」は100%白身だけを使って作るわけ。
N君:なぜ、わざわざ白身を添加物で着色してまで「黄身に見せかける」んですか? 普通に卵を丸ごと使ったらいいじゃないですか。
■「黄身に見せかけて白身を売っている」のは卵サンドだけ
河岸:以前の連載で解説したけど、食品業界では卵の黄身のほうがニーズが高いんだ。卵の白身は全体的に余りぎみで、値段も安い。
N君:卵の10個に1個はマヨネーズの原料に使われる、でも家庭でいちばん人気のマヨネーズは「黄身(卵黄)」しか原材料に使わないから、大量の「白身(卵白)」が余る、その「余った白身」が、卵焼きやハム、ハンバーグなどの「増量」に使われるという話でしたよね。
河岸:そう。ただ「増量」以外にも、完全に「偽装」に使われるケースもあるということ。その典型例が「卵サンド」。白身だけで作ったほうが、本物よりもコストを下げられるからね。
N君:「黄身に見せかけて白身を(偽装して)売っている」食品は、ほかにありますか?
河岸:いや、それはないと思う。「卵サンド」だけだね。
N君:そうですか……。やっぱり「白身100%の卵サンド」は味も落ちるんですか?
河岸:当然そうだよね。卵本来のふわっとした感じがまったくない。全体的にボソボソしていて、卵のおいしさがまるでない。卵のおいしさはやっぱり「黄身」にあるから。
N君:つまり、卵の「黄身らしい味」がしないってことですか?
河岸:そのとおり。中身はあくまで白身だから、「目玉焼きの白身みたいな味」と言えば、わかりやすいかな。食べたら、食感でわかることもあるよ。
河岸:味が落ちるから、卵サンドには「ゆで卵を丸ごと」使っても、ミックスサンドに「白身を着色した卵」を使っている店もある。卵サンドだとバレやすいけど、卵が具の一部になっているミックスサンドだったら、バレにくいでしょ。
N君:なるほど、でも、そういう「ニセモノ卵サンド」が売られているのは、安い外食や小規模のスーパーだけでしょう。
河岸:いや、そんなことはないよ。みんながよく行く大手スーパーやコンビニでも「偽装卵サンド」は売られている。
N君:えっ? マジですか?
■大手スーパーやコンビニでも「偽装卵サンド」は売られている
河岸:もちろん、大手スーパーやコンビニの卵サンドが、すべてニセモノってわけではないよ。本物が売られていることも多い。だけど、中には「偽装卵サンド」が売られているのは事実。
N君:でも、どの商品を見ても「卵サンド」と書いてありますよ。
河岸:そこが問題だね。まじめに作った「本物の卵サンド」と、白身を着色して黄身に見せかけた「偽装卵サンド」が、同じ「卵サンド」という表示で売られている。
N君:普通の感覚では、おかしいですよね。
河岸:百歩譲って「余った白身」を使うにしても、それなら「“卵風”サンド」などと表示しないといけないよね。以前の連載で取り上げたマヨネーズだって、本物は「マヨネーズ」と称していけるけど、そうじゃないのは「マヨソース」「マヨネーズ風調味料」「マヨネーズ風ドレッシング」と、名前を変えて売っているじゃない。せめて、それに習うべきだよ。
N君:コンビニのサンドイッチに使われているものには「マヨソース」と書いていますが、それと同じことですね。
河岸:そのとおり。「マヨネーズ」と称するためには、全卵、または卵黄を使うことのほか、決まった材料以外は使えないという条件があるからね。
N君:なるほど……。では、いったいどうすれば「ニセモノ卵サンド」を見抜けるんですか?
河岸:さっきも言ったように、白身100%の「偽装卵サンド」は、あくまで白身っぽい味がして、卵のおいしさがない。だから、食感でわかることもあるよね。
N君:表示ではわかりませんか? たとえば「カロチノイド色素」という着色料の表示があるものは「偽装卵サンド」とか。
河岸:いや、そうじゃない。普通にゆで卵を使っても、「より黄色いほうがおいしく見える」という消費者が多いから、添加物で黄色を足していることも多い。だから、残念ながら表示ではわからない。
N君:もっと簡単に、「見た目」でわかるスキルはないんですか?
