当 66,360 金子万寿夫 自 新
推(公)
◎ 46,021 打越 明司 無 元
推(民・維・結・生)
当 29,968 桑江朝千夫 無 新
推 自 公
支持 そうぞう 民主 維新
◎ 27,779 島袋芳敬 無 新
推 社民 共 社大 生活
権力の『おかしな政策』におかしいと報道しない日本で、一人でも『おかしい』と声を上げ、真実を追求して行きます。
当 66,360 金子万寿夫 自 新
推(公)
◎ 46,021 打越 明司 無 元
推(民・維・結・生)
当 29,968 桑江朝千夫 無 新
推 自 公
支持 そうぞう 民主 維新
◎ 27,779 島袋芳敬 無 新
推 社民 共 社大 生活
「低賃金で働け、子どもの面倒は自分でみろ、年寄りの介護も家庭でやれ。これが安倍内閣の女性活用政策」
2014/4/29 晴耕雨読より転載
http://sun.ap.teacup.com/souun/14030.html
日大教授・水野和夫氏が語る(下) 「ブロック経済の備えを」
―そんな前から資本主義は限界を迎えていたのですか? となると、その後の40年というのは?
―しかし、リーマン・ショックでいよいよ、ニッチもサッチもいかなくなった?
―安倍首相もわかっている?
―グローバル化で大企業が稼げば、いわゆるトリクルダウンが起きるのでは?
■中韓と対立する安倍外交の危うさ
―中国やインドなどの新興国も経済成長は期待できませんか?
―その前に、資本主義の限界が露呈するのでしょうね。となると、資本主義はどういう形で終わるのでしょうか?
―日本はどうしたらいいのでしょうか?
日大教授・水野和夫氏が語る(上) 「資本主義は死期に突入」
資本主義は死に近づいているのではないか。最新著(「資本主義の終焉と歴史の危機」=集英社新書)で、こう問いかけるのは、元三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフエコノミスト水野和夫氏だ。バリバリの金融マンとして活躍、その後、内閣審議官(国家戦略室)などを歴任し、大学教授へ。現場、統計、理論を知り尽くしている人の発言だけに重い。資本主義の死とは何を意味するのか。だとすると、アベノミクスとは何なのか。全サラリーマン必読――。
その通りです。資本主義は常に「中心」が「周辺」というフロンティアを広げることで、利潤を上げてきました。かつては北の先進国が「中心」で、南の途上国が「周辺」でした。しかし、「アフリカのグローバル化」が叫ばれる今、さらなる地理的フロンティアは残っていません。もはや実体経済において投資をして利潤を得られるフロンティアがないため、資本の側は利潤を得る先を実体経済から金融経済にシフトしました。世界中からマネーを集めて1万分の1秒単位で投資し、利潤を求めるようになったのです。
しかし、金融資本主義はバブルの生成と崩壊を繰り返し、99%の人々を苦しめるだけです。銀行が破綻すれば、その救済に巨額の公的資金が使われる。人々から広く重く税金を取り、生き残った人々の富を増やしていく。一体、何のための資本主義なのでしょう? 投資する意義は何なのか。それを問わねばいけないと思います。
日本の検察は徳洲会事件をうやむやに処理した。100億円の使途不明金について、猪瀬の5000万円しか特定していない。これが正義の検察だと言い張れるのであろうか。要の石原慎太郎にさえもメスを入れなかった。安倍だけでなく、谷垣法務大臣の資質も問われている。彼の天下取りは無理であろう。検事総長も狂っている。全てが安倍に屈している証拠である。
こんな検察に血税を出す義務が、日本国民にあるだろうか。事情通は「徳田家に対する甘すぎる処分に怒りを覚える」と電話してきた。元自民党秘書は、自らの過去を振り返りながらこう指摘した。「私は出馬した際、5万円の寄付でやられてしまった。5万円寄付で2年5カ月の有罪判決を受けた。他方、徳田は何億、何10億、それでも捕まらない」「何億ももらった議員を一人も捕まえない検察でいいのか」と。
どういうことか。これが日本の検察なのである。検察不信はきわまっている。検察が腐敗の温床なのかもしれない。主権者はしかと記憶しておくべきだろう。
「これほどの不法行為が放任されていいのだろうか。いまも詐欺的行為が繰り広げられている。それでいて行政処分さえなされない」「今の鈴木理事長も当事者の一人。行政処分の対象者ではないか。徳洲会の特権的な扱いを、今まで通りにさせておいて法治国家をいえるだろうか」日本を法治国家とうそぶく安倍の詐欺的宣伝が、この事件処理をみても理解できるだろう。
安倍首相のダボス演説は竹中平蔵の工作?
