真実の報道神秘

権力の『おかしな政策』におかしいと報道しない日本で、一人でも『おかしい』と声を上げ、真実を追求して行きます。

2019年04月

国民に隠して4・4兆円の対米投資を約束した安倍首相

2019-04-29
 天木直人のブログ

 

きょう4月29日の各紙が一斉に報じている。安倍首相はトランプ大統領に400億ドル(約4・4兆円)の対米投資を約束したと。

これは日本の自動車企業が米国内に生産拠点をつくる投資だと。こんな約束を安倍首相が首脳会談でしていたとは、首脳会談を報じたどの記事も書かなかった。

その後も、安倍首相がトランプ大統領にこのような約束をしたことを国民に説明した事はなかった。だから、日米首脳会談が終わって3日も経つというのに、テレビも新聞も一切この事を報じることはなかった。

それなのに、なぜきょう4月29日の各紙が一斉に報じたのか。それは、この事実がトランプ大統領の口からバラされたからだ。

すなわち、トランプ大統領は安倍首相が米国を離れてカナダに向かっていた頃、ウィスコンシン州の支援者集会で演説し、そこで日本から金を召し上げたと宣伝したのだ。

その演説の中で明らかにされたのだ。それを各紙が米国発の外電として一斉に報じたのだ。安倍首相は国民に隠し、トランプ大統領にこれで勘弁してくれと懇願していたのだ。

自動車業界の尻を叩いて、自動車の規制圧力を避けるために投資を増やすことを約束させ、それを自分の口からトランプ大統領に伝えて、選挙に負けないように自分を助けてくれと泣きついていたのだ。

二人だけの話だから記録はない。追及されてもそれは自動車企業の判断だと逃げられる。ここまで首脳会談を私物化した首相がかってあっただろうか。

しかもである。きょうの東京新聞がロイター通信を引用してハガティ米駐日大使がこう語ったと伝えている。

「トランプ大統領は安倍首相に対し日本の自動車メーカーが米国でもっと生産を増やすように要請し、トランプ大統領はその方向で更なる動きがあると望んでいる」と。

何のことはない。脅かされたのだ。安倍首相はかつてトランプ大統領との首脳会談で日本の自動車企業が7つの工場を米国につくると約束したと報じられたことがあった。

それでは足らなと言われ、それでは今度はわかりやすく金額を示して大盤振る舞いしたのだ。しかもである。

トランプ大統領は安倍首相のいないウィスコンシンの支持者集会で、対日貿易不均衡を強く批判し、なんとかしなければいけない、今交渉中だ、と語ったと言うのだ。

日本が悪い事をしているから弁償させていると言わんばかりだ。こんな暴言を聞き逃すようでは、安倍首相はそれだけで日本の首相失格で。

これからも安倍首相はトランプ大統領と何度も首脳会談をする。直近は国賓で来る5月だ。その時に、我々は安倍首相にトランプ大統領に抗議しろと要請しなければいけない。

大統領、あなたはもっと勉強しろ。日本は不公正貿易などしていない。
日本車が米国人に人気があるから売れるだけだ。

あなたを助けるために、すでに米国内で生産して米国雇用を増やしているのに、さらに工場を増やすよう日本企業に頼んでのだ。日本企業も協力してくれたのだ。それなのに日本を悪者にして叩くとは何事か。日本企業が怒って投資計画を撤回しても私は知らないぞ、と。

それを国民の目の前で行ってみろ。我々は安倍首相にそう要求しなければいけない。トランプ大統領を甘やかし続ければ調子に理不尽な要求がエスカレートするばかりだ。

日本国民の為にトランプ大統領を一喝しなければ7月の参院選で大負けするぞ。


そう我々国民は安倍首相を脅かさなくてはいけないのである(了)

 

御茶ノ水付属中の刃物置き去り事件直後に警察から聞こえてきた「思想犯」の言葉。改元は「危険な時代」の再来か!?

