誰もが物分りよくなっちゃって何も言わないいまだからこそ、古賀正明氏の反乱は意味がある

 

(くろねこの短語)2015328日 


誰もが物分りよくなっちゃって何も言わないいまだからこそ、古賀正明氏の反乱は意味がある&「米軍と自衛隊の地球規模の協力」(高村自民党副総裁)だってさ。世界中で戦争しようってことか&「辺野古移設は沖縄知事選の争点でなかった」(菅官房長官)・・・こういうのを、「この期に及んで」と言います、世間では。


家具屋のお家騒動なんかどうでもいいだろうに、誰に頼まれて新聞・TVは大騒ぎしてるんでしょう。そんなことより、戦う元官僚の古賀君の反乱だ。昨夜のテレビ朝日『報道ステーション』で白面の古舘君と地震の降板をめぐって丁々発止やりあったってね。

残念ながら見逃しちまったんだが、これに対して猫おばさんの江川紹子氏は、「公共の電波で自分の見解を伝えるという貴重な機会を、個人的な恨みの吐露に使っている人を見ると、なんとももったいないことをするのかと思う」ってツイートしていたのには、ちょいとブーイングだね。

誰も何も言わなくなっている今だからこそ、こうした見方によっては蛮勇という行為も必要なんだね。みんながみんな物分りよくなっちゃったことが、レレレのシンゾーと不愉快な仲間たちを付け上がらせている原因なんだから、今こそメディアに関わるひとたちは声を上げるべきでありましょう。その意味で、くろねこは古賀正明氏を支持します。

・古舘伊知郎氏 古賀茂明氏の番組降板をめぐり報道ステーションで激論
 http://news.livedoor.com/article/detail/9940795/

 
それでも、こうした下々同士のやり合いってのは、レレレのシンゾーーと不愉快な仲間たちにとっては、「してやったり」ってことになるんだろうね。

だからこそ、自称ジャーナリストの皆さんには、今回の古賀君の反乱を外野から批判してほしくないんだね。「個人的な恨みの吐露」なんてしたり顔で批判するなんて、もっての他です。そんなことより、改編期の今、TV局でどんな動きが出ているのかを、現場に携わるひとりとして、ちゃんとリポートしてほしいもんだ。
 
古賀正明氏を孤立させてはいけません。古賀氏には、これからはけっしてホームの端には立たないようにしていただきたい。何が起きるかわかりませんからね。
 
ところで、オニギリ顔の高村君が、国務長官にオベンチャラ言いにアメリカに行ってるってことは昨日のエントリーで書いたんだが、調子こいて「「米軍と自衛隊の協力範囲を地球規模に拡大させる考えを強調」したそうだ。どこぞの家具屋の親娘喧嘩を面白おかしく報道している間に、「地球規模」で自衛隊が米軍と共に戦うことになってるんだぜ。

・高村氏、日米協力を地球規模に 安保法制で講演
 http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015032701002158.html

 
誰も彼もが物分りよくなっちゃって、声を上げないからたかが自民党の副総裁がこんな悪辣なことをアメリカまで行ってのたまっちゃうんだね。

遺族会のドン・古賀君が、安保法制に関して口をつぐむ自民党の議員どもに、「何で黙っているのか。しっかり考えて発言するのが責任だ」って叱咤したそうだが、ここまでレレレのシンゾーと不愉快な仲間たちをのさばらせてしまったのは長老どもにも責任があるんだね。

野中君もいろいろ言ってるようだから、いっそのこと自民党飛び出して、長老共闘会議なんてのを組織したらどうでしょう。ちょいと妄想がすぎたか。
 
でもって、「この期に及んで」、貧相顔の官房長官・菅君が、去年の沖縄知事選は「辺野古移設は争点ではなかった」ってふざけたこと口走ってます。もうここまでくると、ブレーキの外れた暴走列車みたいなもんで、そのスピード感に酔っちゃって、自分が何を言ってるのかも理解してないんだろうね。

ていうか、思ったことを何でも口にしちゃう。それでも、新聞・TVは聞き流してくれるから、さらに輪をかけて付け上がる。この連続なんだね。

話を元に戻せば、だからこそ、昨夜の古賀君のように思いのたけをぶちまける勇気あるメディアの人々を、一般大衆労働者諸君は待ち望んでいるはずなんだね。

「テレビで発言する機会を与えられていることの責任と義務をまったく理解していない」って批判している自称ジャーナリストもいるけど、ならば「君は、これまでテレビで発言する機会を与えられていることの責任と義務を果たしてきただろうか。御用発言しなかっただろうか」・・・「人の振り見て我が振り直」しやがれと悪態ついて、本日はお後がよろしいようで。