ロシアの実態

バカを斬る刀  

 
ウクライナへの侵攻によって、ロシア経済の実態、プーチンの資産内容などが話題になってきた。
 

推計23兆円とも…謎に包まれるプーチン氏の資産 資産凍結の効果は? - NewSphere - Page 2 | NewSphere -2ページ

プーチン氏の富は、ロシアのオリガルヒ(新興財閥)を脅かし、現金や株式の供与を強制して築かれたという説もある(CNN)。ロシアの政治アナリストでプーチン氏に批判的なスタニスラフ・ベルコフスキー氏は、プーチン氏が保有するロシアの石油・ガス会社の株式から、資産は700億ドル(約8兆円)と2012年に推定している。

スウェーデンの経済学者アンデルス・アルスンド氏は、プーチン氏の友人がそれぞれ数億~数十億ドルをプーチン氏のために保有していると見積もり、総資産は1000億ドル(約11.5兆円)から1500億ドル(約17.2兆円)としている(フォーチュン誌)。

投資家でプーチン氏に批判的なビル・ブラウダー氏は、2017年に米上院でプーチン氏の資産は推定2000億ドル(約23兆円)と述べ、世界一裕福な人々の一人だと証言している。

「オリガリヒ」、近頃指摘される言葉である。ロシアにおいては、「プーチンの仲間で権力と結託して富を築いた者たち」の意味らしい。手口はこの通りだ。

 

年収約1329万円は主要国首脳で最も安い水準のはずが…「宮殿の総額は約4920億円」腐敗しきったプーチンの“懐事情” | 文春オンライン (bunshun.jp)

 

国営企業、国家資産、これらが巧妙に個人資産にすり替わっていく。不思議には思っていた。ロシアのGDPは、これほど経済が低迷する日本の30%ほどだ。人口は14500万人と日本よりも多い。一人当たりGDPなら日本の1/4ほどか。

 
冬の間、雪と氷に閉ざされるからというだけでは説明がつかない。反対に石油や天然ガスなどの天然資源は豊富で日本よりもその点は恵まれていると言える。
資本主義がまともに機能せず、権力者とそのお仲間だけが特権をむさぼり、私腹を肥やし、財産を築いていく。これでは国が富むはずがない。

 

盗人にも三分の理ということもある。情状酌量ということもある。ロシアがウクライナに侵攻したことは、ウクライナがNATOに近寄り過ぎたからではないか。そんなことは三分の理にも情状酌量にもならぬと改めて思う。

 
ベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦が終結した原因は、東西の経済格差だった。ベルリンの壁は東側の人々の豊かさや自由を求める圧力を支えきれなかった。
ウクライナが自由や民主主義を求め、ロシアよりもヨーロッパ側に親密になろうとしたのは当然のことだろう。

 
安倍がプーチンを敬慕した理由。
批判する者は暗殺し、言論の自由は封殺し、隣国は軍事力で制圧する。自身の任期は制限せず、いつまでも権力の座にしがみつく。もう一つが、「自分とお仲間だけが法外な利益を得て、ケタ外れの富豪になる。一般国民は貧乏で貧富の差が極めて大きい」

 
これが安倍の理想郷なのだろう。これでも安倍や自民党を支持するバカの多いこと多いこと。自分は優遇される「お仲間」の方に入れると思っているなら、よほどオメデタイと言わねばならない。