 くろねこの短語  2019/4/30

「改元で新時代」の翼賛ムードにはさすがにうんざりを通りこして怒りすら覚える今日この頃。なんと、昨日のNHKの7時のニュースでは、画面左上に「平成ありがとう」のテロップが鎮座ましましていたってね。へたすると今日は「令和こんにちは」なんて文字が踊るのか。
 
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そんな翼賛ムードにちょいと水を差したのが秋篠宮家の御曹司の通う中学校の刃物置き去り事件だ。どうやら犯人は逮捕されたようだが、この事件の直後に警察からは「思想犯」なんて声が洩れ聞こえてきてたってね。
 
大辞林をめくれば、「思想犯」とは「①思想上の主義主張の相違による犯罪。②もと治安維持法に触れる犯罪の通称。また、その犯罪者」とある。おそらく、警察は②の意味で使ってますね。確認したわけじゃないけどさ。こんな言葉がまたぞろ飛び出してくる時代、それが「令和」だとしたらとても歓迎ムードにはなれませんよ。

 
そう言えば、つい先日、「工具もってただけで警察に連行され、取り調べ受けた」ということで、工事業者の男性が国賠訴訟を起こしたと報じられた。「おい、こら」時代もかくやの警察の時代錯誤に、「思想犯」と言う言葉をを重ねてしまうのはくろねこだけだろうか。

工事業者の男性「工具もってただけで警察に連行され、取り調べ受けた」国賠提訴

それはともかく、このところ秋篠宮バッシングが週刊誌を賑わしているのは何故なんだろう。刃物置き去り事件は、そんな怪しげな動きと関係があるのかどうか。そんなこと考えると夜も眠れず、昼寝してしまう魔の10連休なのであった。

バカ扱い!安倍夫妻はレッドカーペットの外!
 

2019/04/28 半歩前へ

Mika Takatsuさんが「日米首脳会談、驚愕の屈辱」。トランプ夫妻との記念撮影で、安倍夫妻はレッドカーペットの外。

安倍首相が近づくと、トランプ大統領が”STOP” 🚫🙅🏼‍♂️一緒に撮ったピクチャーなのに、この寒々しい距離感w

アメリカ人は、距離間やコンフォートゾーンを確かに大事にするが、写真を撮る時はフレンドリーだ。幼稚園児の立ち位置、先生に諭されてるんじゃないんだからさ〜安倍カップルはいつでも蚊帳の外。

敢えて言うが、例えばトランプのように差別主義で、教育水準に恵まれたとしても、このようにEQレベルが決して高いとはいえないだろうというアメリカ人に、日本人は、「体が小さくてクレームをつけない、ちょっと奇妙な人種」だと認識されているところがある。

トランプだけではない。心根の悪い、そして、教育レベルや道徳がローワーなアメリカのマジョリティにまで甘くみられている。これが、もし、ヨーロッパや 小うるさい他アジア諸国相手なら絶対にしないだろう。

こんなことをされても何のクレームもできない日本人に対し、ネット動画の世界は、日本人をあざ笑うような多くの外国人が存在するという事実を受け止めた方が良いだろう。

例えばニューヨークは、人種が多様なわけだから、ノンネイティヴだ。
だから、私たち日本人と同じように第二言語〜セカンドランゲージを不慣れに話すのは同じシチュエーション。

けど、他人種は、欧米人を前にしても日本人のようにオロオロ、ペコペコしない。だから舐められない。人を見下して弱い者から搾取する人間は、もっと権力を持つ者にどんなに忖度しても、面白いぐらい見縊られる。

安倍ちゃん、たまにはトラさんにツイートしたら?レッドカーペット持参、しかもホームでもこれだ(*≧∀≦*)

レッドカーペットの外に立つ安倍、記者から、もっと詰めてと言われて。
左脚をレッドカーペットに置くと、トランプが「STOP」と止める屈辱。

 
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トランプに手玉にとられて、「自動車新工場のため米国に400億ドル(約4兆5000億円)」の民間投資を勝手に口約束するろくでなし!!