『月刊日本』4月号、佐々木実「竹中平蔵の陰謀」より
http://gekkan-nippon.com/?p=6078
―― 佐々木さんは本誌2月号で、「国家戦略特区」構想を実現させた立役者は竹中平蔵氏だと指摘しました。改めて安倍政権と竹中氏の関係について伺いたいと思います。
【佐々木】 1月22日、ダボス会議(世界経済フォーラム)に出席した安倍総理はスピーチを行い、様々な改革を実行すると豪語しました。国家戦略特区はもちろん、電力市場の自由化、医療の産業化、民間企業の農業参入、TPP参加、法人税減税、雇用の流動化などなど。
安倍総理がダボス会議に出席した狙いは、これらの改革を「ダボス公約」という国際公約として既成事実化することです。「世界中に約束したのだから、この通りやらせて頂きます」というわけです。 安倍総理の「ダボス公約」にいちはやく反応を示したのが竹中平蔵氏でした。産經新聞(2月14日付)に「政府は『ダボス公約』を実現せよ」という論説を寄稿し、「日本の政策当局者は『ダボス公約』をいかに実行するか新たな責任が問われる」とのべています。竹中氏がこのような論説を書くのは当然ともいえます。なぜなら、日本で「ダボス会議」を外圧として政治利用し始めたのが彼だからです。
竹中氏が森総理を日本の総理大臣として初めてダボス会議にエスコートしたのは2001年のことでした。森総理のスピーチ原稿を用意して、「規制緩和などの供給サイドの改革が必要だ」という竹中氏の持論を、森総理に「国際公約」として語らせました。そして帰国後、「森総理が対外公約したのだから」と持論を正当化していきました。自作自演の“外圧”ですね。森総理がダボス会議に出席した背景には、竹中氏が経済戦略会議(小渕内閣)やIT戦略会議(森内閣)のメンバーになり、官邸での影響力を強めていたという事情がありました。
総理直属の組織を作り、総理のアドバイザーとして持論を売り込む一方、「外圧」を巧みに利用して、自分の考えを政策に反映させていく。これが竹中氏の常套手段です。
ダボス会議で持論を安倍総理の口から発信させ、その後、「ダボス公約」を楯に改革を進める。現在は総理直属の「国家戦略諮問会議」の民間議員に就任しているので、ここが竹中氏の足場になります。「改革」のやり口は13年前と変わっていないわけですが、それにしても、森政権から安倍政権にいたるまでずっと政権中枢に入り込んで影響力をふるう姿には驚かされます。
国家戦略特区でカネが儲かるのか
―― 安倍総理がダボス会議で、竹中氏が企画立案した国家戦略特区について熱弁したのも偶然ではないのですね。国家戦略特区以外にも、安倍政権は様々な新自由主義的政策を打ち出しています。
【佐々木】 今年度予算では労働者をリストラせずに雇用を維持するための「雇用調整助成金」が1175億円から545億円にほぼ半減される一方、「労働移動支援助成金」が301億円で新設されていますね。 これはリストラ対象者の再就職を支援した事業主に対する助成金です。「労働市場の流動化」は国家戦略特区諮問会議がとくに力を入れているテーマで、会議の中心メンバーである竹中氏は雇用の流動化によって恩恵を受ける人材派遣会社パソナグループの取締役会長を務めています。
雇用改革としてはホワイトカラー・エグゼンプションも取り沙汰されていますが、これは残業代を払わなくても構わないという制度です。2006年頃に話題にのぼった時には大騒ぎになりましたが、懸念が払拭されたわけでもないのにいまメディアは大きく取り上げようとはしません。
政府は企業優遇策を打ち出す一方で、労働者を冷遇するような雇用改革を進めようとしていますが、その足元で様々な事件や事故が起きています。たとえば冷凍食品の製造販売会社「アグリフーズ」で起きた冷凍食品への農薬混入事件。犯人は契約社員でしたが、事件が起きた群馬工場の工員はほとんど非正規社員でした。「7年間働いても時給が10円しか上がらない」とか「不愉快だから同僚に給与明細を見せたりすることもない」といった、寒々とした非正規労働者たちの声が紹介されました。大事件が起きて初めてメディアが労働環境に注目するという構図は、つい先日富山県で起きた夜行バスの事故も同じですね。もちろん、事件と職場環境を短絡的に結びつけることはできませんが、背景に厳しい労働環境があるのではということは容易に想像できるはずです。ところが、こうした問題とはまるで無関係であるかのように「雇用改革」は語られている。(以下略)
