菅政権は、政権の意に沿わない者へは恫喝・圧力・制裁しか頭にないのか

まる子姫の独り言 2021/1/15

昨日の記事にも書いたが、入院拒否の患者には懲役刑とか、罪を犯したわけでもないのに圧力をかけることしか頭にない。今度はいきなりの、コロナ病床増の勧告、そして拒否なら公表もあり得ると脅しをかける。


【独自】感染者受け入れ、病院へ「勧告」可能に…拒否なら公表も               1/15(金) 5:09配信 読売新聞オンライン

>政府は、新型コロナウイルス患者用の病床を確保するため、感染症法を改正し、行政が病院などに患者の受け入れを勧告できるようにする方針を固めた。感染状況が悪化している地域では病床不足が深刻になっており、医療機関への働きかけを強めることで医療提供体制を維持する狙いがある。


自民党の考える施策で医療体系体制を維持する狙いがあるのはわかる。感染状況が日増しに悪化して、病床不足が深刻化しているから、こういった圧力をかけて病床数を増やそうとするのもわかる。


が、そもそも自公政権がベッド数を減らして来たのに、コロナが国中を抜き差しならぬほど蔓延したら、今度は増やせ増やせはないだろうに。
しかも、秋冬にコロナ感染が拡大することは、去年の内から分かっていた事だ。


政府御用じゃない学者たちは、声を大にして今から対策を打っておくべきだと提言してきた。
岡田氏、児玉氏、倉持氏等々・木曜日のモーニングショーにはノーベル賞学者の本庶氏、大隈氏がともに出演して、政府の対策への提言をしていた。


特に本庶氏は当初からPCR検査の重要性を訴えていた人で、今回も「コロナ専門病院設置」「隔離と食事提供策でホテル・飲食業を支熱」これでホテルと飲食業界にもプラスになり、効率的に経済が回せる方法だと熱く述べていたが、この発言は本庶氏の1年前からの持論で、何度となく厚労省に訴えて来たそうだが、聞く耳を持たなかった厚労省、そして政府の無能無策が、ここまでの感染拡大の一因でもある。


誰も使わないアベノマスクなんて、無能無策の最たるものだ。
素人でも特効薬の無い今は、PCR検査を拡充して、無症状の陽性者を炙り出す以外、感染拡大の歯止めをかけられるものではないと思ってきたが、それこそ権威あるノーベル賞学者の提言さえ、聞こうとしなかった政府の頑なな姿勢は、どこからきているのだろう。


まったく理解できない。
自分達の無能無策は棚に上げて、従わないと、やれ罰則だと圧力をかけても、それで物事が解決するとは思えない。今回だって、いくらベッド数を増やしたからと言って、今すぐ使える医療従事者が増えるわけでもない。


増やしたくても増やせない背景をなぜ考えようとしないのか。
別に医療機関は、サボって患者を受け入れないと言う事でもないし、今でも一杯一杯の医療機関ばかりだろうに、それに対してムチ打つような病院名を公表と言う制裁は止めるべきだ。


短絡的に恫喝・圧力・制裁などでは、何も解決しない。自民党はいつの時代になっても村社会的な発想しか持てないようだ。