 くろねこの短語  2019/4/29

初老の小学生・ペテン総理の「抱きつき外交」(朝日新聞)の代償は実に大きかったようで、「農産物関税撤廃」のプレッシャーにダウン寸前の中、なんと「自動車新工場のため米国に400億ドル(約4兆5000億円)の投資」を約束していたってね。
 
これはトランプが選挙集会でペテン総理との会談の成果として嬉々として報告したものなんだが、でも投資するのは民間企業じゃないのか。なんで民間企業の投資を勝手にペテン総理が決めてくるんだろうねえ。鮨友のメディアも、ここはしっかり突っ込むところだろう。記者会見が見物ですね。

 
しかしまあ、どんなにおべっか使っても、レッドカーペットに乗るなと一喝されちゃうんだから惨めなものだ。というわけで、そんな日米関係を象徴するスナップがこちら。まさに、ペテン総理の存在そのものが「国難」ですね。

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「アベを倒したい!」金平茂樹vs室井佑月対談

産経新聞がすべて無料でネットにニュースを流し、朝日。毎日、日経、読売などとの差別化が、実は、若者世代のメディアリテラシーに重大な瑕疵があることが判ったことは重要だ。

≪ 室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」第13回ゲスト 金平茂紀(後編)


『報道特集』金平茂紀と室井佑月が激論! なぜメディアは沖縄を無視し、韓国ヘイトに覆われてしまったのか 『報道特集』(TBS)キャスターの金平茂紀氏をゲストに迎えた室井佑月の連載対談。前編では、安倍政権下で萎縮するジャーナリズムや御用メディア化、テレビの現場で何が起きているかを語ってもらったが、後編ではさらに、無視される沖縄基地問題と嫌韓報道の増殖、リベラルの退潮と排外主義の蔓延がなぜ起きたのか、にも踏み込む。ヒートアップするふたりの対論をぜひ最後まで読んでほしい。 (編集部)

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室井 メディアの御用化について話してきたんだけど、私が怖いのは、直接的な圧力とか忖度で黙らされてるうちに、みんなの価値観じたいが変わりつつあるということなんです。昔は社内的にマイノリティでも、カッコいいジジイがいて、頑張っていた。本多勝一とか筑紫哲也とか、リベラル左寄りのカッコいいジャーナリスト、メディア関係者が多かったと思うけど、いまは逆。ヘイト発言をするネトウヨみたいな人や、「高齢者の終末医療費を打ち切れ」なんて新自由主義的な主張する古市憲寿みたいな人、体制寄りの人がもてはやされて支持される。百田尚樹や高須クリニッックの高須克弥院長にも熱狂的ファンが付いている。いま、なんでこっち側が「カッコいい」と思ってもらえないんだろう。カッコよければ流れも変わると思うのに。

金平 “カッコいい”。それは大事なキーワードで、今後考えなければならないテーマだね。たとえば沖縄のキャンプシュワブの前で座り込んでいる人たちのスタイルは、確かにカッコよくはない。沖縄平和運動センター議長の山城博治さんとかが「すっわりっこめ〜♪ここへ〜♪」と歌うように促して。これって1950年代の三井三池闘争のときの労働運動歌なんです。それじゃあ若い人はついてこない。安保法制のときのSEALDsの成功を見て、ラップなど新しい試みが必要だね。ところが、いまの若者のなかには、「人と違ったりすることが嫌」という意識も大きい。自分の意見を自分だけで言うのがストレスだと。でも、戦前には自分の主張を貫いた若者もいた。先日『金子文子と朴烈』という韓国映画を観たんです。金子文子は大正天皇の暗殺を計画していたとされ、大逆罪で逮捕有罪(死刑判決、のちに無期に減刑)になった人物だけど、公判で「天皇陛下だって人間だろう。クソも小便もするだろう」と言い放ったらしい。それを演じる韓国人女優のチェ・ヒソもめちゃくちゃ魅力的で、セリフも自分たちで公判記録に基づいてつくって。“天皇陛下だって人間”のセリフも再現している。

