賛否はともかく、TBS『報道特集』のルカシェンコ(ベラルーシ大統領)へのインタビューは、メディアとしての機能がまだギリギリ保たれていることの証であることは間違いない!!
くろねこの短語 2022/3/20
昨日のTBS『報道特集』のルカシェンコ(ベラルーシ大統領)へのインタビューは、ロシアのウクライナ侵略というタイミングでよく実現できたものだ。撮影に当たっては、かなりの規制もあったようだけど、市民へのインタビューでは反ロシア、反ルカシェンコを口にするひとたちが思いの他多くいて、ルカシェンコ体制がけっして盤石でないことを物語っていた。
インタビューでは、ルカシェンコの強気な姿勢が随所に現れていたけど、その眼光の鋭さの割には目が泳ぐ瞬間があったりして、案外小心者なんじゃないのとシロートは妄想してみたのであった。
「ロシアはこの戦争に負けません」と口にしたのにもちょいとビックリ。プーチンは一貫して、「戦争」でなくて「軍事行動」って言ってるんだよね。だからなのか、その後は「戦争」という言葉は使ってなかったようだけど・・・。
でもって、反ロシア、反ルカシェンコを表明する市民が一様に口にしていたのが「テレビは見ない。プロパガンダだから」って言葉なんだね。これって、ロシアでも反プーチンの市民からよく聞く言葉で、メディアが官製放送一色ってことを既に多くの市民が理解しているってのは、インターネットのおかげであることは間違いない。
翻って、日本ではどうだろう。ベラルーシやロシアのプロパガンダ放送を笑うことができるだろうか。「I am not ABE」というフリップを掲げただけで、メディアから追放されちまう現実があることをもう忘れちまったとでも言うのだろうか。
それはともかく、ひとつ気になったのが、「ロシアがやっているのは侵略であり、ウクライナの人々の殺害です」と声にした市民の姿をそのままオンエアしたことだ。顔バレしてるのに、大丈夫なんだろうか。そのあたりの気配りはどうだったんだろう。なんてったって、一歩間違えば逮捕監禁、へたすりゃ人知れず消されちゃう可能性だってあるんですからね。
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