一方で、構造改革としてやるべき政策は明確です。岩盤規制の改革(医療、農業、教育、雇用制度などでの規制改革)、法人税減税、TPP参加を筆頭とした自由貿易、道州制を含む地方分権と、これまでずっと必要性が言われ続けているのに実行できていない改革をやればいいのです。即ち、産業政策中心の昨年の成長戦略は失敗であった一方、構造改革でやるべき政策は既にリストアップできているのですから、6月の成長戦略はそれをやるかやらないかだけなのです。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20140423-00034734/
2014年4月23日 江川 紹子 | ジャーナリスト
続いて弁護人の反対尋問。
平成25年1月1日は勤務日ではなかった。最初に連絡があったのは、朝9時頃。デスク主任の菊池警部補から電話がかかってきて、「こういうメールが来ているから、もしかして行くことになるかもしれないから準備をしておいて下さい」とのことだった。スノーボードに使うウエアの上下を来ていった。
現地に到着したのは2時30分頃。
1月の捜索について、1月中に作成された報告書は存在しない。すぐに報告書を作らなかったのは、捜査の舞台が江の島に移行して、容疑者が浮上し、逮捕、再逮捕とめまぐるしく動いて手が回らなかったから。上司から催促されたこともない。
1月の捜索の後は、いたずらだったのかもしれないな、という気持ちが少しあった。
金子警視との雑談は、犯人逮捕の後、2月、3月とちょこちょこ何度か。
5月に行った4人のうち、有賀警部補は神奈川県警。地面を掘ったのは村田警備補で、私はすぐ横で見ていた。出てくるかどうかは、五分五分と思っていた。
1月には台座の下の支柱は見えなかったが、5月の時点では、風で土が削られたのか、見える状況になっていた。
(1月の捜索の時の掘削状況は報告書に写真が添付されているが、5月については写真が載っていないのは)5月16日の捜索の掘削状況の写真はおそらくない。元旦と違って、(捜索は)一瞬で終わってしまったので、掘削している状況を撮れなかった。
ビニル袋が二重になっているのを写真に撮るとどうなるか、という検証はしていない。
三重の案件が終わって、物品の捜査班になり、犯人が送ってきたUSBメモリの写真を持って秋葉原に行き、同じ製品を探したことがある。すぐに見つかった。シリコンパワージャパンの製品で、容量は2GB,4GB,8GB,16GB、32GBの5種類。写真を見ると、一桁であることは分かるので、2,4,8のどれか。2GBは1年以上に生産が終わっているので、4GBか8GBの可能性があると思っていたが、実際に出てきたのは8GBで容量も矛盾しない、ということになった。
USBメモリが見つかったのは、台座から19センチ、地表から3センチ下のところ。
(300万円の懸賞金がついたので、元日の捜索後にたくさんの人が三角点台座付近を掘ったということを知っているかどうか聞かれて)そういう話は、私は聞いていません。
片山氏と弁護人は…
雲取山USBメモリのビニール袋のファスナーの色が違う件に関する警察官証言について、片山氏は公判後の記者会見で、「ビニル袋が二重という新しいことを言い出した。(5月16日は)一瞬で出てきたので掘削の課程が写せなかったというのも、わざとらしい」と述べた。
また、主任弁護人の佐藤博史弁護士は「警察はシロのための捜査(片山氏がシロである可能性を調べる捜査)をやっていない」と批判した。
ビニル袋問題については、古野証人が言うようにビニル袋を二重にしたら、犯人が送り付けたような写真になるのかどうかの検討が必要だろう。
