バカの国のバカ政府(6)

 

菅義偉官房長官は27日の記者会見で、新型コロナウイルス対策として配布した妊婦用布マスクに不良品が見つかった問題をめぐり、新たに福島市のユースビオも受注していたことを明らかにした。
 
改めて確認した結果、分かったという。政府が既に公表した興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションと合わせ、受注業者は計4社となる。妊婦用布マスクは約50万枚発送されたが、変色や異物混入などが見つかったため、配布を一時停止している。 

 

ユースビオなる詳細不明の会社、ツイッターなどでも大騒ぎになっている。現在のところ、まだ情報錯綜している。未確認情報であることをお断りして、以下の疑惑を指摘する。

 

 

 

本社所在地が明らかなだけで、現在は法人登記証明書も取得できない状態らしい。もちろん事業内容や実績や能力も不明、HPもなく従業員数や資本金額も不明。ストリートビューで本社所在地を見ても、長屋風の建物があるだけで事業活動しているかどうかすら不明。

 

何なのか、この会社。こんな会社が国から何十万何百万枚ものマスクを受注し、数十億の売上を計上するのか。普通、国から仕事を受けるなら、それなりの実績や能力、信頼性を確認されるはずだろ。

 

まだまだ調査究明が必要。まさか、この会社をダミーやトンネルにして、数十億のカネを横領してようとしていたわけか?もう一度、確認する。マスク配布に要する予算は466億円とされていた。調達単価は200円という説明もあった。1億枚で200億円、配送等のコストにそれ以上の266億円もいるのかという疑問は当初から指摘されていた。

 

そこで社民党の福島瑞穂氏が詳細を問い合わせた。

https://www.msn.com/ja-jp/news/coronavirus/%E6%94%BF%E5%BA%9C%E9%85%8D%E5%B8%83%E3%81%AE%E5%B8%83%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%80%81%E5%8F%97%E6%B3%A83%E7%A4%BE%E3%81%8C%E5%88%A4%E6%98%8E-%E8%A8%8890%E5%84%84%E5%86%86%E3%81%A7%E5%A5%91%E7%B4%84/ar-BB12Ykmq

 

厚生労働省は21日、新型コロナウイルスの感染防止策として政府が全世帯向けに配布する布マスクについて、受注企業3社とそれぞれとの契約金額を明らかにした。同省マスク班が社民党の福島瑞穂党首の問い合わせに書面で回答した。政府は当初、製造元などを明らかにしておらず、野党から開示を求める声が上がっていた。

 
回答によると、受注したのは興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社で契約金額はそれぞれ約54・8億円、約28・5億円、約7・6億円の計約90・9億円だった。マスクの枚数など契約の具体的な中身は示されていない。布マスク配布に投じられる予算は約466億円で、福島氏側は3社の契約金額との差額について、さらに問い合わせているという。

 

わかったことは上記3社で90.9億円の受注だったということだけ。その3社が何枚のマスク納入で54.8億、28.5億といった金額になるのかも不明。先週金曜日、官房長官の菅は、配布予算は90億円で収まると言い出した。

https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2020/04/273445.php

東京 24日 ロイター  菅義偉官房長官は24日午前の会見で、布製マスクの家庭への配布予算について、より安く早い調達を目指した結果、マスク調達積算額より少ない90億円に収まる予定だと述べた。残りの金額はマスク配布には使用しないという。


政府の緊急経済対策ではマスク事業費に充てられる予算額466億円だが、菅官房長官は1枚200円程度と説明してきており、全世帯分への配布事業費としては大きすぎるとの批判の声がネットなどで上がっていた。同長官は「現在は予算の半分の233億円について予備費での執行を進めているところだ」と説明した。

 

調達を別にした配布コストが90億円ということか。すでに明らかにされた調達金額が90.9億円。予算は当初予定の半分の233億円に縮小された。この事実も杜撰極まりないが、それでも残りは

 233億 - 90.9億 - 90億 = 52.1億円

 

登記も事業内容も資本金も会社規模も明らかでない会社が50億以上もの発注を受けたのか?まさか、ダミー会社のトンネル会社で、この会社に発注したとみせかけて、その金額を誰かさんが横取りしようとしていた、などということはありませんね?そんなことはない、というなら、きちんとした説明をしていただきたいものです。