室井 カッコいい人はいるんだもの。でも、それが広がらないしムーブメントにならない。若い人たちにもなかなか受け入れられない。そもそも弱者でもある若い人が、自分たちの首を絞めてる安倍政権を応援しているんだから。そういう人に議論を挑んだりもするけど、「自民党以外にどこがあるの?」「安倍首相以外、適任者いないですよ」なんて言われるだけ。

金平 僕も絶望的な気持ちになることもありますよ。僕からすると「格好いいな」と思う若い人はいるんです。でも、同世代にとってそういう若者は「怖くてついていけない」存在らしいしね。ラディカルだったり、自分で考え主張することを嫌う。お利口で聞き分けがいい。しかも30代、40代のメディア企業でいうと編集長とかデスク、キャップクラスがものすごい勢いで保守化している。韓国の金浦空港で厚生労働省の幹部が酔ってヘイト発言して逮捕されたけど、メディア関係者だって「いまの韓国政権なんか大嫌いだからあんなの叩きゃいいんだよ」って平気で口にする人もいるんだから。

■ポータルサイトに氾濫する産経の記事、無視される沖縄の米軍基地問題

室井 そうした保守化というより国粋主義・排外主義化ってどうしてなの? わたしには本当に理解できない。

金平 はっきり言うとお勉強していないんです。たとえばここ数年、ベネズエラでは深刻な経済危機で略奪が頻発し、強権的な政権の下、危機的状況が続いている。でも、ベネズエラのことを語るとき、南米の国々が、これまでアメリカにどんなことをされてきたかを知らないと、まともな報道はできないはずです。しかしそうした歴史に興味を示さないし、勉強しない。

室井 勉強じゃなくても、映画とか小説からとかでもいいのにね。わたしはそうして勉強した。

金平 みんなスマホしか見てないからね(笑)。これってすごい大事なことで、つまり、知識を得るときに、最初の入り口がスマホだと、ここで目にするのはポータルサイト。そしてそこにはライツフリーの産経の記事が氾濫している。僕のようにアナログ世代は、新聞を読み比べることでリテラシーを取得してきたけど、それがない。しかもネットニュースの字数は少ないから、ロジカルに物事を考える機会も少なくなる。しかもコミュニケーションの基本が変わってきているから、考え方も大きく変わる。僕らの仕事も、スマホとPCがないとなりたたなくなっている。

室井 価値観も大きく違っちゃってるしね。でも、ある意味、楽。若い編集者は飲み会もしないし誘ってもこない。原稿をメールで送って終わりだから(笑)。

金平 でも、そうした変化には弊害も感じますよ。ポリティカル・コレクトネス(PC)ってあるじゃない。PCがあらゆるところに行き渡った社会ってどういう社会になるかって話をある哲学者が書いていたけど。ベトナム戦争の時代にアメリカ軍が空爆してナパーム弾で村が焼かれて、裸の女の子が逃げてくるピューリッツァー賞を取った写真があった。戦争の悲惨さを伝える写真の一枚でベトナム戦争終結にも寄与したはずだけど、いまあれはダメなんだって。女の子が真っ裸で局部も写っているから、PC的に言うとNG、ダメだと。その話を聞いてびっくりして。それがまかり通ってる。

室井 すごい時代になった。文脈とか一切無視なんだね。効率主義がここまできたのか。

金平 だから右の政治家たちが「文学部とか廃止しよう」なんて言い出す。そしてポスト・ヒューマニティ、つまりAI・人新世・加速主義といった社会の諸問題が絡み合うという新潮流のことだけで。でも、効率主義で言うと、これは実は沖縄問題にも通じると思っています。沖縄の基地や経済について東京のメディアは「面倒臭い、関わりたくない、数字取れない」と。沖縄のことは自分たちに関係ないというスタンスがまかり通る。彼らにとって沖縄のことは実感がない=バーチャルなんでしょうね。それがいまの沖縄と本土、そして政府との関係を二重写しにしている。だから沖縄タイムスや琉球新聞が報道しようが、東京のメディア関係者には関心さえない。これはひどいよね。