傍聴券を巡って
ところで、このところ法廷では空席が目立つ。この日も、開廷時に一般傍聴席の約4割にあたる16席の空席があった。
一方で、今も傍聴希望者は一般傍聴席の数より多く、傍聴券を得るために抽選を行う状況が続いている。傍聴席は、検察が3席の特別傍聴席を確保しているほか、報道用記者席がその日の希望に応じて設けられ、それ以外が一般傍聴席となる。この日は一般傍聴席38席。傍聴券を求めて並んだのは、94人。当選者は、当選番号のついた整理券を、法廷に入る手前で傍聴券に交換してもらう。
裁判所の担当者のメモでは、配布した傍聴券は23枚という。つまり、抽選に当たった人のうち、15人は傍聴券をもらっていない。傍聴を希望しているのに外れて傍聴できない人がいる一方で、せっかく当選したのに傍聴券ももらわずに帰ってしまう人がいるわけだ。
一番の原因として考えられるのは、現在でも警察が多くの警察官を動員していることだ。そのまとめ役になっていると思われる男性に聞いてみると、警察には特別傍聴席が与えられていないので、傍聴券を確保して裁判を傍聴し、報告をする必要がある、とのこと。警視庁本部は東京地裁の斜め前にあるという”地の利”もあって、確実に傍聴券を得るために、多くの警察官を動員しているのだろう(ちなみにマスメディアは、初公判の時には法廷画家を入れるために記者クラブの記者が傍聴券の抽選に参加したが、現在は参加していない)。
しかし、必要枚数より余分に当たったからといって、担当者以外の警察官は自分の仕事もあるだろうし、傍聴するわけではない。そのため、毎回、傍聴券を無駄にしてしまうことになるのだろう。
本当は、裁判所が、開廷から30分とか1時間しても傍聴券に交換しない整理券は無効とみなし、残った傍聴券は法廷前(もしくは事務室前)で先着順に交付するなど、柔軟な対応をしてくれれば済む話だ。けれども、国民へのサービスにはまるで関心のない裁判所には、そのような柔軟な対応はなかなか期待できない。
そこで、警察に期待したい。必要枚数以上に当たった場合は、その場にいる傍聴を希望するけれど外れてしまった人に譲るなど、柔軟な対応を検討したらどうだろう。警察も、他の人の傍聴の機会を奪ってしまうことは、本意ではないはずだ。
【PC遠隔操作事件】「ビニル袋は二重」との警察官証言(第7回公判傍聴メモ)1
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20140423-00034734/
2014年4月23日 江川 紹子 | ジャーナリスト
4月21日に行われた第7回公判では、冒頭に、弁護側請求証拠の要旨告知があった。その中には、江の島の猫グレイにつけられていた首輪にとりつけられていたマイクロSDカードや雲取山山頂から掘り出されたUSBメモリなどが含まれていた。いずれにも、遠隔操作ウイルスiesysのソースコードなどが保存されており、検察側は、犯人=片山祐輔氏がこれを猫につけ、山に埋めたとみている。犯人が残した物証だが、検察側はこれを証拠請求せず、開示を受けた弁護側が証拠請求することになった。
また、犯人が送り付けた写真では、USBメモリが入れられたビニル袋のファスナー部分はピンクなのに、証拠開示されたものは青だった点について、捜索作業に当たった警察官は、ファスナー青の袋をファスナーピンクの袋に入れて撮影したのではないか、という見方を示した。
この日の証言要旨は以下の通り。
江の島の猫から首輪回収の経緯
午前中の証人は、iesysのソースコードが保存されたマイクロSDカードつきの首輪を回収した、警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課の中沢正貴警部。
検察側の主尋問の概要は次の通り。
警視庁生活安全部サイバー犯罪対策課の係長で、2012年10月16日から13年3月31日まで本件合同捜査本部で「デスク係長」として捜査に携わった。「デスク係長」とは、捜査に関する事務のとりまとめと行う役割で、部下からの報告を上司に伝えたり、上司の指示を部下に伝える「中間管理職のようなもの」だという。そのほか、公開捜査に関する広報業務やヤマレコ投稿者などとの連絡役も務めた。