■黄身の部分を指で潰すと、本物かニセモノかわかる
河岸:残念ながら「見た目」でもわからない。だけど、簡単にわかる「秘訣」があるの。それは、卵の「黄身」の部分を軽く指で潰してみるの。
卵サンドが本物かどうかは、指で押してみれば誰でもわかる
N君:本物の黄身なら、黄身はふわっとしているから、簡単に潰れますよね。ゆで卵の黄身の部分を触っても潰れますし。
河岸:そのとおり。逆に、もし「白身100%のニセモノ」なら、指で押しても、弾力性があってなかなか潰れない。白身だから当然だよね。
N君:なるほど、黄身の部分を指で軽く潰せばいいんですね。これなら簡単、誰でもできそうです!
河岸:もちろん買う前の商品はダメだよ。あくまで売り物だからね。でも「見た目」では見抜けないから難しいところだよね。
N君:冒頭でも触れましたが、次回作&ネット連載のために行った店も、かなり増えてきましたね。寿司、焼き鳥、親子丼、おでん、豆腐屋……。
河岸:「外食店のルポ」と「食材の深掘り解説」の2本立てで、『「外食の裏側」を見抜く、もっと簡単な100のスキル、教えます。』みたいな感じにしようか。
N君:そうですね。読んだ人が、自分でいい店を見分けられる本、食べ方のプロのスキルがまねできる本にしたいですね。
河岸:せっかく連載をやっていることだし、この連載の読者には「このジャンルの外食を扱ってほしい!」というリクエストがあれば、ぜひ教えてほしいね。
N君:そうですね、ハッシュタグ「#外食の裏側」をつけて、ツイッターでつぶやいてもらえれば、チェックできますので。
河岸:ツイッターでは「結論。N君は立ち食いそばだけ食べていればよし」とか、さんざんな書かれようだけどね(苦笑)。
N君:そうですよ。「N君、太鼓持ちの哀れさよ」なんて、僕の職業がいつの間にか「編集者」から「太鼓持ち」になっているんですから……(苦笑)。
というわけで、「みんな大好き『卵サンド』の裏側」は以上です。
本文では「サンドイッチのパン」の説明までできませんでしたが、「パン」もサンドイッチのおいしさを大きく左右します。
同じサンドイッチでも、商品によって「パンのふわふわ感」がまったく違います。もちろん、ふわふわしたパンのサンドイッチがおいしく、そういう店は売り上げも伸びています。一度、「軽く触り比べ」「食べ比べ」してみてください。
また、自宅で「おいしいサンドイッチ」を作る場合は、焼きたてのパンより、1日経ったパンのほうが、しっとりしておいしくできるもの。ぜひそちらも試してみてください。
次回は、次の本の「焼き鳥ネタ」を少し先取りし、「カネ返せ! 連載史上サイテーの焼き鳥の裏側」(仮)の予定です。楽しみにお待ちください。
世界的な規模で進む、株価指数の新高値と史上最低水準の実質金利。両者の乖離をどう理解すべきか。
よく見られる説明は、危険なほどに誤解を生みやすい形でリスクファクターを軽視している。たとえば、「長期的停滞」理論は、低金利が要因だと主張する。世界経済の問題は慢性的な需要不足にあり、政府支出の持続的な増加で対処可能だとするものだ。
この見方によれば、株式市場の上昇は単に将来の利益の低い割引率を反映するものにすぎない。さらに、世界の上位8位までを占める経済大国において、おそらく英国を例外に、利益に占める労働分配率は近年大幅に低下している。反対に、株価上昇を背景に、利益に占める資本比率は上昇している。
■需要が供給を抑制するか疑わしい
長期的停滞論の支持者たちは、先進国経済の大半においてGDP(国内総生産)比で1950年代の2倍以上に増加した政府支出をさらに増加すべきだと主張する。が、需要が恒久的に供給を抑制するというアイデアは疑わしい。より洗練された近年の不景気に関する研究は、いわゆる「履歴効果」が継続的に失業に及ぼす効果は、少なくとも米国においては限定的であることを示唆している。
低金利を説明するためのもう1つの方法は、金融抑圧政策である。欧州中央銀行や日本銀行はむさぼるように債券を購入している。同時に、金融の安定性を高め、銀行、年金基金や保険会社に国債を保有させるための新しい規制も導入している。したがって、現在の低金利は、成長期待の低さよりも、むしろ金融市場における歪みを反映したものである。
金融抑圧論の支持者は、低金利を債券保有者に対する隠れた課税ととらえる。これは必ずしも悪いことではない。