室井 基地だって、アメリカのまともな学者や軍人は「いらない」って言ってるんでしょ。しかも沖縄では1995年に小学生の少女がアメリカ兵3人に暴行されたというひどい事件があったじゃないですか。それで沖縄だけじゃなく日本全体が反基地・反米感情で盛り上がって。でも、いまは沖縄問題を取り上げない。テレビ関係者は「視聴率が取れない」って言うけど、それは言い訳で嘘だと思う。東京オリンピックだってこれからますます盛り上げる気満々でしょ? テレビで取り上げた商品も爆発的に売れるでしょ? そう考えると、能力はあるくせに、基地問題をやろうとしない。安倍政権になって沖縄と政府の関係が悪くなって。だから忖度している部分もあるんじゃないかと勘ぐってます。

■局内にアンチ筑紫哲也の人たちがたくさんいることに気づかなかった

金平 残念ながら、いま僕が担当している番組だって、「沖縄の基地問題をやろう」って言ってもあまり反応はないと思います。生活密着型と称して、身近な、小さなストーリーを取り上げるのは一定の意味はあるでしょう。けれども一方で、社会的なこと、政治的なこと、世界のホットスポットで起きている論争や対立を取り上げることは、どこかで面倒臭いという意識が強いのではないかと思う。

室井 でも、韓国軍のレーダー照射問題とかは喜んで延々と放送して。みんな拳をあげて「けしからん。韓国許せない」って。政治評論家もコメンテーターも煽ったほうが儲かるからか、煽る煽る。しかもネトウヨ評論家になったほうが、講演の仕事も来るし。わたしは安倍政権前は講演がたくさんあったのに、いまはほとんどこない! 原発事故もそう。放射能はきちんと測るべきと言ったらバッシングされ、メディア関係者も「そういうことを言うのはいじめだ。福島の物を食べて応援しよう」って。食べてもいいけど、まず測れって言っただけなのに。本当に変な世界にいると思っちゃった。

金平 すぐに風評被害を持ち出すのがメディア。子どもの甲状腺がんにしても、すごい数になったら「検査をしちゃいけない」って。室井さんの言うように本当に変な世界に迷い込んだようだ。昨年、文科省の放射線副読本が改定され、そこから「汚染」という文字が全部消えた。その代わりに強調されるようになったのが、「復興」と「いじめ」という言葉なんですから。

室井 でも、こうして金平さんと話していると、考え方は似てるけど、ひとつ違うのは年代です。金平さんの時代は筑紫さんとかカッコいいジャーナリストがいたけど、わたしたちの世代にはいない。上の世代から引き継げなかった。

金平 僕らの時代にしても、先行世代の背中は見てた。日本赤軍とか連続企業爆破とか、三島由紀夫とか。それらの現象は、内実が解明されないまま、いまだに突出している、宙づりになっている、と僕は思ってるんです。そして、幸いなことに筑紫哲也というオヤジがいた。一緒に何でも話し合い、好き放題できた。迂闊だったのは、それを快く思っていなかった人が局内にいっぱいいたってこと。気づかなかった(笑)。だから筑紫さんが死んだ瞬間に、「なんだこのやろう」と反発を受けた。本当に迂闊だった。いまのテレビがなぜダメになったかというと、こうした継承がうまくいかなかったというのはあると思う。

室井 それで逆に左翼オヤジでもヒドいのが広河隆一。あれは本当に許せない!

金平 実際、ひどいことをされた被害者がいっぱいいたわけで、僕も申し訳ないけど、知らなくて。昔、「DAYS JAPAN」のDAYS国際フォトジャーナリズム大賞の審査委員を3、4年やったけど、結構勉強になったんです。3日間くらい写真ばかり見るんだけど、報道写真は目に焼きついているものが多い。広河さんが編集部でそんな権勢をふるって、そんなことをやっていたなんて思いもよらなかった。