江の島で猫の首輪を回収したのは中沢係長。その顛末は以下の通り。
1月5日午前6時10分頃、自宅に金子警視から電話があった。「真犯人を名乗る者から、またメールが配信され、クイズを解くと、猫の画像が浮かび上がる。江の島の猫で首にチップをつけている。2chでも評判になっているので、行って確認してくれ」との指示。2chで画像を確認し、すぐに支度をして出た。私に連絡があったのは、自宅が近いからだと思う。私は生まれも育ちも鎌倉で、江の島には何十回も行っている。背景がサミュエル・コッキング苑とすぐに分かった。
7時55分頃江の島に着いた。記者のような人が3人いた。私も猫を探した。しばらくすると、記者が2,3人輪になって会話をしていた。その中に入ると、一人がPCを持ってきたので猫をみつけたらすぐに解析をする、と言っていた。それで私は警察手帳を示して、「猫を見つけたらすぐに教えて下さい。刑事訴訟法に基づいて押収します」と言った。趣旨を理解してくれて、「みんなで探そう」という雰囲気になった。
広場の反対側から記者2人が手招きをしたので行った。エスカの降り口すぐの自販機の前だった。記者の足下に猫が座っていたので、小走りに近寄った。猫に近づいて、しゃがんで無言で首輪に手をかけた。猫は驚いて暴れて後ずさりした(カワイソウニ!)。それで、首輪がスポッと抜けた。内側に黒いマイクロSDカードがついていた。腕時計で時間を確認したら、9時33分だった。首輪をビニール袋に入れて、コートのポケットにしまった。
このビニール袋は、自宅からもってきたもの。すぐに金子警視に電話を入れ「いました。とりました」と報告した。金子警視が「すぐに警視庁本部鑑識課に持ち込んでくれ。中村巡査部長を受け入れに当たらせる」と指示。モノレールにのって、警視庁本部に向かった。鑑識課で中村巡査部長が待ち受けてくれたので、袋ごと渡した。
鑑識作業が始まったのを見ていたら、金子警視から「江の島に戻って、防犯カメラの位置を確認してくれ」と指示があったので、すぐに電車に乗って戻った。すると捜査員が何人かいた。防犯カメラの位置を聞いて、地図に落として把握した。
発見状況の事情聴取はしていない
弁護側反対尋問に対する証言は次の通り。
江の島に持って行ったビニル袋は、ネックストラップを入れるなどすでに使っていたものの使い回し。手袋はしていたが、新品ではない。
手袋をしたのは、まずは寒かったから。指紋をつけないように気を遣ったこともある。DNA鑑定を行う事件を担当したことはある。(使い回しの袋は)一般論であれば、DNAが混同するのであまりよそりくない。ただ、今回は未明の緊急呼び出しだったので、手近にあるもので間に合わせた。
3人の記者とは名刺交換した。首輪を発見したと言っていたのは、日テレの人。その時にもう一人いたのは、ロケットニュースの人。どちらが第一発見者かは分からないが、日テレの人が「私が発見した」と言っていたので、彼が発見したと理解した。日テレの人はビデオカメラ、ロケットニュースの人は一眼レフカメラのようなものを持っていた。どちらからにも、発見状況の事情聴取はしていない。映像や画像の提供も受けていない。
首輪を売っていたダイソーの防犯カメラ映像の解析をやったことは知っているが、私は担当していない。誰がやったのかも知らない。
ヤマレコのサイトで雲取山に関する投稿をした人12,3人ぐらいに連絡を取った。対象者は、12月31日を終期として、そこからまず1ヵ月、もう1ヵ月と2ヶ月間ほどの間に雲取山に登っている人。
1月29日付け資料入手報告書でNさんの12月1日の写真に被告人に告示した人物が映り込んでいることを報告したが、これをいつ発見したのかは分からない。
片山祐輔の名前を初めて知ったのは、平成25年1月11日。その姿は、1月3日の防犯カメラ映像で見た。
USBメモリの捜索状況
