「森友よりTPP」発言の深刻さは、それがそもそも何の根拠もないいわゆる「ポスト真実」ってところにある。その根底には放送制度改悪の思惑が見え隠れ!?

くろねこの短語 2018/3/31

「一面で扱われるべき話だが一面に載っていないので、そう申し上げた」
「(森友問題の軽視という)印象を与えたというのであれば訂正する」
「森友と比較したのがよろしくないという点は反省する」
「誤解を招くような発言があったとすれば謝罪を申し上げる」
 
謝罪どころか、「誤解を招くような・・・」という自民党議員の常套句を口走って居直りを続けるひょっとこ麻生なんだが、いえいえ誰も誤解してないし、それどころか言葉通りに受け止めてますから。もう、この男は「人」としても終わってるね。

 
ま、それはともかくとして、今回のひょっとこ麻生のクズ発言は、森友文書改竄問題の軽視はもちろんだが、同時に新聞報道に対するあからさまな批判であり恫喝、圧力であるというところもけっして見逃してはいけない。
 
昨日のエントリーでも書いたように、ペテン政権が画策している放送制度改悪ってのが、その根底には絶対にある。「森友よりTPP」発言の深刻さは、それがそもそも何の根拠もないいわゆる「ポスト真実」ってところにあるんだね。

もっと言えば、大臣が国会でフェイクニュースを流したということだ。放送制度改悪は、そうしたことがTVでは日常茶飯になるってことだ。沖縄ヘイトを垂れ流した『ニュース女子』だって、通常の番組として白昼堂々と放映されても何の問題もなくなるんだね。

・東京新聞社説
 
あまり話題になっていなけど、NHKでは「森友をトップニュースで伝えるな、昭恵さんの映像は使うな」という指示があるという内部告発があったばかりだ。現行の放送制度のもとでさえこの有様だ。放送制度改悪が実現したら、後は推して知るべし。

 
ペテン総理の腰巾着・萩生田君が「9条があったことで戦争にも紛争にも巻き込まれなかったと、相変わらずプラカード掲げるああいう人たち」ってフジTVの番組で発言したそうだが、そうした政治家の不埒な発言も、何のためらいもなく横行することになるだろう。

 
所管大臣としての無能ぶりとともに、メディア規制を事あるごとにほのめかすひょっとこ麻生は、もはやレイシスト石原レベルを超えた老害の域に達している。「お前はもう死んでいる」・・・ってなもんです。