室井 御用ジャーナリスト山口敬之の事件と重なっちゃう部分もあるしね。自分の立場を利用したっていう。でも、山口事件のような、体制寄りの人が、性暴力ふるってもあちらの陣営は権力を使ってもみ消すけど、広河さんみたいな人がやると致命的になる。わたしが正直に思うのは、右のオヤジと左のオヤジがいて、両方女性差別主義者なんだけど、右のオヤジは「女は自分より下で弱いものだ」と思っているから庇ってくれることもある。でも左のオヤジはそれさえなくて、ただ差別してくる(笑)。「どうせバカなんだから」って。女性差別オヤジで言うと、右も左もひどい。ちなみに左のオヤジは食事しても割り勘にしようとする。でも右のオヤジは「俺が払うよ」って金は払う。

金平 わかりやすすぎる。ただそれでその人の、写真家としての業績も同じように終わっちゃう、全否定されるというのは……難しい問題も残りますね。

室井 ピエール瀧が逮捕されたときに作品をお蔵入りにしたのとも似ている話で、ピエールには被害者がいないけど、広河問題は被害者がいる。単なる愛人問題とかじゃなく、性暴力の問題だから。

■エコー・チェンバー・エフェクトをどう乗り越えるか

室井 それにしても金平さんと話していると、メディア状況は最悪だし、その背後の安倍政権を言葉や言論によって倒せそうにないし、どうしたらいいんですか!

金平 並大抵じゃないんですよ。今回の対談もそうだけど、結局、室井さんと僕の考え、ベースは同じでしょ。それは市民運動をやってる人たちや、“良心的”ジャーナリストなどもそう。“内輪”だけで話をしても、「そうだよね」「そうだよね」となる。それは密室のエコー・チェンバー・エフェクト、こだまになっちゃう。これではやはり、政権は倒れないし、カッコ悪いと思っていて。そこから一歩進んで、安倍政権を支持している人々とも対話する。マイケル・ムーア監督の映画『華氏119』なんかいい例だと思うけど、ムーアはドナルド・トランプの熱狂的支持者と話をすることで、トランプ大統領を誕生させたアメリカ社会に切り込んだ。そして全員が「トランプ! アメリカファースト!」と叫んでいるなかで、講演をする。すごかったのが「お前たちの言っていることはわかるし、だけどお前たちも俺もアメリカ人で、こういう方向を目指してたじゃないか」って言うと、みんなトランプ支持者だった奴らが泣き出して。最後は「マイケル・ムーアが選挙出ろ!」みたいなことになる。日本でもこれは可能なんじゃないか。もちろんネトウヨや在特会なんかはしんどいかもしれないけど、安倍政権を支持している普通の人とは会話ができると思っている。「他に誰がいるの?」くらいに思っている人たちって、結構いっぱいいるはずだからね。

室井 確かに、一方的なテレビの報道で、ここ数年で考える正義の方向性がちょっと歪んでしまった人、いびつになっちゃった人って多いかもね。でも、そういう人たちに対して、上から目線で距離を置いたり、自分が無関係なスタンスを大人だと考えている人はずるいよね。

金平 安倍首相の自民党総裁4選も大っぴらに語られているし、元号が変わって大騒ぎしてるけど、このままでは何も変わらない。変わったのはむしろ若い人たちの考え方、思考様式だと思う。望月衣塑子記者の件でも思ったけど、たとえばスマホの普及で、スマホ的価値、つまり記者会見で「なに面倒臭いこと言ってるんだよ」「もっと簡略にお願いします」「質問は10秒以内」などと邪魔する人間は、すでにそうした価値観に毒されている。ロジカルに長々と質問することだって記者にとっては大切なはずだし、面倒臭いことは大切なんことだと思う。面倒臭い奴は必要だとさえ思う。

室井 わたし、生まれたときからずっと面倒臭い人間だから。あっ、金平さんも同じだね。

*金平茂紀 1953年生まれ。1977年にTBS入社後、モスクワ支局長、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長などを歴任。2016 年執行役員退任後も現在まで『報道特集』のキャスターをつとめる。
* 室井佑月 作家、1970年生まれ。レースクイーン、銀座クラブホステスなどを経て1997年作家デビューし、その後テレビコメンテーターとしても活躍。現在『ひるおび!』『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)、『大竹まこと ゴールデンラジオ』(文化放送 金曜日)などに出演中。
 ≫(リテラ)

「農産物関税撤廃」にあたふたするトランプのポチ。GWに税金使っての海外旅行が、とんだやぶ蛇に!&「新天皇即位はスーパーボールの100倍大事」(安倍晋三)。外交の場で「皇室の政治利用」とは不謹慎極まりない!!