午後の証人は、警視庁刑事部捜査一課の古野智一巡査部長。平成25(2013)年元日と5月16日に雲取山山頂でUSBメモリの捜索を行った。
まずは元日の状況から。
当日、指示を受け、猪巻警部補、中村巡査部長と共に、ヘリで雲取山に向かった。ヘリポートで青梅の山岳救助隊4人と合流、徒歩で頂上へ。山道は、雪と氷に覆われて、滑りやすかったので、山岳救助隊のアイゼンを片方借りて、右足にはめて登った。山頂についたのは、午後2時30分頃。山荘管理人のAさんと合流した。
三角点台座の南東側、謹賀新年メールに添付された写真の、赤字で「このへん」と書かれた部分の地面を掘削した。山岳救助隊からピッケルを借りてゆっくり掘り始めたが、地面が凍ってまったく歯が立たなかった。山荘の管理人から借りたツルハシで掘った。力一杯振り下ろしてツルハシの先が2センチくらいめりこむ、ゆっくりしたペース。コンクリートの床を棒で思い切り叩いているような反動が手に帰ってくる状態で、2,30回やると手がじんじんしびれて、他の人と交替しながらやった。
立会人のAさんが、三角点の中心の方向に掘ると、ずれるかもしれないので、中心方向に掘るのはやめてくれと言った。40分くらい掘った。深さは30センンチ程度になったが、USBメモリは発見できなかった。捜査報告書の見取り図によれば台座から36センチ、地表から30センチとある。
3時10分までで作業を終えたのは、ヘリの飛ぶ時間が差し迫っていたから。掘った土を戻し、踏み固めた。
元日の捜索の状況についての捜査報告書が5月22日付になったのは、正月の休み明けの後、捜査の舞台が江の島に移り、それから逮捕、再逮捕となって、報告書は後回しになったから。
続いて5月16日の捜索について。
この日は、井上警部補、村田警部補、有賀警部補と共に4人で捜索を行った。そのきっかけは、昨年5月上旬頃に、私が井上警部補に「そろそろもう一度山へ行きますか」と声をかけたところ、井上警部補が「行こう」と言ったこと。そのように声をかけたのは、逮捕後の2月か3月に、金子警視と喫煙室で雑談した際に、「誰かもう一度山に行かないと行けないな」という話を聞いていたから。ただ、この時は、担当している捜査で手が空かないのと、山はまだ同じように凍っているだろうから難しいのではないかと思った。5月上旬頃にそのような話をしたのは、三重の伊勢神宮の案件、秋葉原のドコモショップ脅迫の再逮捕が終わって、担当していた裏付け捜査が一段落したため。井上警部補は同じ係から捜査本部に派遣されており、絶えずペアとしていろんな捜査をしていたので、井上警部補も同じように手が空いた。井上警部補が趣味で山登りをしていたのも知っていた。
井上警部補がデスク主任の菊池警部補に雲取山に行くことを伝えたところ、「お願いします」と言われた。捜査本部の中で、他に山登りが趣味の人がいないか探し、村田警部補と有賀警部補に話を向けたところ、「行きましょう」と快諾した。井上警部補とスマホで天気予報を見て、5月15日に山荘で一泊し、翌日頂上の捜索と写真撮影を行い、さらに一泊して17日に下山する予定を立てた。
装備は、金属探知機2台、50メートルのメジャー、デジカメ、チャック付きビニル袋、使い捨てのピンセット、ゴム手袋など。
16日の朝7時40分頃に山頂に着いた。女性が一人、三角点の台座に座っていたが、警察であることを伝えてどいてもらった。しばらくして3人の男性がやってきた。東京都のレンジャーということだった。
井上警部補を指揮官にして、写真撮影と計測を始めた。その後、村田警部補と捜索に入った。金属探知機を三角点の付近の地面に当てたが、たえずピーピーいっていて、全然使えない状態だった。金属探知機を脇に置いて、掘削を始めた。まずは「このへん」の赤丸付近を掘った。そこを納得いくまで掘ってみて、それから広範囲に広げていこうと考えた。
