浅知恵人事で総務会大荒れ KY安倍高まる批判
(日刊ゲンダイ1月25日)
「私は来年また、いやその先も、こうして皆さんにお話しさせていただこうと思っている」ダボス会議に寄せたビデオメッセージ。安倍首相は長期政権に意欲を見せたが、党内からは早くも批判の声が上がっている。
きっかけは、24日午後に開かれた臨時の総務会だ。税制改正大綱に「道路特定財源の復活」を認める表現があることについて、河野太郎議員が「先祖返りだ」と反発。高市政調会長や棚橋政調会長代理も同調し、大騒ぎになった。最後は、“復活”を示唆していた党税調の野田毅会長が、「特定財源ではない」と発言を修正。「総務会長に一任」でお開きとなったのだが……。
「明らかになったのは、野田聖子総務会長の力量不足。総務会が騒然となっても、まったく鎮めることができなかった。それもこれも、“新しい自民党”とか言って野田さんを抜擢した安倍さんが悪い。浅知恵で見た目を取り繕おうとするから、党内が混乱するのです」(事情通)
後先考えないパフォーマンス人事の弊害が露呈した格好だが、やり玉に挙げられる軽率な振る舞いは、それだけではない。
23日、安倍は、官邸を訪れた巨人の阿部に、「同じアベでも体がずいぶん違うね」「われわれもホシュ(保守)といわれる」と冗談を飛ばし上機嫌。笑ってバットを構え、写真に納まった。
その頃はまだ、日本人の安否確認がアルジェリアで続けられていた。普通だったら、カメラに笑顔など向けられないだろう。6年前に批判されたKYぶりは、まったく変わっていない。
「安倍さんは、外遊を切り上げて帰国した当日の夜も、都内のホテルの日本料理屋で、塩崎政調会長代理や、みんなの党の渡辺喜美代表らとノンキに会食していた。口では、日本人の犠牲者が多数出たことについて“残念だ”と言っています。でも、どこまで本気なのか、非常に疑わしいですね」(政界関係者)
第2次安倍政権は、26日で発足1カ月。早くもグラグラしてきた。
(日刊ゲンダイ1月25日)
「私は来年また、いやその先も、こうして皆さんにお話しさせていただこうと思っている」ダボス会議に寄せたビデオメッセージ。安倍首相は長期政権に意欲を見せたが、党内からは早くも批判の声が上がっている。
きっかけは、24日午後に開かれた臨時の総務会だ。税制改正大綱に「道路特定財源の復活」を認める表現があることについて、河野太郎議員が「先祖返りだ」と反発。高市政調会長や棚橋政調会長代理も同調し、大騒ぎになった。最後は、“復活”を示唆していた党税調の野田毅会長が、「特定財源ではない」と発言を修正。「総務会長に一任」でお開きとなったのだが……。
「明らかになったのは、野田聖子総務会長の力量不足。総務会が騒然となっても、まったく鎮めることができなかった。それもこれも、“新しい自民党”とか言って野田さんを抜擢した安倍さんが悪い。浅知恵で見た目を取り繕おうとするから、党内が混乱するのです」(事情通)
後先考えないパフォーマンス人事の弊害が露呈した格好だが、やり玉に挙げられる軽率な振る舞いは、それだけではない。
23日、安倍は、官邸を訪れた巨人の阿部に、「同じアベでも体がずいぶん違うね」「われわれもホシュ(保守)といわれる」と冗談を飛ばし上機嫌。笑ってバットを構え、写真に納まった。
その頃はまだ、日本人の安否確認がアルジェリアで続けられていた。普通だったら、カメラに笑顔など向けられないだろう。6年前に批判されたKYぶりは、まったく変わっていない。
「安倍さんは、外遊を切り上げて帰国した当日の夜も、都内のホテルの日本料理屋で、塩崎政調会長代理や、みんなの党の渡辺喜美代表らとノンキに会食していた。口では、日本人の犠牲者が多数出たことについて“残念だ”と言っています。でも、どこまで本気なのか、非常に疑わしいですね」(政界関係者)
第2次安倍政権は、26日で発足1カ月。早くもグラグラしてきた。