今回も中身がスカスカ会見、プロンプターを使わず国民に語り掛けろ

まるこ姫の独り言 2020/3/29

安倍首相、何かあるとプロンプターや原稿を総動員して会見をしてきた。テレビの前の人は、安倍首相が言いたいことを暗記して語ってるかのように思っているかもしれないが、内実はプロンプター頼み。

すべて、官僚の書いた原稿を読み上げるだけだ。
最近私は、このプロンプタ-会見に違和感を持つようになった。多分、安倍首相や周りの人間は、右の人にも左の人にも配慮した語り掛けだと思ってプロンプターを用意したのだろうが、これは講演会用ではなかろうか。

テレビを見ている国民に呼びかけるのなら、プロンプターは必要ない。どこの世界の首脳の会見を見ていても、ほとんどテレビの中の人を視野に入れて目をそらさず話していた。
あっちを見たりこっちを見たりの語り掛けは、会場にいる人がすべての講演会では効果的だろう。

が、国民に語り掛ける会見は、テレビの前の人に向かって、まっすぐ正面を向いて自分の言葉で語り掛けなければ意味がない。しかもすべて官僚の書いた原稿を読み上げるだけでは誰の心に響かないのも当然だ。ようやくプロンプター使用の違和感の正体がわかった。遅いか。。。(笑)


今回三回目となる会見はほとんど中身がなかった。私は、その時間TBSの報道特集を見ていたが、森友学園問題で、改ざんを指示された赤木氏がなぜ自死しなければいけなかったかを深堀していたが、途中で安倍首相会見に切り替わってしまった。


仕方なく見るともなく見ていたが、今まで以上に中身がまったくなかった。今では「瀬戸際」で辛うじて堪えているそうだが、中国全土が休暇を取る「春節」の時期に渡航制限を掛けていたら、少しは状況が変わったのではなかろうか。

そして、「医師が必要と認めたら四の五の言わずウイルス検査が受けられる」体制を敷いていたら。時すでに遅しだが、もう4月になろうとしているのに、政府の対策がまったくもって遅いし、お粗末だし、チンケだし、これで国民の命を救えるのか。

現金給付にも言及していたが、未だ数字も出さないし、「国民全員ではなくターゲットを絞った上」と言っている。

遅い。本当に遅すぎる。そして出し渋る。しかもこの期に及んでも、「補正予算案は今後10日程度で取りまとめ、国会に提出する方針」と言っているが、今まで何をしていたのだろうか。何一つ数字も出さず具体的な中身が全然ないのに会見をする必要があるのだろうか。


志位和夫‏
ニュージーランドも、コロナで外出制限により休業を余儀なくされている労働者に、賃金の8割補償を行い、自営業者を含む43万人がすでに受け取った(人口500万人)!
世界ではこれが当たり前!
外出自粛をいうなら現金を出せ!
それをやってこそ感染防止になる!
この声を広げましょう!
    4:32 - 2020年3月27日


イギリス政府は、フリーランス・自営業者の過去3年間の平均所得の8割を当面3カ月間給付するそうだし、米国も米史上最大となる2兆2000億ドル(約237兆円)規模の巨額な経済対策が可決されたそうだが、それでも景気後退を回避するには力不足だそうで、日本政府は話にならない程、国民に出し渋る。プロンプターを使ってやってる感をアピールする前に、もっと早く労働者の命の補償をしたらどうか。