しかし、低収入の家計においては通常、資産全体に占める株式資産の比率は高くないため、金融抑圧税は一般財産税ほど累進的ではない。いずれにせよ、債券利回りの低下は、国債にとどまらずはるかに幅広い種類の債券へと拡大した。
古舘伊知郎に批判殺到「視聴者に嘘ついた」「政治権力にすり寄り」「化けの皮はがれた」
Business Journal 3月28日
ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから
そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった
そして、インド独立の父、マハトマ・ガンジーの言葉がこれ。
「あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、 それでもあなたは、それをやらなければならない。それはあなたが世界を変えるためではなく、 あなた自身が世界によって変えられないように するためです。」
テレビ朝日「報道ステーション」から降ろされる古賀茂明氏が、3月28日、最後の番組出演で古館伊知朗氏とバトルを演じた。
ガンジーの言葉は、まるで、安倍晋三という人物を目の前に置いて、発せられているかのような感を与える。
乾坤一擲古賀茂明の反撃 良識論者と出会えないニュース報道
(世相を斬る あいば達也)2015年03月28日
つまりは、全体主義的で、言論統制が行き渡った社会と云うことだ。報道ステーションで、官邸の恫喝に屈したテレ朝の舞台裏が、古賀氏の乾坤一擲の捨て身業に一網打尽にされたわけだが、本日から官邸が、どのような動きをするのか、よくよくウォッチングしておかなければならないだろう。
う~ん、与党公明党の霊験あらたか?これも少々困りものだが、この際致し方ないのだろう。それにしても、筆者から見た場合、十二分に政府寄りの発言の多いNHKニュース9の大越キャスターの物言いまで気に食わんと云うのだから、全局のキャスターを長谷川幸洋にでも任せてしまったら良いのではないだろうか?(笑)。
ハプニング情報に接し、急きょ、このコラムになった。NHKの大越まで気に食わんのでは、もうテレビは嘘しか言えない放送局と云うことになるようだ。そう言えば、もう一人思い出したが、テレ朝のモーニングバード・そもそも総研の玉川キャスターは大丈夫なのかな?最近見ていないので分からないのだが?株価が下がっても上がったと言いそうなテレビにはご用心な時代が来たと云うことのようだ。
≪ 古舘報道ステを元官僚古賀氏が“ジャック”
番組中盤、緊迫する中東情勢を伝える場面で、古舘が古賀氏に解説を求めると、この日が最後の出演になるという古賀氏が切り出した。
古賀氏 ちょっとその話をする前に。テレビ朝日の早河(洋)会長と、古舘プロジェクトの佐藤(孝)会長の意向で今日が最後ということに(なりました)。
降板した理由を話すと、古舘も「ちょっと待ってください。今の話は承伏できません」と対抗したが、古賀氏は「古舘さんもその時におっしゃりました。『この件に関してはお役に立てなかった。本当に申し訳ない』と。全部録音させていただきましたので、そこまで言われるなら全て(データを)出させてい ただきます」と引かない姿勢で、いったん収束した。
しかし、その後も「自分で作ってきました」と、「I am not ABE」と書かれた手製の紙を広げた。古舘は「番組ではこれまで川内原発に対する指摘や、辺野古の問題についても取り上げてきたじゃないですか」とたしなめると「私もツイッターでぜひ見てほしいと書きました。でも、それを作ってき たチーフプロデューサーが更迭されます」と反論。これには古舘も「更迭ではない。私は人事のことまでわからないけど、それは違う」と否定した。
さらに古賀氏は安倍政権について「原発復権・官僚復権・行革埋没」と指摘するフリップを見せたが、古舘が「ちょっと時間もないので」と制止すると、古賀氏は「そういうことは言ってほしくなかったのですが」と渋々フリップを降ろした。続けてマハトマ・ガンジーの言葉をフリップで出し、「私が言いたかったのは、言いたいことはそのまま自然に言いましょうということ。裏で圧力をかけたりはやめましょう」と話した。 ≫
中国AIIBに参加しなかったアホな政府 隷米思考の公家集団
(世相を斬る あいば達也)2015年03月27日