 くろねこの短語  2019/4/28

特に喫緊の懸案事項があるわけでもないのにアメリカまで物見遊山に出かけたあげくに、「農産物関税撤廃」の予期せぬストレートでダウン寸前。これが初老の小学生・ペテン総理の地球儀俯瞰外交の成れの果てなんだね。GWに税金使っての海外旅行が、とんだやぶ蛇だったというわけだ。

トランプ氏に振り回された安倍首相 会談でまさかの発言

トランプにすれば大統領選を前に、農業が盛んな中西部の票を取り込みたいもんだから、ペテン総理の訪米ってのは格好のタイミングだったんだね。トランプにとってペテン総理は兵器を爆買いしてくれる忠犬。

当然、「農産物関税撤廃」も「仰せの通りに」とアッサリ受け入れるに違いないと踏んでいるのは間違いない。って確認したわけじゃないけど。
 
でも、参議院選を前にトランプの言いなりになったら、自民党の大票田である農業関係の票がどうなるかわからない。ペテン総理はどうやらクリンチで持ちこたえているようだけど、「関税撤廃」の代わりに「為替条項」のボディブローが飛んでくるかもしれない。

いずれにしても、朝貢外交には変わりがないわけだから、連休明けにはとてつもないツケが回ってくるかもしれない。桑原桑原なのだ。
 
最後に、天皇の代替わりのタイミングでトランプに国賓として来日してもらうために、「新天皇即位はスーパーボールの100倍大事」ってペテン総理がお追従したってね。

天皇即位とスーパーボールを比べること自体が不謹慎極まりないんだが、これほどの「皇室の政治利用」をあたかも気の利いた社交辞令のように報道する新聞・TVってのもほとんど病気ですね。

「為替条項」協議開始・・・日米FTAも本決まりか!?&政策がひとつも見えてこない国民民主と自由の合併!!

 くろねこの短語  2019/4/27

アメリカとの貿易交渉がアメリカ主導で着々と進んでいるようで、ひょっとこ麻生と財務長官のムニューシンとの間で「為替条項」について協議を始めることで合意したってね。

貿易交渉が始まる前から「為替条項」についてはアメリカから圧力がかかっていたんだから、こうなることは予想できたことなんだね。

ある意味、既定路線なんじゃないのかねえ。アベノミクス3本の矢のひとつでもある円安誘導にアメリカから「NON」を突きつけられたわけだから、どう落とし前つけるつもりなんだろう。

 
消費税増税にもトランプはあまりいい顔していないようだし、貿易交渉の中で「消費税増税延期」が議題に上っているんじゃないのか・・・なんてこともあながち妄想とは言い切れないかもしれない。

ひょっとしたら魔の10連休明けにも「消費税増税延期」をぶち上げて、衆参ダブル選挙なんてことにもなるかも。
 
ところで、タマキンの国民民主とオザワンの自由党が合併したそうだ。ここに立憲も加わって野党再編なんて声もあるようだけど、そんなことしたら民進党の分裂騒動は何だったんだってことになるんじゃないか。

そんなことより、反原発、消費税5%で政策一致して、共産党も含めた野党共闘を進めていくのが先だと思うけどねえ。

 
いろいろ胡散臭いところもある「NHKから国民を守る党」が統一地方選で躍進したのは何故か? そこをしっかりと分析して、一般大衆労働者諸君の政治に対する意識を検証することこそが、いま野党に求められていることなんじゃなかろうか・・・なんてわかったようなことを言ってみた魔の10連休初日の朝であった。

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