村田警部補が、山荘で借りた鋤簾(じょれん)という道具で台座の下を掘り始めた。鋤簾は、クワとスコップの間のような農機具。元日とは違い、簡単に掘れた。村田警部補が4,5回土をかき出したところで、ビニルのはしっこが地面の中からぴょっと立ち上がるのが見えた、「ちょっと待って」と村田警部補を制して、手で取りだした。謹賀新年メールに添付されたUSBと色や大きさが一致していたので、「あった」と大声で言って、すぐに元に戻した。戻したのは、遺留品であるから計測や写真撮影をしなければならないから。
私が「あった」と叫んだことから、全員が集まった。口々に「あった」「あった」と軽い興奮状態になった。3人の男性のうち、Sさんに立会人になってくれるよう井上警部補がお願いした。写真撮影の後、井上警部補が証拠採取用のビニル袋に入れて、ウェストポーチに入れて山荘に戻った。そこで井上警部補が捜査本部にUSBメモリを見つけた旨の連絡をした。すると、本日中に下山して本部に帰れ、ということになった。本部に着いて、井上警部補が証拠品担当に渡した。それまでの間、ビニル袋から取り出したことはない。
発見したUSBメモリが入っていたビニル袋のチャックは青色だが、犯人のメールの写真はピンクであることに、本部に戻って書類を作る際に気がついた。写真をよく見ると、ビニル袋が二重になっていると気づいた。ピンクのチャックのビニル袋の中に、もう一つ(青いチャックの)ビニル袋を入れたのだと思う。犯人は、指紋なりDNAなりの資料を残すのがいやで、ピンクのチャック付きビニル袋に入れて、青いビニル袋を運び、(山頂で)取り出して埋めたのだろう。そのことを井上警部補に話すと、井上警部補も「それだと説明がつくね」と言っていた。
元日にみつからなかったのは、台座から数センチ離れた地面を真下に掘ったため。5月16日は、台座の真下、上から見ると隠れる位置を中心方向に斜めに向かって掘った。
フィクションと現実は入り交じる~バルテュスからPC遠隔操作事件まで
http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-711.html
2014-04-22 八木啓代のひとりごとより転載
フィクションとノンフィクション、現実と物語はしばしば境界をなくすことがあります。
ちょうど先週末から、上野の東京都美術館で始まったバルテュス展。バルテュスといえば、ピカソに「最後の巨匠」と言われた大画家ですが、日本では一般的にはあまり馴染みのなかった方。そのバルテュスの大回顧展ですが、この方、あの、ハンニバル・レクターさんのご親戚筋というおはなしもございます。そう。あの「羊たちの沈黙」で日本でも有名な、天才精神科医にして芸術家で連続殺人鬼で、ポーランド貴族の末裔のハンニバル・レクターさんです。
小説と現実の交錯といえば、これまた先日発売となり、ベストセラー街道を走り出しているらしい孫崎享氏の最新刊「小説外務省」。鳩山氏やら野田氏やら、政治家や官僚が実名でがんがん出てくる、いわゆる内幕小説ですが、そのわりに暴露ものにありがちな下品さがないのは、ご自身、詩や美術を愛し、ロシア・イコン収集家でもある孫崎氏のお人柄でしょうか。この小説に、なぜか、あたくしが実名で出てくるというので、一部でびっくり仰天なさっている方が続出のようです。
しかも、あたくしが主人公と密談を交わす神田のレストランも、おすすめメニューも実在しています。で、この「八木啓代」が実在しているので主人公の西園寺さんも実在しているのか、それとも、歌手の「八木啓代」というのは、かの「オーロラ輝子」(古っ)的非実在の存在なのか、すでにお悩みの方もおられたようで、この本が大ベストセラーになったりしたら、混乱はますます広がりそうです。そうこうしていたら、こんな情けない報道が。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140421/k10013901071000.html
裁判官出身の法務省の50歳の幹部職員が、庁舎内の女子トイレにカメラを仕掛けて盗撮だそうです。悪質です。こんなもの実名報道しろよ。
こんな人に裁かれていた方もとんだ災難です。
“もの言えば 首筋寒し 安倍内閣” アメリカが官邸にダメ出しか?