以下は山田厚史氏のコラムである。筆者自身も、口が酸っぱくなるほど、アメリカの「一強他弱」と云う権力集中はなくなる。その考えは、今や「神話」であり、幻想に近い観念になりつつある。アメリカが、抜けて有利なのは世界展開できる軍事力だったが、それも縮小傾向にあり、諜報陰謀的な動きに変りつつある。つまりは、企みがないと、減少したパワーの維持が困難になってきた証左なのだろう。
欧米先進国経済には、必然的で、人間の根源的欲求に根ざす「需要」が枯渇するところまで、先進してしまったのである。アイホーンの売れ行きや不老不死のIPS細胞等と云う話題で、人々が生きるようになったと云うことは、もう死活問題から、遠く離れているわけで、人間が生きる上での、自然の叫び「需要」ではなくなっていると云うことだ。必然的に、根源的欲求があり、一定上の文化文明を持っており、経済的力をつけて来た、開発余地を充分に残すところに、大きな発展が期待される。
正直、アメリカの最大のウイークポイント、「歴史の浅さ」が露呈しつつあると云うことだ。その歴史のない国が、第二次大戦後世界のリーダーであったわけだが、経済的豊かさ、豊富な天然資源、「世界一」であることで人工移民国家アメリカ合衆国を繋ぎ合わせていたわけだ。ただ、自然発生する根源的人間の欲求と云う意味では、その需要は枯渇しつつある。このように、具体的に具現化されるものだけを素材に繋ぎとめていた集団には、脆さがある。それが、歴史に裏打ちされた、哲学の強みである。
そのような情勢に向かって、世界の潮流が流れ出している以上、逆らう理由はどこにもない。プライドが、どうのこうのと云う問題でもない。歴史に逆らうことは、戦争に突き進んでいった先人の愚を、再び繰り返すのみである。たかが尖閣諸島の為に、100年、200年先の日本と云う国を捨てるも同じことだ。筆者の思いとしてある準鎖国国家になり、慎ましく生きる国を目指したいのなら、それでも構わない。しかし、殆どの日本人は、そんなこと望んでもいない。であれば、好きも嫌いもあるわけがない。いずれ、ドル基軸は崩れるだろう。米国国債を抱えた日本はどうするのか?財務省の官僚たちに聞いてみたいものだ。
≪ 中国に破れた通貨マフィア AIIBは日本外交の試練の場に
中国は途上国を束ねて米国支配にくさびを打ち込んだ。AIIB誕生は大国興亡の歴史的転換点かもしれない。
■「爆買い」は欧州でも 世界経済を下支えする中国マネー
中国人の「爆買い」が話題になるのは日本だけではない。ロンドンでもパリでも中国人の旺盛な消費は、低迷する消費の下支えだ。観光客だけではない。中国とビジネスを拡大することは成長戦略と意識されるようになった。ロンドンでは東京の臨海副都心に当たるテムズ川河口のドックランドをアジアビジネスの拠点にしようと、人民元で商売ができる中華ビジネスセンターが構想されている。
AIIBへの参加を表明した英国のオズボーン財務相は「欧州で真っ先に創設メンバーになる」と誇らしげに語った。戦国時代の合戦で戦端を切った「一番槍」にご褒美が与えられたように、他国が逡巡している時、真っ先に手を挙げて流れを作った国は厚遇される。「英国は中国に恩を売り、引き換えにふさわしいポストを得る約束を取り付けたのだろう」。経済外交の現場で汗をかいた官僚OBは推測する。同じ「参加」でも真っ先に手を上げるのと、後から渋々加わるのでは、外交価値は天と地の違いがあるという。
フランスもドイツも同様だ。文化を売り物にするフランスは中国の富裕層に狙いを定めている。ブランド品や高級品を惜しみなく買ってくれるのは中国の消費者。ドイツは工業製品を売りたい。日中関係が悪化している間にドイツは中国の市場を席巻した。外国車の首位を独走するのはフォルクスワーゲン。ベンツやBMWも中国市場で潤い、シーメンスは上海を手始めにリニア鉄道を売り込んでいる。膨大なインフラ事業はドイツにとって願ってもない商機である。
■日本が参加をためらう三つの理由 懸念と参加は分けて考えるべき
同じことが日本にも当てはまるが、政府は「中国主導のAIIBは問題が多い」と参加などとんでもない、といわんばかりだった。「安全保障問題がない欧州と(尖閣などの緊張感を抱えた)日本とは事情が違う」
安倍首相はことあるごとに「中国に対話のドアは常に開いている」という。ところがアジアインフラ投資銀行では腰が引けていた。というより中国主導の運営を批判する急先鋒が日本だった。
