外交関係は冷え切るのに…韓国に日本人が大挙している理由

2019/09/10 日刊ゲンダイ

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韓国の民族衣装「韓服」を着てソウルを散策する観光客ら(C)共同通信社

冷え切った日韓関係が続いているが、リピーターを中心に韓国を訪れる日本人が急増している。韓国観光公社によると、今年1月から6月まで韓国を訪れた日本人は前年同月比で20~35%増と高水準だった。安倍首相が対韓輸出規制を発表した7月も同19.2%増と好調を維持。「足元も減っている印象はありません。引き続き堅調に推移するのではないか」(JTB総合研究所の担当者)という。

実際、ソウルには日本人観光客があふれている。なぜ今、日本人が大挙して韓国を訪れているのか――。ひとつは、空前のウォン安(円高)だ。2015年と比べ現在、20%もウォン安が進行している。ソウルで1万円を両替すると、15年では9枚の1万ウォン札だったが、今は11枚も返ってくる。

加えて、ここにきて、日本とソウルを結ぶ航空券が大幅に値下がりしている。地方都市を発着する便では、片道1000円(燃料サーチャージ、税別)の激安券も登場。全体的にも、前年比6~8割安いという。「一部、需要の落ち込みを警戒した“たたき売り”の動きがある」(業界関係者)という。

韓国で取材中の国際ジャーナリストの太刀川正樹氏が言う。

「リピーターを中心に韓国に日本人がいっぱい来ています。リピーターはウォン安や格安航空券の登場を喜んでいますよ。これまで、手が出なかった高級肉を食べたり、高級ホテルに宿泊したりしています。これだけ“お得”だと何回も行けるので、毎月訪韓している人もいます。日本のワイドショーでは、韓国の反日ぶりを報道していますが、韓国を分かっているリピーターには関係ないということです」

韓国叩きに血道を上げている連中は、ビックリしているのではないか。