世相を斬る あいば達也より転載 2014年04月23日
≪ アドリブなし? 形骸化くっきり
安倍晋三首相が「歴史的な一歩を刻むことになった」と誇らしげにアピールした閣議の議事録公開だが、ふたを開けてみれば各閣僚の発言は事前に政府内で調整した文章を読み上げたような形式的な中身に終始した。しかも出席した19人のうち過半数の10人は一言も発言しておらず、以前から指摘されていた「閣議の形骸化」が逆に浮き彫りになる形となった。 「ただ今から、閣議を開催いたします」 進行役を務める菅義偉(すが・よしひで)官房長官の一言で幕を開けた1日の定例閣議。この日の議論の目玉は「防衛装備移転三原則」の閣議決定だった。
しかし、議事録をみると、菅氏の指名を受けた小野寺五典(いつのり)防衛相らが「わが国を守り抜くための必要な諸施策を、より一層積極的に推進していく所存だ」などと政府の公式見解を述べただけ。事前に用意された文言をそのまま読んでいるとしか思えない硬い表現が並んだ。この日の閣議では 同日からの消費税率引き上げも話題になったが、増税後の影響や対策について麻生太郎財務相、甘利明経済再生担当相、新藤義孝総務相、田村憲久厚生労働相が紋切り型の発言を繰り返して終わった。閣議後、自由に意見交換する場とされる閣僚懇談会でも、新藤、麻生両氏がそれぞれ省の取り組みを紹介しただけだった。
議事録を読んだ政府関係者は、「閣議後の記者会見で閣僚が説明している内容と変わらない」とした上で、「役所から渡されたペーパーを読み上げる閣僚がほとんどということだ」と打ち明ける。週2回行われる定例閣議の開催時間はおおむね10~15分。その後の公務日程が続くため、議論のための時間が十分に確保できない事情もある。また、国の安全を脅かす恐れがある議事録は、情報公開法に定めた「不開示事由」に該当するため非公開にできる。さらに公開される議事録は事前に発言者の了承を得る必要もあるため、1日の議事録についても実は公開していない閣僚間の会話がある可能性がある。
稲田朋美行政改革担当相は閣僚出席の全ての会議の議事録作成を義務付けるよう、公文書管理法のガイドラインを改定する意向も示した。閣僚を構成員とする政府の会議は現在172あるが、今後は発言者名と発言内容の明記を義務付けるものの、全ての発言を記載するのか、要旨にとどめるのかは 各省が判断する方向で調整している。議事録公開の適否も各省が判断する方向のため、外交・安全保障の基本方針を協議する国家安全保障会議(NSC)の議事録などは非公開となる可能性が大きい。議事録公開は民主党や公明党などの要請もあり、政治の透明性を確保するため実現したものだが、紙の読み上げのような議事録公開が続けば、逆に政治への不信を招くことになりかねない。 ≫(産経新聞:石鍋圭)
昨日の「世捨て人コラム」を書きたい気分になってきたのは、この辺が奇妙な風向きとして感じられた所為かもしれない。昨日22日にアメリカの属国管理人の一人、アーミテージ元国務副長官が石破と会談を持ったらしい。安倍政権の集団的自衛権の行使容認に関するアドバイスと云う触れ込みだが、アーミテージは「安倍政権を長く続かせるためには、経済を最優先でやらなければならない」「安全保障政策は丁寧に議論を進めるべきだ」と語ったようである。つまり、安倍晋三は、アメリカ様の意向に沿わない動きが多すぎる。今さら、中国と敵対するとか、慰安婦はいなかったとか、バカバカしい話に現を抜かされるのは、非常に迷惑。アベノミクス実現に精を出せ、と言われたも同然のようだ。
どのようなかたちで、安倍政権崩壊のきっかけが生まれるのか定かではないが、ほぼ死期を知らせる風が吹き出したのは間違いない。アメリカ様が言い出した、経済政策の最優先、という言葉の言外には、TPPにおける諸条件をアメリカ様の言う通りに飲めと言われたわけ。また、現状の経済成長戦略では、何一つ好くならないし、逆に悪化の一途を辿る。正直、経済優先と言っても、本気でやらなくていい。今まで通り、勇ましい掛け声は出しても良いが、何もするな。“角を試して牛殺す”羽目になる。出来たら、何とかスキャンダルを捏造し、東京地検特捜部案件の噂でも流したらいいだろう。こんな具合に、ことが進んでいる気がする。
まさか筆者が安倍晋三にエールを送るコラムを書くとは、夢々思わなかったが、日米の風向きが急転直下変わってきたようだ。今頃になって、小沢一郎の方がアメリカ様にとって好都合な政治家だったのかも?と後悔しているかもしれない。小沢・亀井ラインを復活させられないのか?本気で考えているような気さえする。しかし、現実には無理が多すぎる。あれだけ人格を破壊してしまった政治家を復活させるのは、アメリカ様でも至難の業だ。愚民が承諾しないだろう(笑)。内閣総理大臣になる寸前の小沢一郎を国策捜査で貶めるシナリオを作った、自民党幹部、及び法務官僚、最高検察庁の愚か者の顔がみたい。財務大臣で一人の顔は度々見るがね。