第三は中国流の金融に対する不信。中国でまかり通っている人脈や政治がらみの融資をアジアに広げたら先進国が作ってきたルールを壊される、という心配だ。主導権を握った中国がインフラ建設への融資を外交の道具にしかねない。審査も甘くなり、環境破壊のプロジェクトさえまかり通る恐れがある、というのだ。
一・二の理由が主だが、公然と主張するのは憚られる。もっぱら第三の理由を前面に掲げ反対を表明している。AIIBの問題点を整然と指摘したのがアジア開発銀行研究所長だった河合正弘東大公共政策大学院特任名誉教授だ。「中国が主導する『アジアインフラ投資銀行 ビジョンもガバナンスもなき実態」という論文を雑誌「ウエッジ」(1月6日号)に掲載。(1)ビジョン・理念(2)ガバナンス(3)融資政策・条件(4)ドナー間の強調の4点が問題として書かれている。
私はバンコク特派員として3年間アジアを回り、中国の援助案件の現場を取材した。 例えばフィリピンの漁港整備の裏には米国の軍事基地に対する牽制があったり、中国に電力を送るラオスでのダム建設が流域住民の暮らしや環境を無視して作られるなど、乱開発や政治利用が少なくなかった。
河合レポートは現場経験のある専門家の指摘だけに納得いく指摘が多々ある。インフラ建設の銀行が中国主導でできるのは「ヤバいこと」と私も思った。だが、懸念があることと、参加することは分けて考えた方がいい。
■好き嫌いで外交はできない 大切なのは「実利」
中国は昨秋、日本に参加を要請してきた。アジアのインフラ開発を一緒にやりましょう、という誘いを「中国主導の銀行に血税を注ぐことはできない」と断るのは簡単だが、果たしてそれですむだろうか。
習近平がAIIBを提唱したころ日本では「中国と領土紛争を抱えるベトナムやフィリピンは参加しない」「先進国は参加しない」「韓国も米国との関係から無理だろう」という観測が関係者にあった。ところがベトナム・フィリピンを含むASEAN10ヵ国は賛意を表明し、中国と張り合っているインドも加わった。英国はじめ欧州勢が合流し、韓国も時間の問題だ。
G7諸国である英・仏・独・伊の参加は、日本から見れば「恥知らず」かもしれないが、大事なのは「実利」なのだ。AIIBに問題が沢山あることは英国も承知している。だが外から文句を言っても始まらない。「我が国が加わることで健全な運営に寄与したい」と英国はいう。なぜ日本はこうした態度が取れないのか。外交力に自信がないからか。
■選択は「参加」しかない アジア諸国との絆を強めよ
だが他の参加国まで中国の言うなりではない。ASEAN諸国は中国の突出を懸念して「日本はアジアでもっと力を発揮してほしい」と願っていた。インドも中国とは緊張感のある付き合いをしている。日本の出資は中国の半分でも、インドやASEANと手を組めば中国もやりたい放題はできないはずだ。膨張中国は周辺諸国にとって悩ましい問題になっている。領土問題で力の差を見せつけられたベトナム・フィリピンだけでない。ミャンマーもラオスも中国の膨圧には手を焼いている。そうした国に日本に対する期待は強い。アジアを回っていてそう感じた。
PS: 韓国、アジア投資銀に参加=創設メンバーで発言力確保
韓国は、米国の意向を考慮し、参加に迷いを見せてきた。しかし、経済的に中国への依存が大きい現実から、インフラ整備で韓国企業の受注機会を逃すわけにはいかないと、実利を重視。英国やフランス、ドイツなど欧州の主要先進国が参加を決めたことで、中国が独占的に運営する懸念は緩和されたと判断し、参加を決めた。
昨夜の「報道ステーション」を見た。最近、よくテレビを見ているが、何か異様だった。
2015-03-28 哲学者=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』
昨夜の「報道ステーション」を見た。
MCの古館と元通産官僚の古賀茂明とのやりとりは、私のテレビ業界に関する貧しい知識から考えても、想像を超えていた。
古賀の話によると、番組から「更迭」されるのは古賀だけではなく、報道ステーションのデイレクターも同時に「更迭」されたようだが、やはり、安倍政権の「メディア工作」は、かなりのところまで進んでいるようだ。
報ステ終了後に古賀氏語る「古舘さん戦うべき相手別にいる」
2015年3月28日 日刊ゲンダイ
■テレビ朝日は安倍官邸に屈したのか