東電三悪人に無罪の不当判決!!&判決の日の朝、ペテン総理は最高裁長官と面談の怪!!

 くろねこの短語 2019/9/20

ある程度予想していたこととはいえ、ここまで司法が政府の原子力政策を忖度するような判決出すとは・・・。判決の中で、重要なポイントがふたつあって、ひとつは「大津波が予見できたかどうか」なんだが、これについては東電の子会社が「政府の地震調査研究推進本部が公表した地震予測(長期評価)を基に最大15.7メートルの津波が原発に襲来する可能性がある」という試算を提出していたんだね。

 
これを受けて一旦は防潮堤などの整備を検討するんだが、なぜか「先送り」されるという経緯があったわけだ。当時、東電は柏崎刈羽原発が停止中ということもあって経営的に苦しい状況にあった。そこで何百億円もかかると予想される防潮堤の整備に二の足を踏んだ結果、最大15.7mの津波をなかったことにしたに違いないんだね。

 
ああ、それなのに、裁判所は「資産の根拠となった国の『長期評価』に信頼性がなかった」と切り捨てちまった。国の「長期評価」に信頼性がないってんなら、たとえば南海トラフ巨大地震の予測だって無意味なことになっちまう。それこそ、「信頼性がない」という合理的な説明をしてみやがれ、ってなもんです。

 
そして、もうひとつのポイントが、「あらゆる可能性を想定し、必要な措置を義務づければ原発の運転はおよそ不可能になる」っていう、原発に求められる高度な安全性を否定するかのような言い様だ。「絶対的安全性の確保まで前提としていなかった」とまで踏み込んでるんだが、ほとんどペラっペラな判決文ですね。

 
「絶対的安全性の確保」を前提としなくていいなら、どんな些細な事故だって責任とらなくていいってことになちまう。これはもう、完全無罪にもっていくための三百代言以外の何ものでもありません。

 
少なくとも、大津波の可能性は認識していたんだから、そのための措置をとるのは最低限の義務だったはずで、そこをねぐっちゃったんだからこれからどんな事故が起きても企業の幹部が有罪になるなんてないに違いない。

「大津波 予見できず」 東電旧経営陣3人無罪 原発事故で強制起訴

 
ところで、判決の日の朝に、初老の小学生・ペテン総理は大谷最高裁長官と面談してるってね。判決とは関係ないって言うんだろうが、怪しいものだ。

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